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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
110/297

第109首 現実の儚さ

むばたまの やみのうつつは さだかなる ゆめにいくらも まさらざりけり


 闇の中、あの人と会った。

 そうして夜を過ごして、朝を迎えたわたし。

 昨夜のことは本当にあったことなのかな。

 いつか見た夢よりちっとも勝ってないみたい。


【ちょこっと古語解説】

○むば玉の……暗黒に関する語を導くための言葉。この語自体は訳さない。この語があると次に、暗黒に関係がある語――黒、髪、夜など――が出てくることが分かる。

○うつつ……現実のこと。

○さだかなる……元の形は「さだかなり」で、「はっきりしている」の意。

○ざり……元の形は、「ず」で、打消を表す助動詞。「~ない」の意。

○けり……「~だなあ」と、詠嘆を表す助動詞。

むば玉の闇のうつつはさだかなる夢にいくらもまさらざりけり(古今和歌集)

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