表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
108/297

第107首 忍ぶこころ

つれなさを いかにしのびて すぐしけん くれまつほども たえぬこころに

 あの人の薄情さは本当にやりきれない。

 いったいこれまでどう忍んで過ごして来たのだろう。

 弱いわたしの心は、日暮れを待つ間でさえ耐えられそうにないのに。


【ちょこっと古語解説】

○つれなさ……一方に他方がうまく連動してくれない様子を表す。ここでは、こちらが相手を思っているのに、相手がこちらを思ってくれないことを表現している。

○いかに……どうやって、の意。

○忍び……元の形は「忍ぶ」で、「耐え忍ぶ」意。

○すぐし……元の形は「すぐす」で、「過ごす、年月を送る」の意。

○け()……過去の推量を表す助動詞で、「~だっただろう」くらいの訳。

○暮まつ……恋人の訪れを待つということ。

つれなさをいかに忍びてすぐしけむ暮まつほどもたへぬ心に(続拾遺和歌集)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ