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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
107/297

第106首 恋心の行方

こいしなん ゆくえをだにも おもいいでよ ゆうべのくもは それとなくとも

 君を思って、その思いが過ぎて、僕はまもなく死ぬだろう。

 そのときには、せめて思い出してほしい、この恋心の行く先を。

 僕の思いは、まっすぐに君の元へと飛ぶだろう。

 夕空にそれらしい雲なんか見えないかもしれない。

 それでもなお、僕の思いは君のそばにある。


【ちょこっと古語解説】

()……推量を表す助動詞で、「~だろう」の意。

○ゆく()……行き先、のこと。

○だに……「せめて~だけでも」と最小限の限度を表す。

○夕べ……夕暮れどき、のこと。

恋ひ死なむゆくへをだにも思ひ出でよ夕べの雲はそれとなくとも(続拾遺和歌集)

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