表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
105/297

第104首 涙の責任は

おもいかね なおよにもらば いかがせん さのみなみだの とがになしても

 あなたへの思いがあふれて、それは時に涙となってあらわれる。

 それを見とがめられて、この恋心が世の中にもれてしまったらどうしよう。

 世にもれたのは、わたしがもらした涙のせい。

 でも、わたしが泣いたことのせいばかりにしていてもしようがない。

 どうしてわたしが泣いているのか、その理由こそ問題なのだから。


【ちょこっと古語解説】

()かね……「かね」の元の形は「かぬ」で、「~することに耐えられない」の意。全体で、「思うことに耐えられない」くらいの訳となり、ここでは、「あなたをただ思い続けることが苦しくて耐えられない」という意味か。

()……そのまま、の意。

もらば……「もら」の元の形は、「もる」で、「(秘密などが)他に知られる、ばれる」の意。「ば」は、仮定を表す助詞で、「~したら」の意。全体で、「他に知られたら」くらいの訳。

とが……過失、の意。

思ひかねなほ世にもらばいかがせむさのみ涙のとがになしても(続拾遺和歌集)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ