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ワカコイ ~恋の和歌~  作者: coach
色色の歌
1/296

第1首 恋の始まり

ほととぎす なくやさつきの あやめぐさ あやめもしらぬ こいもするかな

(詠み人知らず)

 ほととぎすが鳴いている。

 その声には、人恋しくさせるような切ない響きがある。

 時はさつき。

 降り込める雨の向こうに、きみを想う。

 きみは今何をしているの。

 刀のかたちをしたあやめ草で邪気を払うことはできても、この想いを払うことはできない。

 もう何も分からないよ。

 ぼくはきみに恋をしているのかな。


【ちょこっと古語解説】

五月(さつき)……今の六月くらい。ちなみに、五月(さつき)晴れとは、梅雨時のたまの晴れ間のことを指す。今の五月、梅雨前の真っ青に晴れ渡った状態を指すわけではない。

○あやめ……物事の道理、筋道。簡単に言うと、みんなが納得できること。そこから、「あやめもしらぬ」とは、「みんなが納得できることも分からない。もう何にも分からないよ!」くらいの意。

時鳥鳴くや五月のあやめ草あやめも知らぬ恋もするかな

(古今和歌集/恋1-469)

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