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対戦よろしくお願いします

作者: 藤岡ブライ
掲載日:2025/11/20

こんなカードゲームは嫌だ。


山札(デッキ)は40枚。最初にメインとなる(ユニット)(フィールド)にセットする。

山札(デッキ)をシャッフルし、相手に数回カットしてもらう。

山札(デッキ)の上から5枚を引いて、それを手札にする。

マリガンは1回だけ。今回は良い手札だ。


「よろしくお願いします。」

「お願いします。」

俺たち対戦者(バトラー)紳士(ジェントルメン)…礼に始まり礼に終わる生き物だ。

「「バトルスタート!」」

戦いの合図と共にメインユニットを公開して縦向(アクティブ)にする。

「《バトルヒーロー レッド》!!」

「《アイアンメイデン エイダ》です。」

相手のデッキは『メイデン』か…俺の『ヒーロー』と双璧を成す環境トップのデッキだな…!


「ドローフェイズ。1枚ドローする代わりに"レッド"の効果(スキル)を発動。自身を横向(スタン)させて山札(デッキ)からランク1の《バトルヒーロー》1体を登場(スレイ)させる!」

「どうぞ。」

「《バトルヒーロー ブルー》を登場(スレイ)!!登場(スレイ)時の効果(スキル)で手札を1枚捨てて1枚ドロー!」

「"エイダ"の効果(スキル)を発動します。便乗で1枚ドロー。」

「メインフェイズ。《バトルヒーロー イエロー》を登場(スレイ)!」

「手札の《アイアンメイデン ジェシカ》の効果(スキル)を発動します。登場(スレイ)した(ユニット)横向(スタン)させて自身を登場(スレイ)します。」


しまった…通常の登場(スレイ)に反応する"ジェシカ"が手札にあったか…!

『アイアンメイデン』は妨害を得意とするデッキで、構築のセンスが問われる玄人向きのテーマだ!

「手札の《バトルヒーロー ピンク》の効果(スキル)(フィールド)の《バトルヒーロー》1体を横向(スタン)させて自身を登場(スレイ)させる。"ブルー"を横向(スタン)させて登場(スレイ)!」

「どうぞ。」

「"ピンク"の効果(スキル)(フィールド)に"レッド"が居るなら(フィールド)の"レッド"以外の(ユニット)1体を山札(デッキ)に戻して手札の《バトルヒーロー》1体を登場(スレイ)できる。」

「どうぞ。」

「"イエロー"を山札(デッキ)に戻して《バトルヒーロー ブラック》を登場(スレイ)!」

「どうぞ。」

「"ブラック"の効果(スキル)(フィールド)に"レッド"と"ピンク"が居るなら"レッド"を退却(ドロップ)させて"ピンク"を自身の隣のゾーンに移動させる。」

「はい。」

「"ブラック"と"ピンク"が隣同士なので"ピンク"の兄である"ブルー"は2人の関係を詮索するが、妹の"ピンク"にウザがられてしまい"ブルー"は退却(ドロップ)する。ドロップゾーンで再会した"レッド"と"ブルー"は飲みに行く。」

「はい。」

「"ブラック"の彼女である"パープル"が"レッド"たちの話を聞いてしまい、ドロップゾーンから復活(リバイブ)!"パープル"と"ピンク"は言い争いになる。2人が喧嘩している隙に"ブラック"は"ジェシカ"をナンパしてコントロールを得る。」

「…はい。」

「その"ブラック"の態度に怒りを覚えた"パープル"は"ブラック"にキツい一撃を与えて横向(スタン)させ、"ピンク"と共に退却(ドロップ)する。」

「手札の《アイアンメイデン ドロシー》の効果(スキル)。自分の(フィールド)の《アイアンメイデン》が移動した時、自身を登場(スレイ)させる。」


「それなら…!横向(スタン)している"ブラック"を見付けた"ホワイト"が手札から登場(スレイ)!"ブラック"を介抱して縦向(スタンド)させる!普段は軽薄な態度を取る"ブラック"だが幼馴染みの"ホワイト"の前では強く出る事ができず、調子が狂う。」

「はい。」

「他のグループに迷惑を掛けたと知ったOBの"グリーン"が山札(デッキ)から登場(スレイ)!"ブラック"を謝罪(スタン)させて"ジェシカ"のコントロールを戻す。」

「はい。」

「尊敬する"グリーン"の噂を聞き付けた"レッド"と"ブルー"が戻ってくる。しかしそこには"ホワイト"が居た。数日前、"レッド"は"ホワイト"に告白されていた!」

「…」

「"ブルー"は"ピンク"の事が心配になって"ブラック"を連れて繁華街(ドロップゾーン)へ探しにいく。(フィールド)の空気を察しての行動だった。"ピンク"と"パープル"がナンパされていたのを助けるが、"パープル"は"ピンク"と"ブラック"が仲良さげに話しているのに耐えられず山札(デッキ)に戻ってしまい"ブラック"はそれを追い掛ける。"ピンク"の目には涙が浮かんでいた。」

「やめろぉぉぉっ!」

「な、何だよ急に…」

「フレーバーがトレンディすぎるんだよ!何だよコレ!」

「自作のカードゲーム。」

「こんなの売れる訳ないだろッ!」


・自分…大学2年生。所属するボドゲ研究会で自作のカードゲームを売り出そうと画策していた。

・相手…同じサークルのメンバー。


バトルヒーロー

・レッド…21歳。優しくて面倒見のいいリーダー的存在。

・ブルー…22歳。冷静沈着で頼りになる存在。妹であるピンクの事になると冷静さを失う。

・ピンク…20歳。天真爛漫で純粋無垢なヒロイン的存在。兄であるブルーにだけは少し辛辣で、ブラックの事が好き。

・ブラック…20歳。好きなものは酒と女とギャンブル。独善的な振る舞いもイケメンだから許されている。幼馴染みのホワイトには頭が上がらない。

・ホワイト…20歳。誰にでも優しい聖母のような存在。ブラックの幼馴染みで、レッドに想いを寄せている。

・パープル…21歳。その美貌でミスコンのグランプリを取った美女。ブラックにストーカーを撃退されて以来、恋人を自称している。

・グリーン…25歳。在学中に書いた論文がその分野で認められるほど優秀なグループの前リーダー。慈善活動にも積極的に参加していてメンバーからも尊敬されている。

・イエロー…26歳。グループの最年長。自称チームの頭脳。クールだと思っているのかボソボソと小声で喋る。ネットに詳しく、メンバーが誹謗中傷されている事を詳細に知っている。


アイアンメイデン

・エイダ…推定10代。幼い顔付きに似合わないギロチンが背景に描かれている。

・ジェシカ…推定10代。ギャルっぽい見た目に大鎌を身に付けている。

・ドロシー…推定20代。お色気ムンムンって感じのイラスト。このままではキッズが目覚めてしまうのでデザインを変更しなければならない。




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