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生贄

作者: 雲

れーてー。


私は人を殺そうとした。



生贄まで後10日


この村で生贄に選ばれる。

そうすることで病気や怪我で死ぬ人殺しにもいなくなるのだ。

勿論自殺したいと思う人がいなくなる世の中になる。

そしてその生贄には二人選べれどっちが生贄になるか決められる。

決め方は市民の投票だ。

それに私は選べれた。

どうやら神は人類を助けるが私は助けないらしい。

蹴落とそう。

この世にただしいことえなんてなくて自由というではないか。

つまり全員が幸せになることなんて無理なんだ。

いつもやってることだ上に近づくために死体を積み上げ登っることなど。

ああ、神。そして皆様私には家族がいるのです。

7歳になる子どもがいます。

とてもかわいくて優しい子どもが。

その成長私この目で見たい。

そして妻がいます。

とても美人で私には勿体無くてどうして私のことを大切にしてくれるのかわかりません。

でも私は愛してます。

もっと受けた優しさを愛を返したいのです。

どうか私を殺さないでください。

私は泣きながらそう言った。

妻と子供の泣き声を聞きながら。


生贄まで後5日


私は少数だった。

相手が高校生で年齢が低いのもあってだろう。

周りは私を殺す感じになっていた。

このままでは私は死んでしまう。

そうだ殺して多数になればいいんだ。

そこで私は生贄について話しあってる会場に火をつけた。

全員が死ぬように。

自分を殺すのを反対派もいたがそれより賛成派が多くその会議にいない人を含めたら私を殺すのを反対が多くなる。

そして私は大勢を殺そうとした。

それを高校生に見られ止められその騒ぎを聞きつけ人が周りに集まった。

そこで高校生は言った私が生贄になると。

ああ、ありがとう私はそう言い泣いてしまった。

情け無い。



生贄まで後0日


怖くはないのか。

そう聞かれて私は怖くないと言った。

でも怖いに決まってんじゃん。

死にたくないよ。

生きたいよ。

私にはやりたいことも大切な人もいる。

恋人もいる。

はじめて人を好きになって恋ってこんな感じなんだって思ったよ。

頑張ってる姿が過去っ良くて。

失敗しても辛くても、諦めず何度でも立ち上がってそれを見ると応援したくなって。

私も全力で頑張りたくなって。

それだけじゃない一緒に帰って寄り道したり、休み時間話したり本当に楽しんだ。

それはそうだよ。好きな人といるんだ。

たまに嫉妬して胸が苦しくなることもあるけどね。

それだけじゃない親友がいて家族がいて本当にしあわせ。

まだあるよ。

終わらないよ。この世のいいものを言い出すの。

たくさん美味しいものがあるし、ドキドキしたりワクワクしたりできる本やアニメなどがたくさんあって綺麗な場所とかもあって夢もあってあげたらきりがない。

この世界のいいところ。

まだ私の知らないものがあるだろうし。

生きれるってこんなに素晴らしいだね。

ほんとしにたくない。


変わらないものはない。

よく使われる言葉だけどいまならわかる。

絆は永遠だよねと言っていたけどはっきりその意味がわかる。

だって学校で楽しそうに夢を語っていたあの子はもういないのだから。

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