初哨戒
主人公はSaa31ーKー41君です。
現在時刻は17時15分「こちらSaa31ーKー41。離陸許可を。」
「こちら管制塔。Saaー31-K-41に離陸許可。」
こうして彼の人生での初哨戒は始まった。
「こちらSaa31ーKー28。2時方向、約3キロメートルに敵2体を確認。至急援護求む」
「こちらSaa31ーKー41。急行する」
彼がたどり着いた時、すでに戦闘は始まっていた。
今のところレーザーを撃っているようだが、そのことごとくが避けられている。
「Saa31ーKー41、フォックス1」(完全に回避されたが、相手は穴に落ちた)
発射と同時にレーザーを撃ち、(眉間?と思しき所に命中し、殺害)
「敵1体の撃破を確認」
「Saa31ーKー28、フォックス1」(回避されたのち破片が命中し、硬直)
「Saa31ーKー41、フォックス1」(命中し、殺害)
「敵1体の撃破を確認」
「こちらSaa31ーKー41、敵12体を10時方向に確認。敵は集団12体、回復もちの魔物7体、他は通常種とみられる。至急援護求む」
「こちら管制塔、只今を持って集中運用を発令する。付近の機体は至急急行せよ」
「Saa31ーKー41、フォックス1」(通常種を1体瀕死に追い込んだが、回復された)
「Saa31ーKー16、フォックス1」(味方を回復中の回復持ちに命中し、殺害)
「Saa31ーKー42、フォックス1」(通常種5体を見事殺害、回復持ち2体を瀕死)
「Saa-K-41、レーザーはたいして意味がない。無駄撃ちするな。」(回復が追い付かず、瀕死だった回復持ち2体が死亡)
その言葉を無視して、彼はレーザーを撃ち続け、結果的に
(回復持ち1体の心臓?とおぼしきところを貫き、3体が硬直)
(硬直した3体が味方のレーザーで射殺される)
(逃げ出した回復持ちが味方の一斉射撃で射殺される)
「集中運用を解除」
まだまだ哨戒は続く。