表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

88話

「おい、標的がそっちに行ったぞ!」

 前線からそんな声が聞こえ、それと同時に近くの兵を薙ぎ払いながらこっちに突進してくる大きな影が見えた。

 「こっちに来たか……こいつは俺がやるしかないな」

 自分がもう少し前に動いていれば、被害が出る前にこいつを止められたかもしれない。

 それを反省しながら、段々迫ってくる猪のような見た目の魔物を正面に見据える。

 周囲の兵が離れた事を確認してから魔法の準備を開始。

 イメージするのは炎。一箇所に絞って発射する形で、威力が高過ぎないように……発動!

 両手の平を前に突き出して開き、魔力を集中させる。

 力が抜けていく感覚と共に、2本の火炎が勢いよく魔物に向けて吹き出された。

 炎の線は螺旋を描きながら重なり合い、思わず足を止めた魔物の頭部に着弾すると、その瞬間大爆発を起こした。

 爆発の余波は周囲を吹き飛ばし、視界は一瞬にして煙と砂埃に包まれる。

 暫くしてそれが収まってくると、ようやく状況が確認出来るようになった。

「……やりすぎた」

 地形は深く抉れ、爆発の中央にいた魔物の姿は跡形もなく消えている。

「ええっと……まあともかく」

目標の魔物、撃破!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ