からくり屋敷編 part1
夢の世界で何度か足を踏み入れたことのあるからくり屋敷。
遊園地のアトラクションとかではなく
どこかの街の色々なビルが立ち並ぶ中にそれはあった。
外から見るとどこかのデパートのようであり
大きな垂れ幕やアドバルーンには「からくり屋敷」と書いてある。
アトラクションの内容は10階建てのビルの屋上までいくというものだ。
そこにいくまでには様々なトラップが仕掛けられており
それをクリアして屋上にたどり着くと莫大なお金がもらえるということだ。
しかしアトラクションといって舐めてはいけない。
前に私が挑戦したときは一緒にチャレンジした人々はすべて死んでしまったのだ。
そしてビル内のいたるところに血まみれの遺体が転がっていた。
私は運良く9階までたどり着き、あと一歩でゴールというところでリタイヤした。
夢から覚めたときに記憶が飛んでしまったので殆ど覚えてないが
とてつもなく怖かったことだけはなんとなく覚えている。
そのせいで夢から覚めてしまったほどだ。
そして数ヵ月後、またそのアトラクションに夢の中でチャレンジできた。
しかし今回は1階でリタイヤという悲惨な結果だった。
今回はその1階部分の内容しか書けないが
今後続きを見ることがあったらまた書きたいと思う。
私は妻と13:00に街の中にある噴水広場で待ち合わせをしていた。
しかし12:00には噴水広場についてしまったので街中を色々見てまわることにした。
すると元は有名デパートだった建物を改装して建物全体がひとつの「からくり屋敷」という
アトラクションになっていた。
入り口には説明書きがあり、「屋上に着いた人には莫大なお金がもらえるよ」と
文字の周りにデコレーションもされ、かわいらしく書かれていた。
しかしその横には小さく血文字で「※でも死んでもしらないよ」と書かれていた。
ちょっと怖かったが、入場料は1000円だし、まだ待ち合わせまでは1時間近くあるので
とりあえず入って見ることにした。
入り口でパンチパーマのおばちゃんに1000円払うと早速中に入ることにした。
時間は無制限らしい。
これは余裕だろうとおもったが、前にも夢の中で入ったことのあるので
ちょっとややこしいが夢の中の私も「あれ?一度ここにきたことがあるような気がする」
と思った。
重々しい扉を開けて中に入ると幅3メートル、高さ5メートルくらいのまっすぐ伸びた
通路が200メートルくらい続き、そこで右に折れていた。
前後に客がいないことに気づき急に心細くなり、慎重に前に進んでいった。
10メートルくらい進むと左右の壁に直径10センチくらいの穴が等間隔に100個くらい
あいていた。いかにも怪しい穴だったのでいきなりは先に進まず右足だけそっと
前に出してみた。
すると穴という穴から鋭く先のとがった槍のようなものが勢いよく突き出された。
急いで足を引っ込めたので刺さりはしなかったが、刺さったら怪我をしていただろう。
完全に槍が突き出ると、ゆっくり穴に向かって戻っていく。
その瞬間を逃さず私は第一関門のトラップを素早く通り過ぎた。
更に10メートルくらい進むとまた同じトラップがあったが
同じ方法で難なくクリアした。
ホントに命がけのゲームのようだ。