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第2話 職業=お金

第2話 職業=お金



眩い光が消えた時、俺はただっ広い草原に立っていた。



…流石にこれは幻覚では無さそうだな。と言うよりこれが幻覚だったらもうかなりヤバイとこまで行っちゃってるだろ。



そう言えば、さっきの幻覚改め自称神が俺の想像通りの異世界に送ることにするって言っていたがどうなんだろうか。俺としてはいわゆる剣と魔法のRPGみたいなファンタジーな異世界に行ってみたいと思ってたんだが。



“だいたいそんなとこや。兄ちゃんの行きたがってた剣と魔法のRPGみたいな異世界やで。”



それは良かった。わざわざ異世界に転移しても現代日本みたいな世界だったらたいして楽しめ無いだろうからな。と言うか異世界に来たのにこの自称神は会話ができるのか。



“そら神やからな、まあ言うてもあと1分くらいし話せへんねんけどな。それはええとして自分、まだわしが神やて信じてへんのか?えらい強情な兄ちゃんやな、普通こんだけ奇跡を起こしたら信じるやろ。”



まあ、信じてやっても別にいいんだがそれはそれで微妙に負けた気がするな。仕方がないから神様(自称)にしといてやろう。それより問題はチートの方だ。本当に強力なチートがあるんだろうな



“そらありますやろ。まあ、付与するんはわしじゃ無いからどんなもんがついたんかは分からんけど。わしはちゃんとそのまま申請したはずでっせ。まあ、それもステータス見たらわかることや。と、そろそろ時間やし、ほな切りまっせ”



なんとも不安な事を言うだけ言って帰りやがったな。しかしステータスを見ろと言うことはこの世界はステータス制の世界ということでいいのだろう。


しかし肝心のステータスの確認の仕方が分からないな。その辺りが適当だから神様(自称)になるんだよ。


と、そんな事を言っていたってステータスが確認できるわけでもないし、そもそもこの辺りが安全かどうかもわからないからな。まあ、見える範囲に危険そうな生き物は見当たらないが。



取り敢えず、ラノベではステータスを確認する時どうしていたかを思い出してみる。


よくある物だとステータスを確認しようと考えただけで頭の中に浮かんでくる物、対応するキーワードを言うことで目の前や頭の中に表示される物、確認するためには専用のアイテム、技能が必要な物。他にはメニューなどの別のインターフェースの中に埋め込まれている物や、あまり考えたくはないが基本的に確認する方法が存在しない物などがあるな。



だいたい整理するとこんなところか。

_____________

①確認しようとすると頭の中or目の前に表示


②対応するキーワードを言うことで頭の中or目の前に表示


③道具や技能を使用することで表示


④表示する方法が存在しない、又はほとんど認知されていない。

_____________




まあ、①は無いだろう。さっきから何度かステータスを見たいと考えることはあったがなにも起きなかったからな。となると残りのどれかという事になるが今この場でできる物なんて②しか無いからな。



という訳で思いつく単語を片っ端から言ってみることにする。このパターンじゃ無いという事も考えられるが、ある程度俺の希望通りの世界という事なので恐らくはこれで成功すると思う。


「まずは、ステータス………駄目か」


流石に1回目から当てられるとは思ってなかったしな。気にせずどんどん試してみるか。



「「メニュー」「システム」「ステータスチェック」「バイタルスキャン」「ウィンドウ」『オープン』、おっ、どうやらこれみたいだな」


キーワードを唱えるとともに視界の中央に半透明のプレートのようなものが浮かび上がる。



しかし、思い付くままに幾つか言ってみたが意外とすぐに見つかったな。まあ、早く見つかる方には問題は無いか。


俺はそう考え、ステータス画面に意識を移す。



____________

NAME:黒木 吉良

AGE:16

LEVEL:1

JOB:MONEY:LV1


HP:326

MP:43


STR:30

VIT:34

DEX:51

AGI:38

INT:52


jobskill

・マネーチェンジⅠ

・貨幣操作Ⅰ

skill

算術Ⅵ

科学知識Ⅴ

____________




幸いにも、ステータスは英語や数字などで書かれていたため俺でも内容を確認する事ができた………って神様(自称)、職業がマネーってどういう事ですか……


流石に想像もつか無いんですけど…


そしてチートが無いみたいなんですけど…




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