映画 未来惑星ザルドス (SF) イギリス 監督 ジョン・ブアマン
パッケージ
ショーン・コネリー主演
未来惑星に秘められた
不老不死の謎を解き明かすSF超大作!
20世紀末、戦争と大気汚染により地球は荒廃し、人類は一部のエリートが他の人間を獣のように扱い二極分化していた。ボルテックスと呼ばれる理想郷に住むエリートたちはエターナルス(永遠の人たち)といい、犯罪をしない限り年をとらず、性欲はなく霊を基盤とする生活を営んでいた。他の人人間たちはザルドスという恐ろしい顔の偶像神を信じさせ、ボルテックスには何者も決して侵入できないようにしていた。
しかしある日、外界の獣人撲殺隊隊長ゼッド (ショーン・コネリー)が穀物の荷に身をひそめてボルテックス内に潜入したことから、理想郷内に大混乱が起こる・・・。
『脱出』『エメラルド・フォレスト』『戦場の小さな天使たち』のジョン・ブアマンが製作、監督、脚本を兼任して、遠い未来に人間が創造した理想のコミューンも、実は人間にとって幸福の世界ではなかったという斬新奇抜な構想で描く、スリル、冒険、アクション、エロティシズム、いずれも満点のSF大作。
銃が善で性が悪の時代。唯一神ザルドスの教えにより一部のエリートが多くの者を管理する社会。ショーン・コネリーが凄い姿だwエリートは年を取らない、つまり不老不死だから生殖行動も不要。ずっとエリートという地位が手に入ってるエターナルス。支配される側は、それがなく繁殖しなければ種を保てないブルータルス(支配された人間)。エリート側のユートピア『ボルテックス』に潜入した主人公。指輪の宝石が情報端末、なんという未来的だが家屋は牧歌的な田舎のそれ。主人公は、エターナルスに掴まる。記憶を引き出される。主人公は管理という名のもとブルータルスを時に殺戮、時に犯したりと。生殖行動のみ有された権利のブルータルス。エターナルスにとっては不浄の行為。主人公は、ブルータルスね。エターナルスの評議会にて主人公は、飼われることになる。エターナルスにとっての仕事は、永遠の暇つぶしのようだ。金持ちのニート的だ。不老不死でも食事はする。食事作りの風景もどこか料理教室のようで楽しそう。罪を犯せば罰せられる。罰とは年を取らされること。しかし死ぬ事は、ない。自殺したところで再生させられる。そう死ぬ事すら許されない。エターナルスの中にも無気力人間が存在する。ただ食うだけででそれ以上は、無反応。それを生かすためにブルータルスが食料の供給のため労働を課せられる。主人公を実験対象に勃起の実験をするやはり映像より生身だねwエターナルスには無意識がない。無意識と意識が統合された全体意識によって構成されてるため睡眠の代わりに瞑想するエターナルス。主人公の影響を受け全体意識に統合される事を拒むと追放される。老いても死ぬ事ができないエターナルスにとって死ぬ事が希望。ブルータルスの世界で主人公は、本を読んで知恵をつけ、ある本と出合う。殺すことやめろとザルドスに言われる。農奴にされる主人公たち、収穫物は口に出来ない。不満、真実をしりたくて空飛ぶ石像ザルドスへ潜入する。ところでその本の名はWIZARDofOZ(オズの魔法使い)つまりこれからWIを抜けば大文字だけ読めばZARDOZになる。この御伽話では仮面の老人が大声で人々を怖がらす。仮面の老人つまり大きな顔の石像ザルドス、これで支配した。しかし物語の結末は、人々が仮面をはいで真実を知る。主人公は真実を知るため石像に潜り込む。
世界が滅び去るときエリートを集め隔離世界を形成したそれがボルテックスの始まり。危険分子とされ追われる主人公が逃げた先は、無気力人間の施設。無気力人間は主人公の汗を舐めて覚醒する。集合意識、神なる存在タバナクルと対峙する主人公。セックス、死の伝道者となる主人公。人々を永遠という束縛から開放し救済する。これは、ザルドスの教えによりブルータルス撲殺隊が支配する外世界、そしてタバナクルが支配するボルテックスという社会のディストピア映画だ。ベートーベン 交響曲第7番第2楽章が印象的に使われている。生に対して考えさせられる面白い作品。
SF度★★★★
世界観★★★★




