映画 皇帝ペンギン (ドキュメンタリー) フランス 監督 リュック・ジャケ
パッケージ
3億5000年前の氷で覆われた南極大陸。マイナス40℃。時速250kmのブリザードの中、120日間絶食して子供を育てる、皇帝ペンギンの物語。
氷で覆われた南極大陸。胸を黄金色に輝かせ、ペタッ、ペッタと2本足で数千の皇帝ペンギンが行進してくる。身長120センチと最大のペンギンで、どこか人間にも似た、ユーモラスな皇帝ペンギン。ある日、一組の皇帝ペンギンの夫妻が一つの卵を産んだ。卵をあたためる父ペンギンは、寒さの中、仲間と円陣を組んで暖め合い、120日間も何も食べずに必死に卵を守る。一方母ペンギンは産卵で体重の1/5を減らしてまでも、もうじき生まれてくるヒナのため命がけでエサをとりに100km先の海へと旅立つ。再び家族に会えることを信じて・・・。
美しくも厳しい雄大な南極大陸。ユーモラスでキュートな皇帝ペンギン。愛らしい姿が癒される。この映画は、ペンギンの会話形式で進んでいきます。ヨチヨチと歩く、一列に並んで大陸を進む一面銀世界を。滑って進む姿もかわいい。すごい行列、アリの列のよう。何十日とかかり繁殖地へ、ここで相手を探す。すごい、婚活パーティw。メスの方が多い、羨ましいがメス同士どつき合いで優劣を決めるオスに選択権はほぼない。長年のカップルもいる。求愛がロマンチック。弱い物は淘汰される悲しいが自然の摂理、悲しい声がこだまする。カップル同士、意思の疎通が人間っぽい。産卵、一羽に一つ。極寒の地で小さな命を必死に育てる。卵をメスからオスへ渡し方が分らない若いカップル、卵が死ぬと群から離脱、海に戻る悲しい。メスは、ヒナのエサのため、空腹を我慢し再び海へと行進する。オスは、空腹を我慢し、極寒の地で卵をあたため続ける。厳しい冬、ブリザードが吹き荒れる。身を寄せ合って暖を取るオス達。なんか、不謹慎だが八甲田山を思い出した。ここでも卵を落とし脱落する物も・・・一方メスも命がけの行進をする。海を泳ぐペンギン、光と闇の交差する世界を自由に、神秘的。自然は厳しい、脱落し死していく物。そうか、エサを求める母ペンギン、天敵に食べられると子供も死ぬ運命になる。厳しい世界。冬が開けるとオスの懐から小さな命が誕生する。感動的。ペンギンの群の外側と内側が交代して平等に暖めあう。優しい。寒さが牙をむく、冷たくなるヒナ、極限状態で母の帰りを待つ父子。母の帰りにざわめく父。今度は父が旅に出る。飢えたまま出発する、まさに命がけの行進。ヒナの行進、ヨチヨチとたまにコケル、かわいい。母の懐で暖められてる顔出してるヒナ可愛い。しかし死と隣り合わせのヒナたち。悲しい。子供を失った母は、他の子をさらう行動にまで出る。狂った方向へと向う母性、いたたまれない。巣立ちの時期のヒナたち。寒いから自然とヒナたちも身を寄せ合う。子を残し母もエサ取りの旅へ。弱肉強食、自然は厳しいな。父も帰りエサを貰うヒナ。やっとここで夫婦めぐり合う。しかし、すぐに来年の繁殖に向けて別れる。ヒナも海へと旅に出る。ちゃんと教わらずに泳げるヒナ、自然の不思議。ペンギンにもちゃんと社会があって、どこかユーモラスでもあり逞しくもあり、そして可愛い。自然の厳しさ、美しさも相まって癒される。
可愛さ★★★★
雄大さ★★★★




