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はじめての四天王設定

C:ツ「こんばんはー」

C:ヴ「なに、奴は四天王の中では最弱」

C:ナ「まこと、我らの面汚し」

C:レ「こんばんはー!」

C:ナ「こんばんは」

C:ツ「……なんの話してるの?」

C:ヴ「四天王!」


 今夜もログインしたと同時にチャット欄が大変なことになっている。

 いつにもまして、意味がわからない……。


 ツェルトは、オンライン・ゲーム『クリスタル・ライジング』――略称クリライの、弱小冒険団(クラン)である〈沈黙騎士団〉に所属している。

 この冒険団、唯一の団則が「ヴォイス・チャット禁止」であるという、意味不明な……まぁユルい集まりなのだが、おかげで音声ではないチャットは、いつも賑やかだ。団員(クラン・メンバー)は、実質たったの四人だというのに、そうは思わせない密度だ。

 そして内容は薄い。


C:ツ「いや、なんの四天王?」

C:ヴ「俺ら!」


「はい?」


 思わず、リアルで声が出てしまった。

 チャットを入力するための動きは止まる――どう応じるべきか、思いつかなかったからだ。


C:レ「俺らちょうど四人だから四天王だな、って話になったんだよ」


 解説してくれたレイマンは、面倒見がよく、どんなつぶやきにもかろやかにレスポンスをくれるタイプだ。彼がいるせいで、チャットが投げっぱなしにならずに連続してしまう傾向はある。

 善い人過ぎて、ファンというか、ストーカーがいる。なので、ステータス表示はオフラインのことが多い。


C:ヴ「四人だから四天王!」


 ヴォルフは勢いと気前が良い。根に持たない。そのかわり、なんでも忘れる若者である。

 ウェブ小説をこよなく愛し、かっこよさを追求している。ツェルトから見ると微妙というか、べつにかっこよくないことを、かっこいい! という傾向がある。


C:ナ「出会いのエピソードもほしいところですね」


 ナイトハルトは、この冒険団の団長(クラン・マスター)である。中の人はおっさんだという自己申告があるが、会ったことはない。やけに腰が低くて周到で一回聞いたことは忘れない上に、根に持つタイプ……特徴を列挙していたら、なんともいえない気分になってきた。しかも厨二病キャラである。


C:ヴ「出会い! いいねいいね。どっちが強いか争ってるうちに意気投合とかかな?」

C:ツ「意気投合する必要あるの?」


 うっかり巻き込まれてしまった。ツェルトも、つきあいがいいのである。


C:レ「あーそっか。悪の幹部って、あんま仲が良いって印象はないよなー」

C:ツ「そもそも悪なの?」

C:ナ「破壊神配下の四天王ですからね」


 ちょっと待て。


C:ツ「破壊神て誰」

C:ヴ「内藤さんじゃん!」

C:レ「内藤だよな」

C:ナ「わたしわたし」


 ナイトハルトは、つねづね破壊神を標榜している。厨二なので。

 まぁ、そういうことを口走るのは自由なのだが、たまに魔王になることもある。どちらも捨てがたいらしい。さすが厨二である。

 いや、そうではなく。


C:ツ「内藤さんが破壊神だったら、残り三人でしょ。四天王にたりなくなるじゃない」

C:ヴ「あれっ? そうか」

C:レ「真面目に考察されてしまった」

C:ツ「考察ってレベルの話じゃないでしょー!?」


 こいつら馬鹿なんじゃないかと思う瞬間がたまにあるが、今、まさにそれが来た。


C:ナ「大丈夫ですよ、わたしが一人二役で頑張ります」

C:ヴ「そっか。内藤さんならできる!」


 できる! ……じゃねーだろ!


C:ツ「ツッコミどころしかないんだけど……」

C:ヴ「じゃあ、ツェルトは四天王のツッコミ役ってことで」

C:レ「お、いいねー」


 よくねーよ!


C:ツ「追いつかないに決まってる」

C:ナ「そこで、ちゃんとツッコミ役をやろうと思ってくれるあたりが、ツェルトさんですよね。頼りにしてます」

C:ヴ「さすが四天王!」

C:レ「まさに!」

C:ヴ「それな!」

C:レ「わかる!」

C:ツ「それじゃないし、わかるな!」

C:ナ「ところで、二つ名とかどうします?」


 ナイトハルトがノリノリである……厨二心がマジでギュンギュン来ているらしい。


C:ヴ「なんか、かっこいいやつ考えよう」

C:レ「お、かっこいいといったらヴォルフが詳しいだろ」


 いや、ヴォルフの「かっこいい」は残念なことが多いからやめてくれ。


C:ナ「わたしは……?」


 ナイトハルトは、厨二まっしぐらのセンスしか持ち合わせていないので、マジで黙っていてほしい。


C:ツ「四天王って、それぞれ特色が必要でしょ。それを表現しないと」

C:レ「ツェルトさん、意外に詳しいな」

C:ツ「キャラかぶらないようにしてよね」


 まぁ、なんのかんのでそれなりに個性的な四人だから、大丈夫な気はするが。


C:レ「いざ特徴を考えるとなると、難しいなぁ。自分の個性ってやつ?」

C:ナ「レイマンは、誰の発言でもこまめに拾ってフォローする印象が強いですね」

C:レ「そう? じゃあ『ナイスフォロー・レイマン!』……とか?」


 ツッコミが追いつかないどころの騒ぎではない。


C:ツ「レイマンさんだけは、もうちょっとまともなこと考えてくれると思ってたのに……」

C:レ「あはは、ダメか〜」

C:ツ「ダメとかそういうんじゃないです。それ以前のレベルです」

C:レ「そこまで?」

C:ツ「もうちょっと、強さとかそういうものをイメージさせないと」

C:ナ「勉強になります」

C:レ「あ〜、そっかそっか。じゃあ鉄壁とか無双とかなんかそういう?」


 急にまともになったところへ、ヴォルフが斜め上の砲撃をくわえた。


C:ヴ「じゃあ俺、『疾風のヴォルフ』とかどうかな! ほら、獣人で素早いイメージあるし」


 え、と思っているあいだに、ナイトハルトが指摘した。


C:ナ「それ、既存の超有名作品と微妙にかぶってますね」

C:ヴ「え、マジ?」

C:ナ「微妙に、です。濁点の有無という差があるので」

C:ヴ「濁点ってどこ?」

C:レ「あー……若い子は知らないかー」

C:ナ「最近、再コミカライズされてるし、再アニメ化もされましたし、若い世代にも少しは広まったんじゃないかと期待しているのですが……」

C:ツ「常勝の天才と腐敗の魔術師だっけ?」

C:レ「ツェルトさん、意外に詳しいけど惜しい! 腐らせないで!」

C:ツ「あっごめん、変換ミス。不敗ね、不敗」


 友人が、原作の八巻を読んで号泣したのを慰めていたら、そこまでのあらすじを話してくれるという壮絶な経験をしたことがあるので、なんとなく知っている程度だ。

 あんな泣くことになるような話、ぜったい読まない。友人の説明が本当なら、キャラ死に過ぎである。


C:ヴ「アニメ化か〜。『ジャンフロ』もアニメ化されないかな〜!」


『ジャンピング・フロンティア』――略称『ジャンフロ』とは、ヴォルフが大好きなウェブ小説のタイトルだ。どれくらい好きかというと、『ジャンフロ』が更新されるとゲームへのログインが遅れるレベルである。

 ツェルトは正直、迷惑だなと思っている。早く完結しろ。


C:レ「ヴォルフの大好きなやつな」

C:ヴ「『ジャンフロ』は俺の人生だッ!」

C:ナ「素敵ですね」


 いやどこが素敵なのか。


C:ツ「なんでもいいけど、かぶらせるならそっちの原作も履修してよ」

C:ヴ「いやいや、かぶらせない! 知らん話のファンだと思われても困るし……かぶり、ダメ、ゼッタイ!」

C:ナ「『無限の〜』とか、そういう形容だけならいいですか? でないと、さすがに辛い」

C:ヴ「あ〜、ある程度はしかたないよね」


 無限のなんだろう……ナイトハルトの場合、無限の記憶力? それとも、無限の内藤力か。しかし「内藤力」では、事情を知る団員たちにしか伝わらないのが残念だ。

 対外的には、ナイトハルトは「腰の低い厨二」で通っているのである……やつの恐ろしさを知らずに済んでいるとは、おまえらは平和だな! みたいな気分になる。

 ……まずい、とツェルトは直感した。この話題、どんどん厨二世界に突っ込んでいく。早く終わらせたい。


C:レ「俺のはなにかとかぶってたりしないよね?」

C:ツ「ナイスフォロー?」

C:ナ「ナイスフォローは、そもそも、二つ名と認識されるのか疑問ですし、大丈夫でしょう」

C:レ「じゃ、俺はもうナイスフォローでよくない?」

C:ツ「レイマンさん、考えるのめんどくさいとか思ってるでしょー?」

C:レ「ぎくぅ」

C:ナ「大丈夫です。レイマンのも、わたしが考えてあげましょう」

C:レ「マジで? なんか怖いんだけど」

C:ナ「『愛されし者・レイマン』とか」


 ストレートに嫌な感じのキター!


C:ナ「もちろん、愛されるキャラであることにくわえて、謎の愛ちゃんをかけています」


 謎の愛ちゃんとは、レイマンにつきまとうキャラにつけられた、団内での愛称である。いや、愛されてはいない。通称……? そうだ、通称だ。とにかく、謎の愛ちゃんとは、レイマン絶ラブ系女子キャラのことだ。

 はじめはヒューヒューといいながら見守っていたが、徐々に、これヤベェやつじゃないの? と思いはじめて、はや……どれくらい経っただろう?

 よくわからないが、けっこう長い。


C:レ「やっぱり怖かった……」

C:ナ「最近、ちょっとおとなしいみたいだから、気を抜かないためにもたまに思いだした方がいいかなと」

C:レ「なるほど、深い考えがあったことはわかった」

C:ナ「では、これはどうでしょう。『雷鳴呼ぶ殺戮者・レイマン』」

C:ヴ「えっ、それかっこいい」

C:ツ「なんで雷鳴なの?」

C:レ「あー、それあれだろ、リアルで落雷注意報が出てたときのやつだ」

C:ツ「なんかあったっけ?」


 なんとなく記憶に引っかかるような、そうでもないような……。


C:レ「落雷に注意とかいわれても、どうしようもないよなーってチャットしながらゲームしててさぁ」

C:ツ「あっ」


 思いだした。


C:ヴ「俺知らない、なにそれ?」

C:ナ「ヴォルフさんはインしてなかったですね。ちょうど、湖のボス戦やってて、わたしがボスのヘイトをとっていました」


 ナイトハルトがボスの気を引いてエリアの隅に寄せてるあいだに、レイマンとツェルトが雑魚どもを殲滅する、という流れだった。

 とはいえ、若干オーバーキル気味のパーティー編成だったので、ツェルトは雑魚をレイマンにまかせて、自分はもうボスの削りに入っていた……はず。


C:ヴ「ふむふむ?」

C:レ「俺、じゃあ雷系魔法使っちゃう♪ つって、雑魚一掃したんだけど」

C:ナ「同時に落雷による停電があって、落ちたんです」

C:ツ「レイマンさんは、報酬、もらえなかったんだよねぇ、たしか」

C:レ「そう……すぐ戻れなかったし……」

C:ナ「あと、落雷注意報ではなく警報でした」


 さすがナイトハルト、こまかい。


C:ヴ「つまり、一見かっこいい風の、とほほネーム?」

C:レ「まぁ、俺らしいっていうか? 調子に乗って、やらかす、的な」

C:ナ「ナイスフォロー・レイマンよりは、かっこいいと思います」


 そこは同意せざるを得ない。


C:ツ「ナイスフォロー・レイマンに比べたら、なんだってかっこよくない?」

C:レ「え、そこまで……?」

C:ヴ「もうレイマンさんはナイスフォローでよくない? だんだん染み付いてきちゃったよ、イメージ」

C:ツ「四天王が一人、『ナイスフォロー・レイマン』なり! ……って名乗るわけ?」

C:レ「四天王が一人、『ナイスフォロー・レイマン』、ここに見参!」


 名乗らなくていい。


C:ナ「『雷鳴呼ぶ殺戮者』は……?」

C:レ「かっこいいのが必要になったときに使うよ。とっておきの二つ名ってやつだな!」


 さっそくナイスフォローしているレイマンである。


C:ヴ「俺もー、俺もかっこいいのほしいー」

C:ナ「ヴォルフさんは、『孤高の拳神』なんてどうかなと思うのですが」

C:レ「お、いいねー」

C:ヴ「なんかかっこいい! どういう意味?」

C:ナ「『孤高の拳神』ですね」

C:ツ「説明になってないよ、内藤さん」

C:レ「そうだよ内藤」

C:ナ「ちゃんとヴォルフさんの特徴をとらえているつもりですが……」

C:ヴ「俺、肉弾戦派だし!」

C:レ「レッツ脳筋!」

C:ヴ「ただ殴れ! すると敵は消える!」

C:レ「そういやヴォルフ、神に挑むイベントのとき、素手で殴った伝説あるよな」


 ああ、とツェルトは思った。あったわ、そんなこと。

 武器を装備していなかったのである。べつに縛りプレイとかでなく、ふつうに、装備を忘れていた。

『クリライ』では通常、ジョブに応じた武器を装備している必要があるのだが、獣人にのみ許されるジョブ「獣闘士」に限っては、素手という選択肢があるのだ。そのせいで、ヴォルフは「素手で神に挑んだ」という伝説をつくってしまったのである。


C:ヴ「あれは……忘れて……」


 それで倒していれば武勇伝なのだが、当然、時間切れで失敗したため、あまり自慢できない方の伝説になっている。


C:ツ「レイマンさんよく覚えてたね」

C:レ「忘れられない思い出ってやつだね……俺もアタッカーやってたから、自分のダメージたりてないのかなって思って焦ったし」

C:ヴ「忘れてぇぇぇ!」

C:レ「よし、忘れたッ!」

C:ナ「でもまた思いだしちゃうんですよ。忘れたことさえ、忘れるので」

C:レ「内藤の不吉な予言キター!」

C:ヴ「内藤さんの予言、だいたい当たるから嫌だぁぁ……」

C:ツ「でもヴォルフってけっこうフレンド多いし、孤高ってイメージなくない? そりゃ、団員で集まってクエスト行こうぜってときに遅刻して、結局ひとりだけあぶれてることは多いけど」


 チャット画面のスクロールが止まった。


C:レ「内藤……www」

C:ヴ「え、そういう意味?」

C:ツ「まさか?」

C:ナ「さすがツェルトさんですね」

C:ツ「まさか、一見かっこいい風のとほほネームで全員統一する気!?」

C:レ「おぬし……デキるな!」

C:ナ「ふっ。わたしも破壊神と呼ばれし者。ただではここを通すわけにはいかん!」

C:ツ「どこを通ろうとしてるんだ!」

C:ヴ「内藤さんにもとほほネームを授与したい! ツェルト、なんか考えて!」

C:ツ「なんでわたし!?」

C:ヴ「俺、思いつかないし、レイマンさんだとナイスフォローになっちゃう」


 ……むしろ、ナイスフォロー内藤でいいんじゃないか、とツェルトは思った。ナイス憶測内藤でもいい。


C:ナ「ナイスフォローはちょっと……」

C:レ「え、そこまで? そこまでダメな感じ、ナイスフォロー?」

C:ツ「なんで微妙にショック受けてるんですか、レイマンさん」

C:レ「だって、俺、そんなに悪くないかなーと思ってて」

C:ナ「それよりツェルトさん、勝負です」

C:ツ「は?」

C:ナ「どちらが先に、より相手にふさわしい二つ名を考えつくか。いざ、尋常に勝負!」


 ツェルトは一瞬で理解した。

 これ、ナイトハルトはもう考えてあるやつだ。

 しかも、絶対に容赦なく最高とほほ事例を拾ってくる。

 なんなら、レイマンのときのように、二段、三段構えでくり出してくるかもしれない。

 そしてツェルトには思い当たる残念なエピソードが大量にあり、なんなら思いだせないところまでナイトハルトが掘り下げてくる可能性だって……凄く、ある!


 ――こうなったら、必殺技を出すしか!


C:ツ「ところでさ、さっきからずっと疑問なんだけど」


 必殺、話題変更!


C:レ「え、なに?」

C:ナ「ツェルトさんの二つ名は……どうしようかな……」

C:ツ「わたしがログインしたとき、奴は面汚しとか最弱とかいってたじゃない。あれ、誰のこと?」


 スクロールが止まった。


C:ヴ「そんな話してたっけ?」

C:ツ「してた。まだログ消えてないと思うから、確認したら?」

C:ナ「皆の者、流せ!」

C:レ「了解!」

C:ヴ「あーあーあー」

C:ツ「……語るに落ちたな!」

C:レ「いや、ツェルトさん、これには理由がね?」

C:ツ「詳しく教えてもらおうか」

C:ナ「すみません、四人揃ってからクエストに行こうという話になり、ツェルトさんを待ってたんです。話の流れで、四人揃わないと四天王じゃないよね、からの、俺ら四天王ごっこになり、四天王ってひとり欠けてるとそいつをディスる流れあるよね、で、面汚し発言に至った次第です」


 いきなり詳細な説明が来て、ツェルトは納得してしまった。なるほど、そういうことならわかる。

 ……いやいや、ここで納得すると、また命名合戦になってしまう。それは避ける。絶対だ。


C:ツ「四天王ごっこは禁止! いいですね!」

C:ヴ「ちぇー」

C:レ「はーい」

C:ナ「わかりました」

C:ヴ「わかればよろしい!」

C:ナ「それはそれとして、ツェルトさんの二つ名ですけど」

C:ツ「わぁぁぁぁぁぁ! 見たくない、見たくないから全力で!」

C:ツ「スクロールを!」

C:ツ「欲する!」

C:レ「ナイススクロール!」

C:ヴ「え、俺ちょっと見たい」

C:ツ「裏切るな!」

C:ナ「悪の幹部は裏切ってこそ、ですよね」

C:レ「……なるほど?」

C:ツ「レイマンさんフォローしてー!」

C:レ「ナイスフォロー!」


 今夜もチャットのスクロールは止まらない。

その後、

「そんなことよりクエスト行こうよ、わたしを待ってたんでしょ!」

という第二の矢がはなたれ、ツェルトは全員を冒険に連れ出すことに成功したらしいです。


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