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見果てぬ夢  作者: 巨太郎
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第七章 初陣

黄巾賊を討伐するために李世民たちは豫州に向かうことになった。


山塞とはいえ、新しい本拠地となる場所ができるまではここを奪われるわけにもいかない。


「衛青と李陵は500の兵とこの山塞に残り、守備をお願いしたい。他のものは私と出陣だ。」


軍備を整えて10日後、李世民たちは豫州につき王允と会うことができた。

陳慶之の事前工作が効いているらしく意外とすんなり会う事ができた。


王允は李世民と話しているうちに、彼の学識の高さや考え方が理路整然としているところが気に入り

李世民を参謀として傍に置き行動を共にするようになった。

また李世民配下の将や兵士たちの士気の高さや動きの良さを見て、現在の官軍といると

かえって駄目になってしまうことを恐れて、ある程度の独立指揮権を与えていた。


そして朱儁将軍の幕舎まで連れて行かれ他の将たちにも紹介してもらい

今後の方針について話し合う作戦会議までも出させてもらえるようになった。


「現在わが軍は波才軍3万と対峙している。

こちらは義勇軍もいれ1万8千。平野での戦いでこれだけの兵力差がある。

しかも向こうには一騎当千の猛将が4人もいる。

何かいい策があるものがたら言ってくれ。」


朱儁は幕舎に集まった諸将に向かって言った。


「おそれながら、我々義勇軍の存在はまだ波才には気づかれておりません。

今晩のうちに夜陰に紛れて大きく左から軍を回りこませ奇襲をかけたいと思います。

奇襲が成功しましたら朱儁将軍は正面から攻撃を開始してください。」


「私も李世民殿の策に賛成です。」


「うむっ曹操までがそういうならばよかろう。李世民には夜襲を行ってもらう。

しかし4人の猛将はどうする?」


「おまかせ下さい。私の配下にも万物不当の豪傑が何人もおります。

その者たちが必ずやその4人を討ち取ってご覧に入れるでしょう。」


「よし、そこまでいうなら李世民頼んだぞ!」


「はっ!」


李世民は幕舎を出ると早速秦叔宝らに作戦を伝え、夜が来るのを待ってから静かに行動を開始した。


子の刻を過ぎたころ、李世民軍は波才軍の右翼にあと5里というところまで迫った。


波才軍は殆どの兵が疲れているためか眠りに落ちていた。


「よし、突撃!」


そこを李世民軍3千が突撃した。


暗闇を襲われたせいで波才軍は大混乱に陥り、中には同士討ちするものまで現れた。


李世民軍はその中を縦横無尽に駆け回り波才軍の右翼をズタズタにした。


「朱儁殿、李世民がやってくれたようです。」


「よし全軍突撃!」


朱儁軍1万5千は正面から突っ込んだ。


曹操率いる5千の騎馬軍団がさらに波才軍を混乱の渦に落とし込んだ。


「このまま敵本陣まで突き進み一気に波才の首を獲るぞ!」李世民は自ら先頭に立ち指揮を奮った。


「波才さま我が軍の右翼が夜襲に会い大混乱状態です。更に正面より朱儁率いる本体が押し寄せてきます。」


「むむっまずは右翼を立て直す。四天王を向かわせろ。」


波才配下の4人の猛将は4千の騎馬隊を率いて李世民軍をつぶすべく右翼に向かった。


「新手の騎馬隊がきたぞ。ここが踏ん張りどころだ!なんとしても奴等を押し返せ。」


秦叔宝は咆えながら新手の騎馬隊の中に突っ込んでいき両手にそれぞれ持った武器を振り回し

黄巾賊をなぎ倒していった。


霍去病は李世民軍にわずか5百しかいない騎馬のうち3百を率いて、波才軍に突撃と離脱を繰り返し

敵を混乱させていた。


そこに波才軍新手の4千のうちの1千を率いた将が凄い勢いで霍去病に迫ってきた。


「俺の名は程咬金ていこうきん。そこのお前俺と勝負しろ!」


「俺を捕まえられたら勝負してやる。皆のもの、馬鹿に構わず俺に続け!」


霍去病は今まで以上に騎馬隊のスピードを上げ波才軍に攻撃をしかけた。


「馬鹿だと?このやろう待ちやがれ!」


程咬金は霍去病を追い出した。

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