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地球最期の学芸員  作者: やまけん
13/13

第13話:298の新しい朝が来た

 夜が明け始めた6:30前。298は動きだした。

 298と外を結ぶゲートが開かれた。298エクスプレスも動きだした。

 街灯がポツリポツリと光を灯す常磐道を、ゾンビ・キュレーターを乗せた観光バスが走り出した。

「ひゃっはー!これで大英博物館も中野ブロードウェイもいっけるぜー!」

 バスからは元気なゾンビ・キュレーターたちの声が聞こえた。

 コレクションを持ち出す大量のトラックも西に向かって走り出した。

 僕はそれを見送る。

 僕の背中側から太陽が昇り始めた。

「…あったらしいーあさがきたっ」

 背後の公園から朝を始める音楽が聞こえてきた。

 僕は音楽というものをしたことがないが、動き出すトラック、電車を眺めながら、指揮者のまねごとをしてみた。

「さぁ、収集と分類を始めようか」

 隣にいたサーバルちゃんも猫じゃらしを持って、僕のまねっこをした。

「僕はお前達をすべてコレクションする」


「僕が地球最後の学芸員だ」

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