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ゴールデンバット

「犬死にさ、苦しんでいるのは君だけじやない。俺だって苦しんでいるんだ。みんな苦しんでいるんだ。

だからみんなの苦しみを大衆団交へと結びつけていかなきゃならんのだ。大衆団交へと高め拡大することが大切なんだよ。君一人がりきんで騒いでもどうしょうもないよ。ルールがあるんだ。ルールに沿って活動

しなければ意味がないよ」

鬼塚はライターでゴールデンバットに火をつけると、うまそうに吸った。

「僕は鬼塚さんのように冷徹に物事を見ることはできませんよ」と武本。

「僕は冷静じゃないよ。僕だって君に劣らず情熱は持つているさ。ただ目先だけ見て動くのは稚拙だと思うのさ。高度なテクニックが必要だと思う。

我武者羅に突く込んでゆくのは若者の特権かもしれないが、それでは勝てない」

タバコを吸い終わると、目の前の灰皿で押しつぶして、ふと緊張してつ立つているタカシの方を見た。

「まぁ、新入生、座りなさいよ」と鬼塚。

タカシはニッと笑って、同じ新入生の村本の隣に座った。

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