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「人造人間物語」の歴史的考察と私見。  アンドロイド  レプリカント  ホムンクルス  オートマタ

作者: 舜風人

人造人間



これは古くは神の領域を侵す行為として厳しくタブー視されていましたよね?


ですが禁じられればられるほど


神の領域を犯してみたい?という欲求は強まるのでしょう。



オートマタなども、一種の人間疑似創造行為?ではありますが



それはあくまでも「おにんぎょう」の次元にとどまり、


より人間としての完成度?を目指すという


神領域への接近ではないですね。


さてでは


どんな人造人間創造の歴史があったのでしょうか?


さかのぼればそれはおそらくは古代エジプトの秘儀にまでさかのぼるでしょう。


ロバから人間を作って使用人に使ったり


ギリシャ神話のタロスなども人造人間ですね。


まあ荒唐無稽なお話がいっぱいありますね。


一気に飛んで


ルネッサンスの


錬金術の世界へと目を移してみましょうか。


そこで登場するのが


錬金術の副産物?


硝子のフラスコの中に誕生した


「ホムンクルス」ですね。


パラケルススによれば


まず人間の精液をガラスのフラスコに入れて馬糞の中に40日うずめて発酵させると、



アーラ、不思議フラスコの中には


小さな人造人間ができているのです。


このパラケルススの方法では


精子のみで卵子と人口受精させないという根本的な?欠点がありますがのちの


人工授精試験管ベビーの嚆矢?でしょうか?


確かこのホムンクルスはゲーテの「ファウスト」にも登場しますね。




あるいはユダヤ伝説の


「ゴーレム」も一種の人造人間ですね。


16世紀のボヘミアのユダヤ人居住区では


圧政と差別が横行していた。


そこでユダヤ教のラビがユダヤ人救済のために、作った人造人間が


「ゴーレム」ですね。



下って18世紀科学の時代が始まると、


今度はもっと科学的な?方法での


人造人間作りが始まるのですね。


そうです。


あの、、死刑囚の精液と売春湯の卵子で


人工授精させた人造美女「アラウネ」(HHエーベルス)ですね。


ここまで来ると人工授精という概念での人造人間作りということになってきますね。


このお話は、映画化されて「妖花アラウネ」で有名ですね。


そうして

もっと有名なのが


「フランケンシュタイン」です。


メアリーシェリーが創造した


現代のプロメテウスです。


そしてその後はといえば、、


もう人造人間の物語は尽きせぬ程です。



「未来のイブ」             リラダン

「モロー博士の島」           HG ウエルズ

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」  フィリップKディック

「スクリーマーズ」            同上

「クローン」               同上


などなど


今や

人造人間の登場しないSF小説は無いというほど


かならず?登場してきますよね?


そして

現実としても


「クローン羊のドリー」とか


造れるようになったんですよね。


これからSTAP細胞とかで


人造人間の作製も可能でしょうね。


まあ


こうして

いわゆる


神の領域を侵すことが


はたして人間の幸せなのか?


機械の体を手に入れて


機械伯爵になり


永遠の生命を得ても


幸せなのか。



それとも


「肉の子」としての被造物の分限をわきまえて


限られた命の火をともして

生きて、、愛して、、尽して、、


寿命が来たら死んでいくのが幸せなのか?


さあ


あなたはどっち?






























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