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いざ!ギルドへ!冒険者ランクは?.......Fかー..F!!!

ラノちゃんはテンションが上がると、すぐにタメ口で話します。可愛いね!


この話の前前前回のあらすじ。

最弱の魔法を使うぞシオン!気まずいぞシオン!ギルドに行くぞシオン!でも、魔力量は膨大だぞシオン!汐音改めてシオン・カモミールの冒険がついに始動!

「シオンファ〜ん♪ここでしゅよ〜♪ここがギリュドでしゅ♪」


「ラノさん。せめて口に入ってるもの飲み込もうよ」


俺とラノさんはここに来るまでいろんな屋台に寄った。そりゃもう沢山。まさか、ラノさんがあんなに食べるだなんて思わなかった。それにしてもこの街?世界?よく見る異世界転生系のアニメみたいな世界だ。石?レンガ?よくわからん石みたいなもの出てきた家に果物屋に八百屋。この酒場だってレンガ?石?で作られていると思っていました。家も石?レンガ?でできてると思った。本当は木でした。それよりも、ラノさんの財布事情が気になる。

それよりも、なんか行く先々の人たちからすごい見られる?もしかして魔力量のせいかな?まぁいいや。


「ラノさん?お金大丈夫?使いすぎじゃない?」


「シオンさん大丈夫、大丈夫♪」


「そんなにお金使って?」


「はい♪」


「えっ。本当に大丈夫?」


「心配しすぎですよ♪」


本人がこんなに言うんだ多分大丈夫だ。いやでも大丈夫か?まじで?あんなに飲食して?嘘でしょ?嘘だー。まじで?お金持ちすぎでしょ?BIG Richじゃん。すごい羨ましい。俺の前世?転生前?もそんぐらい金持ちだったらよかったのに。そしたら課金し放題じゃん。まじかー。キェー!!金欲しー!!!でも、この世界は札じゃなくて硬貨なんだよな。ちょっと待て?んっー??ラノさんはそしたらどうやってあの量持ち運んでいるんだ?もしかして、4次元のポケッツでも常備してんのか?まぁ、そんなことは置いておいて。ギルドに到着、到着。


「すみませーん。この人の冒険者登録したいんですけどー」


ラノさんが受付にそう伝えてくれた。よかった助かった。


「すごい魔力量ですね、あなた?どんな魔法を使うんですか!?どんな武具を使うんですか!?あっ....すみません本題とずれました。冒険者登録ですね。お名前とお使いになる魔法、武具を教えてください。まぁ、あとは適当にこちらでランク決めます。」


おい!最後!最後!最後が雑!とりあえず、伝えておこう。


「名前はシオン・カモミールです。使用魔法は花の魔術を使います。使用武具はー。武具はー?」


なんだ?まず使ったことないし転生前の世界で使ったら捕まるから、触ったこともない。とりあえず、拳って言うか?どうする?とりあえず剣かなー。

ゴフッ!!イッテェ!なんで俺は鳩尾をいきなり肘打ちされた?


「シオンさんここは剣で通しましょう。」


小声でラノさんがそう囁いてきた。だから俺は躊躇いなくYESと返答した。


「使用武具は剣です」


「花魔法に剣ですねー。その無尽蔵な魔力量が勿体無いですね!それにしても花の魔法とは珍しい。ギルドの冒険者に花の魔法を使う人が来るのなんて何百年振りでしょう?」


えっ!?すごい失礼なこと言われた気がする!?でも、花の魔法を使う人が冒険者になったのそんな昔!?想像の何倍も昔なんだけど?嘘だろ?でも受付嬢が言うんだからほんとなんだろうな。


「できました。冒険者名はシオン・カモミール様でお間違い無いでしょうか?もし、ミスがありましたらお申し付けください。登録番号は4072です」


「ありがとうございます」


うぉー!やったー!冒険者登録できたぞー!俺の異世界転生生活の第一歩だー!


「シオンさん?」


「どうしたんですかラノさん?」


「その登録したカードなんですけど。....はしゃいでいるところで気まずいんですが......実はそれギルドに預けるんです」


???????????? なになに?何も言われてないってまじで?まじでギルドに預けんの?なんで?まじで?


「それって本当ですか?」


「はい。そうです」


俺の異世界転生生活の第一歩が


「シオンさんとりあえず確認しましょうね。ほら。元気出して」


まぁ、いい。こんなこともう慣れている。フッ....昔ちょっとしたことがあってね。冒険者ランクは何かなー?Fかー.....なんだFか。F!!!???嘘でしょ!?花魔法雑魚扱いされすぎだろ!!??


「ぁっ...ぁっ........シ...シオンさん....あの....その..初めて見ましたFランクって。私はいいと思いますよ!Fランクでも!」


やめろラノ。その言葉は俺に効く。ラノさん、声がデカすぎてめっちゃ噂されてんじゃん。


(周りの噂声)


「おい、聞いたか?あいつFランクだってよ。」


「はぁ〜?嘘だろ?あの魔力量で?あの、あり得ない魔力量でか?初めて見たぞ?」


「あの冒険者どんだけ弱いんだよ」


「嘘だろ?絶対嘘だ。あの魔力量で?その前にFランク冒険者なんているはずない」


どうやらFランク冒険者はどうやらソシャゲで言う、レア度SSRキャラの複数ピックアップほどの確率らしい。SSRの複数ピックアップって目当てキャラ全然当たんないよな。


「ラノさん?Fランク冒険者は何ができますか?」


「・・リ・と・・つ」


「なんて言いました?」


「ゴブリン討伐」


「だけ?」


「......はい。.....そうです。でも!冒険者ランクは一定の条件をクリアしたら上がりますので頑張りましょう」


どうやら俺の異世界転生生活は詰んだわけではないらしい。こうなったら意地でもAランク冒険者になってやるからな!待ってろよ俺のAランク冒険者としての人生!





四話で話したコモ・キバナはまだ出てきません。ですが、新キャラは出します。

頑張れ!シオン!負けるな!シオン!Fランク冒険者シオン!今度から地道なゴブリン討伐で冒険者ランク昇格を目指せ!

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