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検査結果は花でした。

めっちゃ頭回らん。


あらすじこのうらすじこ

ラノ・ニコラヴァと言う上級貴族の人に助けられる。飯が美味い。あと、魔法とかギルドとか色々話す。流れで魔法属性の検査する。

(ローゼンベルク王国 ニコラヴァ領 ニコラヴァ家中庭)

「シオンさん!この方が今回の検査を手伝ってくださる、検査士さんです。」


「本日はよろしくお願いします。それでは早速始めましょう」


えっ大丈夫!戦うとかじゃないよね。戦いだったら死ぬぞこれ。いやでも、魔法属性がありませんとかだったらどうなるんだ?


「すいません。鑑定士さん、ラノさんこれってもし魔法属性がないとかになったらどうなりますか?」


「なはははははwシオンさん何を言うかと思ったら。そんな分けないじゃないですかw」


うわムカつく。こういう例え話をそんなのないって言ってくるやつ例えの話だろ殴るぞ。


「では、シオンさんこの水晶に手を」


検査士がそういうが死ぬほど胡散臭い。大丈夫か?この検査?


「では、失礼します」


ぷゎ〜ん


ありきたりな音だな。


「シオンさん....あなたは.....言いづらいんですが.....花の魔法です」


(シオンもラノもホニも言葉を失う)


「シオンさん、でも、きっと他に使い道がありますよ。ねっ、だから、顔を上げて、ください」


ラノお前さ、言葉が詰まってんだよさっきから。それにしても、花か。花ね〜。きっとなんとかなるさ。


「それでは、私はこれで」(そそくさと去っていく)


逃げたぞ、あの検査士。おい。待て。まだ、魔力量とか希望があるだろ。


「あのこれって魔力量とかの検査って?」


「シオンさん。魔力量を調べるには魔力探索で対象を選択する必要があるのですが、やりますか?」


「お願いします」(覚悟を決めた顔)


「では、失礼します」


魔力量は膨大であってくれ。頼む。この切実すぎる願い。頼むお願い届け。


「んっ!?この魔力量、すごい限界が......見えない。何かの量。」


キタキタきたー!!!俺の無双劇開始ー!!!


「こんなに魔力量があるのに.....花属性の魔法だなんて可哀想」(憐れむ目)


「ラノさん」


「はい?」


「あなたはわかっていない。この花属性の魔法の使い道を」


「えっっっ!?何か使い道が!?」


「ふふっ。知らない」


「えっ?えっ?えっ?」


そりゃそうなるよな。だって画期的な使い道があるような言い方してなにもないんだもんな。


「それより、冒険者ギルドに行きましょう。見せてあげます。使い道。」


「シオンさん....使い道とか何も知らないって今答えたじゃないですか」


まぁ、まずはとりあえず


「.....とりあえずギルドに行きましょう」


自分の提案についてラノはこう答えた


「......とりあえず昼ごはん食べませんか?」


「.....そうですね」


誰か助けてー。気まずいよー。自分は内心そう叫び、移動して食卓の席につく。移動してる道中にニコラヴァ家のメイドさんにあったけど沢山いたな。本当に上級貴族なんだろうな。


「シオンさんはローゼンベルク王国内のどこに住む予定ですか?」


「決まってないです。つい先日ここについたばかりなので」


「それでは、北方はやめた方がいいと思いますね。絶対に」


「なんで?」


「北方では上級貴族であるエンカトラ家が圧政を敷いており、現在ローゼンベルク王国も対処に向かってはいるもののローゼンベルク王国は領土を拡大しすぎたあまりに北方の魔物が無数に住む、名無しの森に住む魔物達まで手が回らなくなっているのが現状です」


「それじゃあ、エンカトラ家も危なくないか?」


確かに領土が大きいなら人数はいても全員従えるのは難しいだからこそ北方にまで手が回らないのだろうか?いやでも、だとしたらだぞ。エンカトラ家はなぜこの状態で圧政を敷いることができる?なんでだ?魔物の動向に気をつけながら民衆を支配できる余裕はないはずだ?


「なぜエンカトラ家は余裕のない状態で圧政を敷いる余裕があるんだ?」


「それはエンカトラ家に仕えるAランク冒険者であるコモ・キバナと言う人物の存在があります」


「よほど強いのか?」


「現在6人しかいないAランク冒険者の一人ですよ!!知らないんですか!!」(襟を掴まれぶんぶん振り回される)


「ぁぇ〜。目が回る〜」


(しばらく経って)

「失礼しました。ローゼンベルク王国外から来たのなら知らなくて当然ですよね」(恥ずかしそう)


「目がまだ回ってる〜」


目が回る。世界が回転してる。すごい回転してる。それにしてもコモ・キバナと言う人物はどれほど強いのだろうか?


「コモ・キバナはどれほど強い?」


「えっとですね.....炎の魔法使い手であると同時にものすごい剣士でもあります。炎の魔法使い手としては最上級魔法である"インフェルノ"を使います」


「その"インフェルノ"って技の威力はどのくらいなの?」


「えっとですね、北方にある名無しの森を焼き払えるぐらいの威力があります。」


それで、森焼き払ったら良くね?


キュ〜 バタン


「ラノ様、シオン様お食事ができました」


(食事後)

本題忘れてた。今聞いとこ。あれ、本題ってなんだっけ。


「本題はギルドに行くことと住む場所のどっちだっけ?」


「まぁ、住居はこちらで手配しておきますね。ギルドは〜行きます?」


「行きます」





※ラノの使う魔力探索では一度対象を絞って使うとその対象の魔力量が永続的にわかります。魔物だとその同族の魔力量も永続的にわかります。魔力探索は生まれつき誰でも使える魔法ですが、基本的には皆、勝手に発動します。ですが、ラノは魔力の操作が普通の人と比べて圧倒的に上手いので自由に発動できます。

次回はギルド行きます。

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