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プロローグ〜転生〜

初めて小説を書くことに挑戦するので自信はありませんが、精一杯書かせていただきます。

「ねみー。なんで朝は勝手にくるんだよ」


はぁー。なんで太陽ってやつは呼んでないのにさ、

勝手に昇るんだ。狂ってるよ絶対に。


今日は珍しく太陽の無駄に輝いてる光を浴びて嫌々目が覚める。


目が覚めて早々にパソコンの電源を入れる。

画面越しから声が聞こえる。


「あっ!汐音くん!今日はログインするの早いんだね?」                        

「そうそう、なんか昨日寝付けなくってさ」    


俺、小原 汐音は引きこもりゲーマーだ。


なぜ引きこもりになったかって?学校はただでさえ努力しても勉強に追いつけないほど遅れていたに、そんな時に病気でしばらく休んでたら余計置いてかれて、悪かった成績がさらに悪くなって嫌になったから行かなくなった。                   

「眠い。とにかく眠い」


そう俺がつぶやくとゲーム友達は


「なら、しばらく寝たら?」


そう軽く言う。確かにそうだが。そうじゃないのだ。俺にとってのゲームは命と同じなのだ。

だから、私はこう言う。


「今日はレイドイベント最終日なんだから寝るわけにはいかないだろ」


そう、俺が軽く適当に呟くと、ゲーム友達はすかさず俺にこう言った。


「そう言う問題かなー?だって、眠いなら寝なきゃ体に悪いよ?」


耳が痛くなる。俺にはゲーム以外ないのだ。ただでさえ勉強も出来ない、運動も出来ない、友達もいない。だが、ゲームの世界では違う。ゲームの世界なら俺は最強だ。ゲームの世界なら俺はモテモテだ。みんながレイドイベントのトップランカーである、俺にみんなついてくる。ゲームの世界なら理想の自分になれた。あーあ。異世界転生してイケメンになって無双してモテてぇーな。んぁ?母さんがないか言ってる?チッ...うぜぇな


「汐音!!あんたいつまで部屋に引きこもってんの!!??暇ならちょっとは手伝いなさい!!」


これは無視したら、母さん絶対にヒステリック起こすな。めんどくせぇけど、とりあえず話を聞くとするか。めんどくせぇけど。


「なに?母さん?」


「汐音。あんたお使い頼まれてくれない?ちょっとゴミ袋買ってきて欲しいの、大きめのサイズのゴミ袋わ。」


うーわ。疲れるから嫌なんだけど。なんて、言ったら母さんに殺されるな。....仕方ない行くか。最後に外出たのっていつだっけか?


「わかったよ母さん。行ってくるよ。」


しょうがないから、嫌々重い腰を上げるとするか。ガタ キュー ガタン

玄関のドアが閉まった音がした。やっと外に出たのだと自覚した。太陽眩しすぎるだろ、少しは自重しろよ。そう内心呟きながら重い足取りでコンビニに向かう。太陽が強風の向かい風のように俺の進路の妨害をする。

しばらく歩いた気がする。やっと着いた。よし早く買って帰ろう。


「いらっしゃいませー」


これがゴミ袋か。頼まれてたのは大きいサイズのゴミ袋だったはずだから。......こっちかな?これだな。そうだな、それだ。間違っても俺は悪くない。よし会計だ。




わりぃ、店員さん呼べねぇや。なんで店員は毎回レジについてないんだよ。ついとけよ。おかしいだろ。俺はな人を呼んだり、話しかけたりするのに、プロスポーツ選手のストレッチ並みに時間を使うんだよ。クソゥ。店員気付けよ。気付け。気付け。


「あっ。お会計ですね。少々お待ちください。」


気づいてもらえたー。

はぁ、なんでさーゴミ袋買うのにこんな時間と体力使うんだ?意味がわからんぞ。早く帰ってゲームゲーム。なんだか辺りが騒々しいぞ?なんだ?


「誰でもいい!死ね!死ね!」


「そこの少年!!逃げろ!!早く!!今すぐ!!」


「んぁ?ぇっ?あっ....?」


腹が熱い刺されたような痛みだ。いや違うこれは刺されたんだ。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。なんだなにが起こった?辺りが騒々しくて、それでいきなり。刺されたのか?は?なんで?どうして?なぁ?ふざけんなよ。


「大丈夫か!?」「えっ?なに?」「なんか通り魔が現れたらしくて、そこら中の人を刺してたらしいよ。」「えっ....やば」


俺を見るな。見るな。見るな。見るな。....視界が霞んで見えてきた。呼吸が思うように出来ない。待って。やだ。俺死ぬの?もう死ぬの?そんなクソみたいなこと。


「た......す....け........て」


「喋るな!余計苦しくなるぞ!」


「し......に......た....く....な......い」


「ぁっ......ぁっ.....」


まだ、死にたく......な.....い



俺は死んだはずだった。でも、意識はある。確かに意識がある。まるで、生きているようだ。この感覚はなんだ?俺は生きているのか?


「んっ.....ん」


目が覚めた。いや、覚めるはずがない。でも、五感がある。死者には絶対にない感覚だ。とりあえず立って辺りを見回そう。ここは平原で奥には美しい森が広がっている。ここが死後の世界ってやつなのか?とりあえず歩こう。


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