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サバイバルイベント 7日目

150万PV超えてました!

たくさんご覧いただきありがとうございます!

これからも頑張ります!


おはようございます!

良い天気です。朝日が眩しいですね!


今日は親戚の集まりに顔出さないと行けないですし、ひとまずランニングだけ済ませましょうか。



その前にユアストの通知を開きましょう。





Your Story -ミツキ-




24ページ目




太陽のプラムのイベントをクリアしました。

そして太陽、眷属からの信頼を獲得しました。



洞窟では新しい仲間を召喚しました。

洞窟には採掘ポイントがありました。

様々な鉱石を手に入れました。



荒野では新しい仲間を召喚しました。

新しいモンスターを倒しました。

一定のモンスターを倒したため、特殊ボスが出現しました。

討伐、おめでとうございます。



勝利の宴をしました。

様々な肉を焼いて食べましたね。



貴方が星を見つめる時、星もまた貴方を見つめているでしょう。


お疲れ様でした。







今日はさっぱりしてますね!

その星ほにゃららのくだりも、コスモス様の話を聞いたあとだと、受け止め方が変わります。


本当に、見ているのでしょう。


………その辺りも詳しくお師匠様とわたしの情報をすり合わせたいですねぇ。


さて、ランニング行ってきます!









ランニング行ってご飯食べて、親戚の集まりに顔を出してきました。


…………何故あんなに、やれうちの息子は〇〇会社でなんちゃらとか、娘は〇〇大学でなんちゃらとか、そんな話を延々とするのでしょう。


ちょっと退屈でした。

お兄ちゃんとずーっと笑顔を顔に貼り付けていました。


お兄ちゃんの写真を馬鹿にされた時にはその残り少ない髪の毛を毟りとってやろうかと思いましたが、お兄ちゃんがわたしの手を抑え込んだので我慢しました。



そして今はお父さんの運転で帰路についています。

………ここまで無表情な兄は珍しいです。


「………よく耐えたわねぇ。流星、満月」

「お母さん……」

「1回顔出したから、次の集まりは顔出さなくて良いわよ流星。海外にでも飛んでなさいな」

「軽いな」

「あんな言葉を耳に入れる必要無いわよ」

「次は2人とも行かなくていいからなぁ」



あ、お母さんもお父さんも怒ってますねこれ。

まぁ好きなものを仕事にして頑張っているお兄ちゃんを、馬鹿にされて怒らない訳無いですよね。


「……まぁ満月がぶちギレてんのみたら落ち着いたからさ」

「お兄ちゃんが止めてくれなかったら髪の毛毟ってた」

「俺、よく止めたなぁ!」


お兄ちゃんは口を開けて笑いました。

良かった、笑ってくれました。


いつも朗らかなお兄ちゃんが無表情でいると、割とこわいのです。


「ちょっといいお昼食べて帰りましょう」

「うん、そうしよう」

「わ、やった!」

「え、何でもいいのか!?」

「……回らない寿司屋よ」

「「!」」

「職場の人に教えてもらって何回か行ったのよね」


ま、回らない寿司屋!

それは、一見さんお断り、みたいな!?


「……実は予約済よ。13時に」

「うん、丁度いい時間だ。そのくらいに着くだろう」

「……お兄ちゃん、わたしの今日の格好、大丈夫?」

「………大丈夫だろ、ワンピースだし。俺の方がカジュアル過ぎねえ?」

「…………大丈夫!」

「その間どうした???」


わたしとお兄ちゃんのやりとりにお父さんとお母さんはクスクス笑います。

良かった、和やかな雰囲気になりましたね。

わたし達は、ワクワクしながらお寿司屋さんへと向かいました。





………回らない寿司屋、すごかったです。

雰囲気と、ネタがです。


ちょっと緊張しましたが、最高に美味しかったです。

目の前で握ってくれるの、素晴らしい技術です。

美味しさ倍増しました。



そうして家に帰ってきました。

皆、お疲れ様でしたね!


「今日はもうゆっくりするわよ」

「うん、そうだね」

「夕食はこの間買ってきたピザを温めるわ」

「「賛成」」



わたしとお兄ちゃんの声がハモりました。

無駄に気を遣って疲れましたからね……



よし、わたしは夕食までゲームします。

もふもふに、癒やされたいです!






ログインしました。

……心地よい海風が、柔らかく森へ吹いています。


手早くお腹に食べ物を入れます。

そして喚び出すのです!


「〈しし座(レグルス)〉、〈おひつじ座(ハマル)〉、〈こぐま座(ポラリス)〉、〈こじし座(プラエキプア)〉、〈おおかみ座(ルプス)〉…〈おおいぬ座(シリウス)〉」


喚び出せる最大数、喚び出しました。

今回は初めてポラリスとプラエキプアを喚び出しましたね。

……『こ』って付いていても思ったより大きいです。


「………癒やしを」

(…ミツキ?)

「癒やしを、下さい」


わたしはレグルスへと抱きつきました。


(うおう)

(なんだ、疲れてんな)

(……だいじょーぶ?)


この中で話せるのはレグルスとシリウス、そしてポラリスのようです。

ちょっと幼い話し方をしています。

北極星パワーでしょうか。



今だけ、わたしをもふもふで囲ってくださぁい!







-ミカゲ視点-



たまたま木陰近くに戻ってきたボクは、目の前の光景を静かに見つめました。


ミツキ氏が召喚した動物達に囲まれています。


ミツキ氏が喚び出した彼らはボクに気付いていますが、ミツキ氏は獅子さんにもたれて目を瞑ってますね。


なんだこれ、宗教画か????

………思わずスクショしてしまいました。

後でミツキ氏に見せて、保存して良いか聞きましょう。


なんだか夢の国のプリンセスみたいですなー。


………これは邪魔しちゃいかんでしょう。

ボクはもう一回この光景を眺めて、来た道を戻りました。



いやぁ良いもの見させてもらいましたな!








どれくらいの間こうしていたでしょう。

とっても癒やされました!



「みんなありがとう」

(満足したか)

(人間、疲れることもあるだろうよ)

(げんきになったー?)

「うん。ありがとうね、ポラリス」



ハマルも、プラエキプアも、ルプスも撫で回します。


お礼に果物をむきましょう。

林檎にしましょう!


大きな林檎をむいていきます。

むきおわった林檎は食べやすい大きさにカットして、みんなの口元へと放り込んでいきます。


わたしも一口。

うん、みずみずしい!美味しいです!


そうして穏やかな時間を過ごしていると、足音が聞こえてきました。


「おや、楽しそうですな」

「ミカゲさん、こんにちは」

「こんにちはですよ。ゆっくり休めたみたいですね」


………もしや見られてましたかね。


「ミツキ氏に1枚スクショ送りつけますぞー」

「…ありがとうございます?」


ミカゲさんから送られてきたスクショは、わたしが彼らに囲まれて目を瞑っているスクショでした。

うおおおバッチリ見られてますね!


「……ボクのところにも保存して良いです?」

「………見るだけ、なら?」

「絶対に流出しないように何重にもロックかけます!」

「……そんなに」

「…夢の国のプリンセスみたいで、なんかほわほわしました」


……確かに、動物に囲まれているこの姿、ありそうです。

ちょっと恥ずかしいですね。


「ボクはもう少しでログアウトしますけど、ミツキ氏はまだログインしてます?」

「もう少しだけいます」

「わかりました。また今度ですぞー」


ミカゲさんはちょっと空中を操作したあと、ログアウトされました。


わたしはもう少し、この空間にいます。

そして皆を還して、ログアウトしました。


今日は疲れましたからね。

早く寝ることにしましょう。





ピザを食べてお風呂に入って、ベランダで空を見上げます。

見上げた空には、春の大三角が瞬いています。

ちょっと月明かりが強いですが、それでも十分みえます。

大きく深呼吸をして、月光を浴びます。



明日はもうイベント最終日です。

振り返ると、本当に色々ありました。


ソル様と眷属さんにご挨拶しないとです……

早めにログインしましょう。



わたしは部屋に戻って、寝る準備をします。



おやすみなさい。



森の中で動物に囲まれるシチュエーション、プリンセスですよね( ˘ω˘)


これからもこの作品をよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[一言] でも森の中にいる美女って毒リンゴ盛られるイメージがゲフンゲフン
[一言] 更新有り難う御座います。 モフと美少女、尊い。
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