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わたしの冒険の1ページ目

少し短いですが、キリがいいのでここまで投稿します。

皆様が考えるものと違うかもしれませんが、こういうのあったら面白いな、という妄想なのでお付き合い頂ければ嬉しいです。




「ふぅ……」


目が覚めるような感覚を覚えて、わたしはヘッドセットを外します。みなれた自分の部屋の天井が見えます。



「ゲームとは思えないくらい、現実みたいな体験だったな。VRってすごいや」



五感フル活用で違う世界に行ったような感覚でした。

今何時になるかスマホをみると、ユアストから通知が入っています。


「あ、これって……」


Your Story-ミツキ-と表示された通知をタップすると、ユアストの特別なページが開かれました。すると、わたしの名前が表紙に書かれた電子書籍のようなものが画面に表示されました。







Your Story-ミツキ-





はじめに


Your Only Story Onlineをプレイしてくださるミツキ様に感謝申し上げます。

この物語は、ミツキ様がハーセプティアで行動されたことが簡単にですが、自動的に刻まれていきます。

目安1日1ページとなっておりますので、ミツキ様の物語を振り返って頂き、思い出としてお楽しみください。


ミツキ様の物語が素晴らしいものでありますようお祈り申し上げます。


これからもYour Only Story Onlineをお楽しみください。











「わたしの物語………」


わたしはページをめくるように、画面をスライドさせました。








-1ページ目-




あなたは女神ローティに送り出されてハーセプティアへと降り立ちました。



石碑広場で屋台を開いていたグレナダから串焼きを貰い、初めての食事をしました。



その後冒険者ギルドで、冒険者登録をしました。冒険者への1歩です。



そこでギルド受付のリルファ、サイファと知り合い、冒険者の先輩となるカレンと出会いました。



カレンから冒険者としての準備を教わり、薬師リゼットとの縁を繋ぎました。



そして子羊の宿り木でティナと知り合って、ゲーム内で初めて就寝しました。お疲れ様でした。











「おぉ………わたしのゲーム内の行動がまとめられてる……!!!」



こうみると1時間程度で色んな人と出会ったんだなあというのがわかります。

そんなすぐには忘れませんが、こうして文字として自分の冒険が振り返られるのはとても素晴らしいです!!



「たくさん冒険して、たくさんページを刻みたいなぁ」


いつかこの冒険を振り返ったときに、ページがたくさんあった方が楽しいですからね。


それにまだ星空を目に焼き付けてませんしね!!

当分の目標は夜の冒険をするためにレベリングしますよ!!!



明日は土曜日、お休みなので朝からゲームやっちゃおうと思います。


アラームをかけて、と。

寝る準備をして。




「明日こそ街の外に出ないとね!」



とっても楽しみです!

おやすみなさい!!!



次回やっと主人公は街の外へ向かいます。

お待ちいただけると嬉しいです。

次回は3/10に投稿予定です。

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― 新着の感想 ―
う、うん… なんていうかぁ、レトロだなぁ  AI技術研究の一環開発した小説生成プログラムの流用や発展形を想像してたけど…  これ、VRである以外はUnityでも作れるし90年代の技術でも実現できるぞ……
[一言] この自動で書かれる冒険日誌が、何というか素敵な雰囲気を醸し出していて気に入りました。
[一言] 日記が凄いElonaっぽいんだけど分かる人いるかな、、 Elonaの就寝時ってこんな感じのログでない?
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