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冒険の準備②

お待たせしました!

続きになります。よろしくお願いします!



「さてあとは戦闘の準備もだが、……ふむ。それウィザードの初期装備セットだろ?」


装備セット?

わたしは自分の装備を詳しく見てみました。




見習いウィザードの服

見習いウィザードの初期装備。


見習いウィザードのスカート

見習いウィザードの初期装備。


見習いウィザードのブーツ

見習いウィザードの初期装備。


見習いウィザードのローブ

見習いウィザードの初期装備。


見習いウィザードのロッド

見習いウィザードの初期装備。



見習いウィザードセットボーナス 魔攻+5



ステータスの魔攻の+5ってこれのことですか!

というかこの装備なにもステータス上がりませんね!!!初期装備ってそういうものなんでしょうか………



「はい、見習いウィザードの初期装備ですね」

「戦わないうちから強い武器を装備しても宝の持ち腐れだからな。ある程度戦闘に慣れて、レベルが上がるまではそのままの方がいい」

「はい、わかりました」

「レベルが上がってその辺のモンスターも余裕で狩れるくらいになったら声かけな。いいとこつれてってやるよ」



モンスター!

角ウサギの討伐依頼を受けましたが、ルクレシアの周りにはどんな魔物がいるんでしょうか。



「あとはまぁ食料とかキャンプセットとか料理セットとかだが、初心者のうちにそんな遠くまで行かせるのは危ないからな。これは今受けてる依頼が終わったら教えてやる」

「キャンプセットや料理セットも必要なんですね?」

「腹が減っては戦はできねえって言うからな。それにソロや遠い場所の依頼だと食事のことも考えないといけねえし。やっぱどこでも美味しいもん食いたいだろ?」

「はい、食べたいです!」

「余裕があるなら料理スキルとか持っとくのもいいぜ」



料理スキル!レベルが上がったら取ってみることにしましょう!



「あとはもうこんな時間だからな。街の外に出るのは明日にしておいたほうがいい」


そうなんです。

わたしがゲームを20時頃に始めたので、もう21時になります。


プレイヤーである私の視界には、左上に赤いHPバー。その赤いバーの下に緑色のMPバーがあります。

数値は書いていないので、ダメージを受けたりアーツを使ったりしなければどれくらい減るかわかりません。


そして右上に時間が表示されています。

ハーセプティアは現実時間と同じ時間が流れています。


バリバリ夜でした!

リゼットさんのお店は夜21時までやってらっしゃるんですね………


「夜は夜でモンスターの出現パターンも変わるし厄介だ。【夜目】や【暗視】とかのスキルを持ってれば戦いやすいけどな。ミツキはまだ昼間の戦闘に慣れてからにしろよ」

「【夜目】、【暗視】のスキル……」

「じゃねえと後ろからパクっとされちまうかもしれないからな」

「ひえっ」

「まぁひとまずの準備はこんなもんだろ。明日来るなら、南門から出れば近くに森がある。そこに魔力草も生えてるし角ウサギもいる。頑張れよな」

「はい!遅くまでありがとうございます、カレンさん」

「いーってことよ。アタシはここを拠点にしてるから、用があるならギルドに来いよ。はやく強くなれよな」


わたしの頭をポンポンしてから、後ろ手に手を振りながら歩いていくカレンさんを見送り……


あっ!!!


「カレンさん!!いいお宿知ってますか!!」


わたしは急いでカレンさんを呼び止めました。

この世界ではログアウトは宿屋、または安全な街の中、もしくはセーフティエリアなどでテントでのログアウトを推奨しています。

街の中でもログアウトはできますが、宿屋のほうがHPやMP回復が早いそうです。


カレンさんは笑いながらオススメの宿屋を教えてくれましたので、急いで宿屋に向かおうと思います。カレンさんにお礼を伝えて、わたしは駆け出しました。



カレンさんが教えてくれたのは、南門からほど近いところにある宿屋、子羊の宿り木という宿屋です。

こんな時間ですが、開いてるでしょうか……


おそるおそる扉をあけて、中に入ります。


「お、いらっしゃい!子羊の宿り木にようこそ!」

「はひっ!お部屋は空いてますでしょうか!」


カウンターにいたお姉さんに声をかけられて、ちょっとびっくりしてしまいました。


「ん!空いてるよ。1泊素泊まりなら300リルだよ」

「ひとまず7日間泊まらせて頂ければ!」

「おっけ!前払いだけど大丈夫?」

「大丈夫です!」


7000リルから2100リル引いて、残りは4900リルですか。依頼をこなしてリル稼ぎもしないとですね。


「じゃあこれ部屋の鍵ね。2階の1番奥の部屋さ。宿から出るなら鍵預けて行ってね!あたしはティナ!ここの主人ってやつさ!」

「わたしはミツキです!渡り人です、お世話になります!」

「うん、よろしくね」


ティナさんから鍵を受け取って、2階にあがります。

1番奥の部屋の扉を開けて、部屋に入ります。

8畳くらいの広さのお部屋で、モダンな雰囲気です。


「今日は楽しかったなあ。明日は街の外に行ってみよう!」


窓から街を眺めます。柔らかいオレンジの街灯が、街を照らします。

星も綺麗に瞬いていますが、街の灯が少し強くてよく見えにくいですね……


星をじっくり見るのは、街の外が良いですね!


わたしは明日の予定を立てて、ベッドに潜り込んでログアウトしました。



やっと街から出られそうです。

ちなみにおわかりかと思いますがミツキはメニュー系のチュートリアルは飛ばしております。

戦闘のチュートリアルは挟む予定ですので今後もお付き合い下さい!

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― 新着の感想 ―
支払いの時の所持金。 7,000の所 前回がポーション支払って6900になってたと思いますが。
[気になる点] 前話の終わりが6,900リルから7,000リルに増えてる
[気になる点] 天体オタクならこの初日の夜に、街からでも星が見える場所さがしてそうですが? 例え時間が無かったとしても、宿に行く1人の時間にちょっとでも空を見上げる描写が全く無いの違和感。
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