表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/369

イベントのお誘い

ご評価ありがとうございます!



さて日光浴でやる気充電できました。

動物に囲まれてゆっくりするのは大変癒やされますね。


皆の毛並みがもっふもふです。

現実では動物を飼っていないので、新鮮です。



よし、レンさんにメッセージを送りましょう。





to レン


イベントについてご相談があります。

ご都合よろしい時に、お話したいです。

本日は21時までログインする予定です。


from ミツキ




よし、これで良いでしょう。

フレンド欄で名前がグレーなので、今はログアウトされているようですね。



ちょっと今からアイテムボックスの確認をします。

アイテムボックスは初期値は50枠です。

1つの枠に同じアイテムであれば、最大50は入れることができます。


そしてレベルが1上がると、5枠増えていきます。

わたしは今レベル14なので、65枠増えています。

今は全部で115枠ですね。


素材と野菜とアイテムで50近く埋まっていましたので、まだまだ余裕はあります。



調理セットも驚きの14アイテムセットですので、サバイバルで大活躍でしょう。


……………お米を買いましたが、炊けるアイテムが無いですね。

お米が食べたくなるときってあると思うのです。


はんごう、買いにいきましょう!

そうと決まればルクレシアで探しましょう。

あの米屋さんなら売ってるかもしれません。



よし、ルクレシアに向かいましょう。

シリウスたちを還して、入り口近くに寝そべるお師匠様のシリウスにお声掛けします。



「シリウスさん、少しだけルクレシアに行ってきますね」

「おう、気を付けていけよ」



よし、ではルクレシアへ向かいましょう。

リゼットさんの所にも顔を出しましょう。






ルクレシアにきました。

平日の昼間ですが、やはり賑わっています。


米屋に直行してお米炊けるアイテム探しましょう。

ありますかね……




ありました。

美味しくお米を炊くために土鍋からはんごうまで揃えてましたね。


土鍋はいいお値段なので大きめのはんごうを買いました、

これでお米を炊けます!!!!



よし、リゼットさんのところへ向かいます!!!

…………花屋さんがあるのでお花を買っていきましょう。


………ピンクのカーネーションが目に留まります。

感謝を表すにはうってつけですね。

リゼットさんは母親ではありませんが、とてもお世話になっていますからね。


カーネーションを花束にしていただいて、手に持ちます。

かわいらしいお花ですよね、カーネーション。



「こんにちは!」

「いらっしゃい、ミツキさん」


後ろ手にカーネーションをちょっと隠して、お店を覗き込みます。

リゼットさんはカウンターの中でアイテムを作ってらっしゃるようです。



フルポーションやフルMPポーション……買いましょうかね。

リゼットさんの作るフルポーション、フルMPポーションの効果が気になるのもあります。

あとイベントに持ち込んでおきたいです。


ひとまず5本ずつ買いましょう。


「フルポーションとフルMPポーションを5本ずつ買います!」

「わかったわ。フルポーションは2500リル、フルMPポーションは3000リルだけどいいかしら?」


わ!やはりお高いですね!

27500リル支払います。




フルポーション

HPを完全回復する。

5分間の間、1分毎にHPを1割回復する


フルMPポーション

MPを完全回復する。

5分間の間、1分毎にMPを1割回復する





ただ回復するだけじゃない、ですと。

す、すごいです。

継続的な戦いで重宝するやつですね、これ。


素晴らしいですね!

素材が気になるところです。



「あ、リゼットさん。こちら今回のお土産です」

「あら」



目の前にカーネーションを差し出すと、リゼットさんは目を丸くして、笑顔を浮かべました。


「ありがとう。嬉しいわ」

「感謝の気持ちです」

「飾らせてもらうわね」



さっそく花瓶でカウンターに飾って下さいました。

いい彩りです。




「レシピのアイテムは作り終えたのですが、何か他にやることありますか???」

「あらそうなのね?はやいわ」


一通り作ったものをリゼットさんに見せます。

それを見て頷くと、リゼットさんは違うノートを持ってきました。



「じゃあこのアイテム、作ってもらおうかしら」

「はい、わかりました」


ノートを受け取って、アイテムボックスにしまいます。

これはゆっくりやりましょう。



「それはあらゆる場所の素材を必要とするものだから、いろいろな所へ行ってほしいわ」

「はい!楽しみです」


そろそろルクレシア以外の街もみてみたいですしね。

ルクレシアにはいつでも戻ってこられますし!



リゼットさんに挨拶して、お店を出ます。

これからどうしようか考えていると、ピコン!と軽い音が鳴りました。



「あ!」



‐レンからメッセージが届いています‐



レンさんからメッセージが返ってきました!

………今ルクレシアにログインしたみたいです。


ログインしたてで石碑広場にいるようなので、そちらにお伺いしようと思います。


わたしもルクレシアにいるので、そちらにお伺いします。と送りました。


では石碑広場へ向かいましょう。

お待たせする訳にはいきません。急ぎましょう!






いつ来ても人が多い!!!!

レンさんはどちらにいらっしゃるのか。


人々の間をすり抜けながら、石碑広場をぐるぐるしていると、近くの建物の壁に目を瞑って寄りかかるレンさんを見つけました。



「れ、レンさん!お待たせしました」


急いで駆け寄ってお声掛けすると、レンさんは閉じていた目を開けました。



「別にそこまで待ってねえし気にすんなよ」

「いえ、わざわざお時間取って頂きましたから」

「………で?相談って何」



レンさんにイベントの事でご相談しようと思いましたが、何やら周りがざわざわしていてちょっと騒々しいです。

あと視線も感じます。



「………視線が煩わしいのでちょっと移動してもいいですか」


わたしがそう言うと、レンさんは周りを睨みつけるように見渡します。

すると何人かが思いっきり顔をそらしました。



「……チッ。移動するか」

「はい」




ひとまずレンさんの後をついて行って、わたし達は広場から離れました。








一方残されたプレイヤー共。



「………狂戦士が女の子と会話してたな」

「仲良さそうだったな………」

「…俺達も狂戦士になればおにゃのこと喋れるのか!?」

「………無理だろ現実見ようぜ」

「睨まれてコワカッタナー……」

「俺達も女の子とプレイしてえな……」

「………強くなろうぜ」

「おにゃのこが振り向くほど強くなろうぜ!」

「おう!」



集った男プレイヤー達は、謎に決意を固めて街の外へと向かった。

それを偶々近くにいた女性プレイヤー達が冷たい目で見送ったのであった。








プレイヤーの姿が少なくなった辺りで足を止めて、道の端に移動しました。


「ご相談と言うのはイベントのことなんですけど、レンさんイベント参加されますか?」

「あーあのサバイバルイベントってヤツか」


レンさんは顎に手を当てて考え込む素振りを見せます。


「……まァ参加する。俺は強い奴と闘いたい」


拳を見つめて握り締めるレンさん。

………今こそ勇気を出すのです、わたし。


「……もし、よろしければなんですけれど」

「おう」

「……ずっとではなくて!少しのお時間だけでも!一緒にイベントさせて頂けませんか!」



突然大きな声を出したわたしにレンさんが目を丸くします。



「………俺と?」

「わたし!フレンドはレンさんしかいません!」

「お、おう」



………あれ、わたし恥ずかしいこと言ってるような??

レンさんに引かれてしまいます!!!?!?



「…いや、別に構わねえけど」

「!よろしいのですか!」

「闘いだけでイベント進められねえしな。俺もそっちのが助かる」



!!!!!!

や、やったあ!!!!!!

フレンドとイベントに参加できます!!!!


「ありがとうございます!ポーションとか食事とかなら任せて下さい!」

「…おう、助かる」

「……そういえばレンさんのことあまり知りませんでした。わたしはウィザードで薬師です。レンさんのジョブをお伺いしても良いですか??」



そういえば何もレンさんについて知りません。

こう、拳と蹴りで闘うってことしかわかりませんね。


「…メインは狂戦士。サブは探索者」

「……初めて聞きました。よろしくお願いしますね」


どちらも聞いたことのないジョブですね。

…………詳しくは聞かないようにしましょう。



イベントが始まるときにレンさんにメッセージを送ることにします。

ふふ、イベント楽しみですね!



「相談はそれだけです、お時間取って頂いてありがとうございます」

「ン、じゃあな」

「はい!またイベントの時に!」



レンさんは片手をヒラヒラさせて人混みに消えていきました。

よ、良かった………一安心です。


出会ったばかりでそんな強くもないわたしがお誘いして変な奴だと思われるかと思いましたが、少しのお時間一緒にプレイさせて頂けます!!!





さて……

お師匠様にアストラルウィザードとしてどこまで見せて良いのか、確認しましょうか…………



とりあえず名乗るのは辞めましたが。

戦う上でわたしのプレイスタイルにもう【星魔法】や【神秘】が組み込まれていますからね。


人目がない場所、と言ってもプレイヤーが散らばる孤島が今回のマップですからね。

おそらくプレイヤーと遭遇はするでしょう。



そのときにどうするか、ですね。



よし、お師匠様の所に戻ります。

それから考えましょう。




イベント準備中です。

お待ちいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ミツキちゃんは狂戦士と言う番犬を手に入れたと言うログが流れそうw
[一言] あ、今思い出したけど、このレンって狂戦士、ドラゴンゾンビにウルフボムをボンバーシュートしてラスアタしたヤツやん
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ