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新たな素材探し

いつもご覧頂いてありがとうございます!

文章量が安定してなくて読みづらいかもしれませんが、よろしくお願いします!



やっと金曜日です。

休みの日の前は夜遅くまでゲームやっちゃおう!って考えになりますよね。


ということで今日は状態異常を治すアイテムを作るために新しい素材を探したいなと思います。

リゼットさんから頂いた薬師のレシピ本を確認しましょう。


帰ったらゲームをやりましょう!

土曜日1日ゲームして、日曜日はテスト勉強しましょう。

来週は後半にテストがあるのです……

コツコツ課題はやっていますが、割と一夜漬けタイプでもあるわたしです。



「満月、テスト勉強してるかしら?」

「課題の範囲をとりあえず暗記するくらいしかしてないね」

「まぁ今回範囲狭いものね」


お昼休みで今日の予定を組み立ててたところ、目の前でお弁当を食べる花ちゃんに話しかけられました。


「それに満月、記憶力良いわよね」

「覚えるのは早いってよく言われるよ」

「羨ましいわ〜」

「花ちゃんは運動神経全振りしてるよね」

「どうしても数式が駄目ね覚えられないわ」

「そこはもう式覚えろとしか……」



目の前で頭を抱える花ちゃんにエールを送ります。

わたしはとりあえず目指せ平均点くらいしか考えてないので。





午後の授業を終えて帰宅しました。

お父さんとお母さんは、今は忙しい時期なので帰るのが遅いようです。


今のうちにお風呂を沸かしておきましょう。


今日の夕飯は簡単にサラダと炒飯にします。

自分の分をサッと作って食べ終わらせて、両親の分の夕飯を用意します。

作ったサラダは冷蔵庫に、炒飯はフライパンで蓋しておきます。

さすがにへとへとの2人にご飯作らせるのはかわいそうですしね。



「フライパンに炒飯、冷蔵庫にサラダあります、と。メモ置いておけば大丈夫だよね」


ペーパーウェイト代わりに箸置きでメモを固定し、お風呂を済ませて部屋に戻ります。




よし、ログインします!





ログインしました!


身嗜みを整えてストレッチをします。

身体の感覚を掴むにはストレッチして慣らすのが良いですからね。



「お師匠様、こんばんは」

「よく来たねミツキ」



お師匠様に挨拶して向かいのソファに座ります。

お師匠様は何か編み物をしてらっしゃいますが、顔を上げて挨拶してくれました。

そして目線を編み物へと戻します。


わたしはひとまず自分に【清潔】をかけて、アイテムボックスからキッシュを取り出して口に運びます。


「………お前さんのアイテムボックスは料理も入っているんだね」


ちょっと呆れたように言うお師匠様。

口の中のものをよく噛んで飲み込みます。


「自分で作れない時のために買い込んでましたね」

「そうかい」


どこかのタイミングでお料理作りましょう。

この世界タッパーとかあるんでしょうかね?



キッシュを食べ終えて手を合わせます。

(ごちそうさまでした)


心のなかで唱えて、レシピ本を取り出します。

レシピ本にはどのようなレシピが載っているのでしょう。




薬師のレシピ本①



ハイポーション

魔力草+妖精の雫


ハイMPポーション

魔力草+魔力キノコ+月光草+星の砂


オールポーション

魔力草+ヤドリギの種


オールMPポーション

魔力草+魔力キノコ+ヤドリギの種


オールハイポーション

魔力草+妖精の雫+ヤドリギの種


オールハイMPポーション

魔力草+魔力キノコ+月光草+星の砂+ヤドリギの種


キュアポーション

魔力草+妖精の雫+ヨモギ




ほう、1ページに1つアイテムが書かれています。

見たことないのは5つですね。


見る限り、オールとつくのはパーティ組んだときにパーティメンバーを回復するポーションでしょうか。


ヤドリギの種……というものが必要そうです。


あと響き的に最後のキュアポーション、というものが状態異常を治しそうな感じなのですが、ヨモギ?


ヨモギってあのヨモギでしょうか?



ふむ………ではヨモギとヤドリギの種を探しましょう。

森に生えているでしょうか。


うっ……クレイジーモス………

………出会ったら逃げましょう。

魔法を当てられたとしても【超音波】を食らってしまったらまた同じようになってしまいます。



「お師匠様、ちょっと素材探しに行ってきます」

「……気を付けて行くんだよ」

「はい!」



お師匠様に声をかけて玄関から出ます。

…………ここは天気が悪くならないのでしょうか。満天の星です。



「……出かけるのか」

「わっ」


上だけ見ていたら真横から声をかけられました。


慌てて横を向くと、そこには彫刻のような、美しさをもつ青年が立っていました。


シンプルな装いをしていますが、腰にさした短剣が異様な輝きを放っています。というか、片腕に蛇が巻き付いていますね。

………頭の代わりでしょうか。


「あの、貴方は…」

「………ペルセウス・ミルファク」


ペルセウス座!

………名前が星座になっていると名字?に明るい恒星の名前もつくんですね………?


「ペルセウスさん」

「気を付けて行け」


蛇さんがシャーッとこちらに吠えて?ペルセウスさんは瞬きの間に消えました。



び、びっくりしました。

というかわたしのこと、ご存知だったのでしょうか。

自己紹介し忘れてしまいましたが………



…………後でお師匠様に聞いてみましょう。

さて魔花の花園に向かいましょうか!



わたしは懐中時計を操作して魔花の花園へ移動しました。






魔花の花園に到着しました!

いつ来てもここは誰もいませんし来ませんね。

セーフティエリアなんですけれど………



とりあえずヨモギと種っぽいものを探しましょう!

クレイジーモスを見つけたら即反対方向に逃げます!




ヨモギは普通に草むらに紛れて生えていました。

ただ陽のあたる場所に生えるためか、結構距離を開けて点々と生えています。



ヨモギ

ヨモギ。解毒作用があるだけでなく、キュアポーションの素材となる。

生き生きしている。



ちょっと雑ですね。

………生き生きしてるところ申し訳ないですが採取させていただきますね。




あ、今日まだ【神秘】使ってませんね。

お試しなのでどれを召喚してみましょうか。



今日は1番わからない【0:愚者(ザ・フール)】を使ってみましょう!


「【0:愚者(ザ・フール)】」


旅人が描かれたカードが浮かび、わたしに吸い込まれます。

ふむ、これもバフみたいですね。




ミツキ Lv.10

ヒューマン

メインジョブ:アストラルウィザード Lv.1/サブ:薬師 Lv.1


ステータス

攻撃 21 (+5)

防御 24 (+10)

魔攻 42 (+10)

魔防 25 (+10)

敏捷 30 (+15)

幸運 23


【0:愚者(ザ・フール)】によりパッシブスキル【自由】付与


【神秘】効果時間 残り 119分




おや?ステータスはあがっていませんね。

愚者は自由や好奇心を表す、と書いてありましたが【自由】とは…………




【自由】

MPを消費せずにアーツが使用可能となる。

制限回数3回




き、きゃぁぁぁ!?!

制限があるとはいえ、すごいスキルです!!!


天体魔法が3回もMP消費なく使えるようになってしまいます………


‐天体魔法はロックされています‐


ちょっと見てみようと思いましたが見れませんでした。残念。

いやでも便利ですね。戦いの最中にMP切れてしまっても3回は打てる、と言うことです。


つっっっっよいですね!

…………ここぞという戦いの時に使うようにしましょう。



よし、ヨモギとヤドリギの種探しをしましょう。




ヨモギは歩けば生えているのを見つけられますが、ヤドリギの種は見つけられませんね………

ヤドリギの種、と言うなら木があると思ったのですが………




ガサッ



「!」


気配と音を聞いたので急いで距離を取って振り返ると、あの特徴的な目のような羽………




クレイジーモス Lv.8

アクティブ

【吸血】【毒鱗粉】【超音波】




で、出やがりましたね!!!!


「ファイアーアロー!ウォーターアロー!ウィンドアロー!」


目くらましも兼ねてなるべくクレイジーモスをみないようにしてで魔法を放ちます。

よし逆方向に逃げます!!!!!


わたしは脇目も振らずに走り出しました。






途中角ウサギと出会い頭に衝突したりしましたけど、ジグザグに走ったり方向転換したりして逃げ切りました!!!!!!!!


制限3回は目くらましで使い切ってしまいました。

少し勿体無かったですね。




ひたすら走っていたらちょっと迷いました。

マップをみると割と森の奥深くまで入り込んでいます。

と言うかこの森本当に広いですね………


あ、ヨモギ。

ついでに魔力草も。


いくらあっても足らないですからね。

アイテム作るのに全部魔力草使うので。

たくさん集めましょう。


星の砂だけまたオークションですかね………



歩くこと数分、なんか木の雰囲気が変わったように思います。

先程までは針葉樹が多かったのですが、なんか広葉樹のような木が並んでいます。

ただなんか緑の丸い塊がモサモサしているような………



ブナノキ

木材として有用。ヤドリギに寄生されている。



ヤドリギに寄生されている!?!!?

や、ヤドリギって寄生タイプだったんですか!


え、どうやって種を採取すれば………

と、とりあえず揺らしてみますか。




……………揺れません!!!!!

どうして…………


ど、どうしましょう。

さすがに杖でも届かないですし、揺らせませんし。



………空を飛ぶ神話をもつ星座かパワーを持っていそうな星座を喚びましょうか。



というか鳥系の星座に落として貰いましょう。



「〈わし座(アルタイル)〉」


魔法陣から鷲が現れます。

翼を広げると1mくらいありそうです。



「〈わし座(アルタイル)〉、あのモサモサした緑の植物を下に落としてもらえませんか?」

「……」


わたしの目をジッと見つめたあとアルタイルは翼を広げて飛び上がります。

そして器用に嘴でヤドリギを落としました。


近寄って【鑑定】してみると、



ヤドリギの種

木から落ちると種になる。

木に植え付けると発芽する。




種!種になりました!

これなら拾えます。


「たくさん落として下さい!」



アルタイルは次から次へとヤドリギを落としてくれます。

ありがとうございます………!!!

助かりました!!!!


片っ端からアイテムボックスに放り込みます。

大体20個くらいは集められました。


「ありがとうございます、〈わし座(アルタイル)〉」


何か食べますか?と聞いたところ首を横に振ってスーッと消えました。

く、クールですね。

次はアルタイルが活躍出来るような場面でお喚びしましょう。



よし、集め終わりました。

一旦魔花の花園へと戻りましょう。



明日はギルドでお金をおろして、星の砂をオークションで買いつつリゼットさんのところに星のハイポーションとハイMPポーションの事を報告しましょう。


そして討伐依頼を何個か受けましょうかね。

時間が空いたら新しいアイテムを作りましょう!


今日はもう遅いのでログアウトですね。

お師匠様の家に戻ります。







「あ、お師匠様」

「……怪我は無さそうだね」

「はい!今日は逃げました!……お師匠様、家の周りに護衛とか置いてらっしゃる感じですか?」

「ペルセウスのことかい?」

「そうですね」


いつもお師匠様の家を出るとシリウスさんがいましたからね。

こう、番犬的なのかと思いました。



「昔熟練度を稼ぐために片っ端から召喚していた時期があってね。戦うのが好きな奴らはジッとしているのが苦手なのか、勝手に警戒し始めたのさ。だからあいつらは喚び出すと呼ばれるまで外で護衛みたいなことをしている」

「そうなんですね……」

「ミツキ、お前さんも何でもいいから喚び出すといい」

「用が無くてもですか?」

「喚ばれるだけであいつらは喜ぶさ。それにアドバイスを1つ。〈かみのけ座(ディアデム)〉はこの世界に来たら毎回喚び出すといい。役に立つぞ」


かみのけ座(ディアデム)〉???

ふむ、試しに喚び出してみましょうか。


「〈かみのけ座(ディアデム)〉」



魔法陣から髪の毛が浮かびます。

傍目に見るとウィッグが浮いているような感じですね。


それは光となってわたしの髪の毛に吸い込まれました。


「……吸い込まれました」

「自分のMPバーをみてみな」


お師匠様の言葉の通りに視界のMPバーを見てみます。

すると、MPバーの下にグレーの、MPバーのような線があります。


「何か線がありますね」

「〈かみのけ座(ディアデム)〉の能力はMPタンクと言えば伝わるかね。実質MPバーが2本になるのさ」

「2本になる……」

「そうさ、役立つだろ?」


実質2倍のMPを保有できる、と言うことでしょうか。

それはすごいです!

戦闘にもアイテム作りにも役に立ちます。


これからは毎回喚び出すことにしましょう。


「教えて下さりありがとうございます!」

「たまには師匠らしいことをしないとね」



今後はたくさん喚び出しましょう。

最近ちょっとだけ1人なの寂しいなと思ったところなのです。

戦闘も手が足りないことが増えましたし、一緒に戦ってくれるなら嬉しいです。


「ありがとうございます、お師匠様。今日は失礼しますね」

「あいよ、おやすみ」

「おやすみなさい」




お師匠様に挨拶してログアウトします。

明日の予定は立てましたし、ログインしたらルクレシアに向かいましょう。







ログアウトしました。

もう23時くらいになります。


窓の外からは雨が降っている音がしますね。

今日はもう寝て明日に備えましょう。


軽くストレッチして寝る準備をしました。



おやすみなさいです。







おはようございます。

日が昇るのは早いですね。

良い天気そうです。


……まぁ、ゲームやるので外には出ませんけどね。



朝ごはんを済ませて部屋に戻ってきました。


スマホの通知を開きます。






Your Story ‐ミツキ‐



15ページ目




新しい素材を探すのは大変ですね。

見つけられて良かったです。

新しいアイテムを作るのを楽しみにおります。


新しい魔法も、使いこなせるよう頑張って下さい。

彼らは貴女に喚ばれるのを待っています。



お疲れ様でした。






喚ばれるのを待っている、と言われたら喚び出すしかないですね!

どんな星座と会えるでしょうか。楽しみです!



さて、ログインしましょう!



そろそろルクレシアから離れた場所での依頼を増やします!

これからもこの作品をよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
消費MP0...天体魔法の自由度的に消費はなくても最大MP以上の魔法は使えないとか制限はありそう
[一言] かみのけ座にはそんな効果が! てっきりヘアメイクとかが可能にでもなるのかと。 そして人名系はやはりその人を呼び出せるんですね。 ヘラクレス座なんかはものすごく戦闘で頼りになりそう。 カシオペ…
[気になる点] 満点の星空って敢えてか誤字かどっちやろ??
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