いざ転職!
ご評価、ご感想ありがとうございます。
ここからは少しだけゆったり進行になります。
ログインしました。
お昼ご飯は青椒肉絲でした。
中華ってご飯と合いますよね……明日は回鍋肉にしましょう。
ひとまずお腹を満たしておきます。
唐揚げ1つ食べておきました。
お師匠様に一声かけて、転職しましょう!
「お師匠様、戻りました」
「ああ、ソファに座りな」
お師匠様は眼鏡をかけて本を読んでいました。
言われた通りソファに座ります。
「そう言えば転職してないんだろう?今のうちにゆっくりやっときな」
「はい!」
お言葉に甘えて操作させて頂きましょう。
ステータスを開いて、と。
メインジョブを選択します。
すると転職先が出てきます。
先程見た通り、ウィザードと特別な分岐のアストラルウィザードです。
もちろんここはアストラルウィザードを選びます。
アストラルウィザード
天体の知識を持つ者のみが就くことができるジョブ。
魔攻と幸運に補正がかかる。
【天体魔法】【星魔法】【神秘】を習得する。
幸運にも補正が付くのですね。
………今後少し意識して幸運を伸ばすことにしましょうか。
よし、転職します!
ミツキ Lv.10
ヒューマン
メインジョブ:アストラルウィザード Lv.1/サブ:薬師 Lv.1
ステータス
攻撃 21 (+5)
防御 24 (+10)
魔攻 42 +5 (+10)
魔防 25 (+10)
敏捷 30 (+15)
幸運 23 +5
わぁ、魔攻が一際伸びてます。
これは魔法の威力に期待ですね!
あとはSPが13もありますので、何かスキルを取りましょうか。
お師匠様に相談しましょう。
「お師匠様、終わりました」
「ああ。転職おめでとう」
「ありがとうございます!……何かオススメのスキルとかありますか?」
「ふむ、スキルねぇ……」
お師匠様は顎に手を当てて目を閉じます。
少し待つと、お師匠様は目を開けました。
「ミツキの今持っているスキルを教えてくれ」
「はい」
私の持つスキルをお伝えします。
「ミツキの役に立つのは【看破】、【波動】あと【清潔】とかがあれば冒険に役立つんじゃないかね」
「ちょっと見てみます」
えっと、獲得可能なスキルをスクロールして、……あ、ありました。
【看破】
擬態や嘘を見破ることができる
【波動】
空間の波を読み取り、生物の感情を読み取る
【清潔】
汚れがなく綺麗な状態にする
どれも3ポイントずつなので取得は出来そうです。
【波動】と言うのは初めて聞きましたね。
とりあえず全て取得します。
「【波動】、とはどのようなスキルなのでしょうか。説明読んでも分かりにくいです」
「簡単に言えば喜怒哀楽を感じることが出来るスキルだね。相手がこちらに悪意を持っていると嫌に感じる。それで仲良くする相手を選ぶことだね」
「な、なるほど………」
アストラルウィザードとして利用されないように、気を付けましょう。
お師匠様の名前に傷つけてはいけませんしね………
ちょっとプレッシャー感じてきました。
「この後は何か予定はあるかい?」
「いえ、覚えた魔法がどのようなものなのか調べたいと思ってます。あ、あと街への戻り方とか知りたいです。宿も取らないとですし」
「宿ならそこのゲストルームを使っても構わないよ。弟子だからね、それにわからないことはすぐワタシに聞ける方がいいだろう?」
「わたし平日、えっと5日間くらいは夜しか来られなくなりますし、不定期な訪れになるかもしれないのですが、よろしいのですか?」
「構わないよ。渡り人は異なる世界から渡ってくる、というのは知っているからね。その辺りは気にしなくていいのさ」
「そ、それではよろしくお願いします。手伝えることがあったらなんなりとお申し付け下さいね」
「その時はこき使わせてもらうよ」
お師匠様はニヤリと悪いお顔を浮かべました。
おや、これはなんかたくさんお仕事を言われそうな気配がしますね………
「移動には関してはこれを使いな」
「わっ」
お師匠様が何かこちらに投げてきました。
それを受け止めると、それは懐中時計でした。
星と月の意匠が施された銀の懐中時計です。
「それに魔力を流せば行ったことある場所に飛ぶことができる。【瞬間移動】が刻まれた魔導具さ」
「これは、ヴァイスさんやお師匠様が使っていたものと同じものですか?」
「そうさ。無くさないように」
「は、はい!」
アイテムボックスに隠し持っておきましょう。
「定期的に依頼をさせてもらうから、覚えた魔法を使ってこなすように」
「はい」
「それまではその魔法と向き合いながらギルドの依頼もこなすといい。数が多いから、使って確かめてみなさい」
「はい、わかりました」
【星魔法】が88種類で【神秘】は22種類もありますからね………
どれがどのようなものなのか、依頼を熟しながら確認するとしましょう!
【神秘】は1日1回しか使えませんけどね……
今日はルクレシアに戻ってリゼットさんやカレンさん、スカーレットさんたちやヴァイスさんに挨拶しに行きましょう。
「ひとまずルクレシアでお世話になった人に転職した挨拶をしてきます!」
「世話になったならいい心掛けさ。行ってくるといい」
「はい、いってきます!」
「リゼットによろしく頼む」
お師匠様は片手をひらりと振ると本に目線を戻します。
1度頭を下げて、お師匠様の家の外に出ます。
「…お、ミツキ。もう行くのか」
「シリウスさん」
芝生で寝そべっていたシリウスさんが声をかけて下さいました。
「婆さんと似たような気配がするな。ミツキも婆さんと同じ魔法使いになったんだな」
「はい、弟子にして頂きました」
「そのうち俺も喚んでやってくれよな。俺とは違う個体だがな」
「違う個体、ですか?」
「本体から分かたれた存在、ってことだな。本体が呼び出される訳ではないからな」
「そ、そうなのですか」
少し話が難しくなってきました。
それは某魔法使いに出てくる分霊みたいなイメージなんですかね。
とりあえずわたしが呼び出すシリウスさんは目の前のシリウスさんとは別個体、ということだけ覚えておきます。
「なんとなくわかりました」
「おう」
また寝そべって目を閉じるシリウスさんに挨拶して、懐中時計を手に持ち魔力を流します。
‐行先を選んで下さい‐
ルクレシア
魔花の花園
あ、魔花の花園はずっとセーフティエリアなのですね。
あとで行きましょう。キャンプするのに最適なんですよね。
今はルクレシアに向かいましょう!
ルクレシアを選ぶと、浮遊感と光に包まれました。
今後また日常や依頼を挟んでストーリー進めます。
これからもこの作品をよろしくお願いします!
次回は4/15に投稿いたします。




