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新しい装備

皆様ご覧頂いてありがとうございます!

そういうゲームだと思って読み進めて貰えればと思います。



ログインしました。

新しい装備が気になりますからね!

身嗜みをパパっと整えてコッコの串焼き(タレ)で素早く満腹度を上げます。


それにしても考えたのですが、薬師になっても薬師のアーツは増えませんでしたね………


リゼットさんの所へ行けば何か覚えるのでしょうか。




今日はギルドでリルをおろして依頼も受けて、スカーレットさんの所で新しい装備を受け取ります。

そうしたらリゼットさんの所に寄って、新しいアイテムの作り方を教えて頂きましょう!


そうしたらその後、もしくは午後は討伐依頼を受けてレベリングもしましょう!



「ティナさんおはようございます!鍵お願いします!」

「おはようミツキさん!あ、今日で宿泊予約は最後だけど延泊するかい?」

「ひとまず今日はまた泊まらせてください!」

「あいよ!ひとまず300リルね」


今日の分の宿泊費をあらかじめ支払っておきます。


「お部屋はとっとくね。いってらっしゃい!」

「はい、いってきます!」



ティナさんのお宿を出ていざスカーレットさんの所へ!

どんな装備でしょうか………ワクワクが止まりません!




その前にギルドへ向かうんでした。

気持ちが逸ってて忘れそうになりました。

急いでギルドに向かいます。




土曜日のギルドは人が多いですねぇ……

割とプレイヤーのが多いですね。

初々しい方もいれば依頼を何個も持っていく手なれたプレイヤーさんもいます。


よく見るとわたしと似たような装備の方もいれば中々に硬そうな鎧を着てる方もいらっしゃいますね。

やはりいい装備もゲームには必要なのですね。



プレイヤーの合間をすり抜けて依頼を眺めます。

コッコは十分お肉手に入れたので………暴れ牛×5体とジャイアントピグ5体の討伐の依頼を受けます。

この間はコッコ15体も倒したのに暴れ牛とジャイアントピグは5体ずつでいいんですね………



ハッこれはまさか、倒すのが大変なのでは!?

まぁ暴れまくる牛と大きめの豚さんですもんね……

が、頑張りましょう。


採集依頼は魔力草を選ぶことにします。

そろそろ魔力草のストックが怪しくなってきました。

森で採取しましょう。



今日はサイファさんはいらっしゃらないようですね。

違う職員さんが受注カウンターにいらっしゃいました。


依頼を受注してギルドに預けたリルをおろします。

………大金持つのは怖いですが10万リルおろしましょう。



よし、今度こそスカーレットさんのところへお伺いしましょう!





ブティック『スカーレット』に着きました。


「おはようございます…」


そっと中を覗くとスカーレットさんと目が合いました。

今日も麗しいですね。目元に隈がありますが………


「ミツキさん!待ってたよ」

「おはようミツキさん」

「今日はよろしくお願いします、スカーレットさん、クレハさん」

「うんうん。奥へどうぞ」


スカーレットさんが奥の部屋に入ると、クレハさんがわたしを連れて奥のお部屋に案内してくださいました。



「俺たちの仕事はデザイナーなんだけどね。それと同じように付与術士としても活動してるんだ」

「付与術士っていうのは装備や武器に強化を付与する職業でね。私達はそれを洋服に付与しているんだ」

「それはすごいですね……」

「ふふ、ありがとう。だから今回はミツキさんにちょっといろいろ仕掛けた洋服を作ってみたんだ」

「い、いろいろ仕掛けた??」



いたずらっ子みたいな顔したスカーレットさんは1つの布のかかったトルソーの前で足を止めます。



「この約1週間俺達はこれにかかりきりだったけど、良いものが創れたと思っているよ」

「ミツキさんが気に入ってくれると嬉しいな」



お二方はそう言って布を下ろしました。



「……っ!」


そこには、


薄めのグレーの折襟のシャツにネクタイ。

膝丈の長さで広がる厚めの生地の黒のキャミソールワンピース。



わたしの好みど真ん中!ストライクゾーンばっちり!



「えっ!あの、これ!」

「ミツキさんがブティックの中でこの系統の洋服を見てたってスカーレットが言っていたから、こういうのが好みかなと思ったんだけど、当たりかな?」

「とっても!大好きです!」

「ふふ、良かった」

「俺達頑張ったからね。着てみて欲しいな」



私服に欲しいくらいなんですけどこれ本当に防具なんですね???すごすぎます!


お洋服を受け取ってフィッティングルームで着替えます。


と言ってもウィンドウで操作するだけですけどね。

一瞬で着替えることができました。


目の前の姿見で全身確認します。


(すっごくかわいいです)


あまりにも好みすぎます!

シャツは全然捲りやすいですし、二の腕にボタンが付いてるので捲って落ちてこないように留めることができるのでポーション作りの邪魔になりませんし、このワンピースも厚めの生地ではありますがとても軽いです。

ネクタイには紫色の薔薇がワンポイントで刺繍されていて、ワンピースには左右で短めのスリットが入っていて、星のチャームが付いています。

襟にリゼットさんから頂いたブローチをつけます。



「ど、どうでしょうか」

「……うん、俺の目に狂いは無かったね!よく似合ってるよ」

「とても可憐だね」

「あ、ありがとうございます…!」

「性能もみてみてくれるかい?」


メニューを開いて装備欄を詳しくみてみます。



装備

[頭]なし

[上半身]コズミック・ローズ

[下半身]コズミック・ローズ

[靴]ウォーホースのブーツ

[武器]魔花の杖

[アクセサリー]なし

[アクセサリー]なし





コズミック・ローズ

スカーレット・クレハによって創られたプレイヤー専用装備。

動きやすさとプレイヤー好みに合わせて作られているため、プレイヤーの動きの邪魔になることはない。

【再生】【清潔】【全耐性(小)】【破壊不可】【物理防御(小)】【魔法防御(小)】

防御・魔防 +種族Lv




な、なんですかこれ!!!!!

レベルの数だけ上がるんですか!!!!

明らかに性能もリルも高いやつでは????


「す、スカーレットさん!」

「いやぁ、創るの楽しかったよ」

「いやでもこれ絶対初心者に頂けるものではないですよ!」

「………てへ」

「そんな可愛い顔しても駄目です!!!今は手持ちに20万リルしか無いので出せませんよ!!!」

「すまない……創り始めたら止まらなくて……」

「クレハさんまで!!」


【破壊不可】とか付与できるもんなんですか!?

この2人凄腕の付与術士なんでしょうそうでしょう!



「できるだけ長く使ってもらいたいなって思ったらやる気出たというかねうん。付与してみたら成功したんだ」

「そんな目線逸らしながら言われても!」

「というかミツキさんには良いものを着てもらいたかったんだよ」

「で、でもそんなわたしはまだまだ初心者で」

「初心者とか関係ないさ。俺達はこれをミツキさんに着てもらいたい」

「確かに普段ならこんな無茶みたいなことはしないけれど、ミツキさんとはこれからも仲良くしたいからね。投資みたいなものだよ」


クレハさんはウインク飛ばしながらそう言われますが……

スカーレットさんは真剣なお顔で続けます。


「本当はちゃんとミツキさんの要望を叶えて創らないといけなかったんだけど、これはミツキさんのこれからに必ず役立つはずだから、貰ってほしいな」

「スカーレットさん……」

「あ、あと外套代わりのポンチョもあるから渡しておくね」

「スカーレットさん!さすがに予算オーバーですよ!」

「よし、出世払いということにしておこうか」


スカーレットさんは楽しそうに笑ってポンチョをわたしに押し付けてきます。




コズミック・ポンチョ

スカーレット・クレハによって創られたポンチョ。

袖口がゆったりしているため腕を振り上げても腕の邪魔をしないつくりとなっている。

【防寒】【防暑】【隠蔽】【自動回復】



名前の響きがかわいい!けど性能が高い!



「こんなに良いものを、本当にいいんですか?」

「ぜひ!長く使ってくれると嬉しいね」

「もうずっと着ます………ありがとうございます」

「ふふ、創ったかいがあったね」

「ミツキさんのやりたいことを手伝えるように創ったから、ぜひ冒険に役立ててくれ」



わたしはスカーレットさんに20万リル支払って、お礼を告げてお店を出ました。





こんなに良くしていただいてよいのでしょうか。

あまりにも恵まれています。

申し訳無さがこみ上げてきましたが、それはお二人に失礼になってしまうのでとりあえず飲み込みます。


どうやってお二人に恩返しできるでしょうか。

これから考えましょう。



お二人の厚意をないがしろにしてはいけません。お二人はわたしのために創ってくれました。

絶対にこの御恩は忘れません。必ず恩返ししましょう。


その為にも強くなって、お二人が欲しがる素材などがあったら積極的に集めましょう!



よし、これから頑張りましょう!!!

良くしてくれた皆さんのためにも、役立てるように強くなる!それも当分の目標に加えます!



それではリゼットさんの所へ向かいましょう。

そして目指せ本日中のレベルアップです!










「ちょっと無理があったかな」

「まぁ明らかに押し付けたからね……」


申し訳なさそうに店を出ていったミツキを思い出しながらスカーレットはポツリと呟いた。


「ミツキさん恐らくこれから忙しくなるし大変になると思うから、それを助けたくて創っちゃったんだよね」

「ヴァイスの案内で行くのは()()()()()()の元、だからね」

「彼女のチェックは厳しいからね。でも俺達もカレンもミツキさんのこと気に入ってるから、ミツキさんには頑張ってもらいたいんだ」

「……私もだよ。でもミツキさん素直な子だから、きっとスカーレットの思いは伝わっているはずさ」



スカーレットに寄り添いながらクレハは思う。

どうかミツキの冒険が上手く行きますように、と。




NPCからの好感度が高いとNPCはとても友好的になります。(ブローチのおかげもあります)

この後からはNPCとの関わりが少しだけ減りますので詰め込みました。

これからもこの作品をよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[一言] 運営からの詫び金で10万貰って精霊の水の報酬で50万稼いだのに前話で少し散財してまだ15万残ってるとか思ってる主人公。 差額の45万はどこに消えたのでしょうか? その後なんの収入もないのに…
[一言] 精霊の水で50万稼いでるのに、価値の有る装備に20万しか出せないって、なんかこの主人公っぽくない気がする。 良いもの貰ったら、所持金ギリギリまで払いそうなイメージだった…
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