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黒曜の装備 / 『星明かりの航行』

ご覧いただきありがとうございます!

ついに300話です!いつもご感想やご評価、ありがとうございます!


おはようございます!

今日頑張れば休みです。土日はダンジョンに篭ろうと思っていますので、今日は島で準備です。


星座達の力も、どんなものか確認出来るものは確認したい所です。

あと日輪の国の話もしたので、船の確認もしたいですね!


よし、学校行ってきます!




「満月、今日の予定はどうするのかしら?」

「明日明後日はダンジョン行こうと思ってるから、その準備と星座達の力を確認しようかなって」

「あら、そうなのね。じゃああの仮面、借りてみてもいいかしら」

「良いよ!」

「二葉に着けさせるわ」


花ちゃんが、ニヤリとした笑みを浮かべてあくどい顔してます。二葉くん頑張って……


「リルは沢山あっていいものだから」

「そうだね……備えあれば憂いなしだよ」

「マイペースにやるとするわ。私も大会とかあるから」

「応援行くね!」

「見られると緊張するけど、満月なら構わないわ」


よし!的を見つめる花ちゃん、とても格好いいのです。凛として、真っ直ぐに的を見つめて……よく女の子に熱い視線を向けられています。


「じゃあ満月、また」

「いってらっしゃい!」



部活へ向かう花ちゃんを見送って、帰宅しました。

兄特製の焼きおにぎりを食べて、お風呂を済ませてログインです!



ログインしました。

いつも通りディアデムを喚び出して、共有ルームへと向かいます。


「おはよう、ラクリマ」

『おはよう、ミツキ』


ラクリマも喚び出します。ラクリマも星座達とコミュニケーション取ってもらいたいですし!

冷蔵庫からサンドイッチを取り出して、ラクリマに渡して、わたしも口に運びつつアイテムボックスを確認します。


肉野菜調味料……ダンジョン内で料理も出来ますね。

ポーション類も、たくさんあります。


保管庫も確認しましたが、ポーション類はまだ余裕ありました。

と言っても、普通のポーションは減らないんですよね。あまり作ってもアレですし……フルポーションを作れるようにならないとです。


よし、では祭壇と世界樹の元へ向かいましょう!


ホームを出ると、空から紙の鳥が飛んできました。

おや、これは……


アイオンさんからです!

装備が出来上がったとのこと!

………これは受け取りに行くしかです!その後ゆっくり祭壇と世界樹に挨拶しましょう。

武器気になります。


リーフくんは……あ、ログインしてますね。

メッセージを送ると、すぐにホームへと戻ってきました。


「来てくれてありがとう、リーフくん」

「いえ、俺も武器気になるっす」

「じゃあ一緒に行こう」


ラクリマを左腕に留まらせて、右手でリーフくんの腕を掴んでお店の近くへと移動しました。


「……ここが、アイオンさんの店」

「これから本人に会うんだよ」

「…………うし!行きましょう!」


頬を軽く叩いて、リーフくんが頷きました。

ちらほら人気がありますので、アイオンさんと会った時にアストラエアさんたちを喚びましょう。


「こんばんは、アイオンさんと約束してますミツキです」

「ミツキ様、アイオンさんは鍛冶場にいますのでご案内しますね」


この間会った店員さんが指差しながら移動するので一緒に歩きます。

鉄を叩く音が響く鍛冶場から、熱風がきました。


「アイオンさん!ミツキ様来ましたよ!」

「……ん、よく来たな」


鍛冶師の一人が打ったものを見つめていたアイオンさんが、こちらへと振り返りました。

そしてリーフくんをちらりと見て、僅かに笑みを浮かべました。


……おお、アイオンさんもリーフくんも、狼の獣人ですね!

アイオンさんが手招くので、鍛冶場の端の広めの空間にお邪魔します。ラクリマは一旦召喚石に戻りました。


そしてそこには武器と防具が並べられていました。

わたしは三人を喚び出します。


「最優先で仕上げたからな。使い勝手を試してほしい」


アイオンさんの言葉に、目を輝かせたアストラエアさんが嬉々として装備を身に着けます。

肩当てと籠手を身に着けて、肩周りや腕を振り回します。


「……随分と軽いね」

「嬢ちゃんを運ぶのに重くちゃ敵わんだろう。だが防具としての性能は保証するぞ」

「……あぁ、素晴らしい出来だね」


そして出来上がった短剣を握り締めると、構えて重さを確かめます。


ウィローさんも鎌を受け取って、眺めてます。

そして何回か振り下ろして、うんうん頷きました。

……草刈鎌ですよね??その動かし方は草刈りでは無さそうですが??


アルフレッドさんも突きやら目にも止まらぬ速さで短剣を振ると、わたしを見て頷きました。


わたしもじっと、アルフレッドさんの持つ短剣を見つめます。



黒曜のクリスダガー

攻撃 +60 敏捷+40

【不死特攻】【霊体特攻】【葬送】

アイオン作。刺突や貫通力に秀でた短剣。

刃の軸が柄の軸に対し曲がっており、黒曜の技術により脆弱性は消え高強度と靭性を保っている。

アンデッド系統の実体を持たないモンスターへの特攻を持つ。



何ですかこれ!?強すぎでは!?

リーフくんなんてさっきから瞬きしてませんからね!?


「納品完了だな。嬢ちゃん精算頼む」

「はいっ!」


ウィンドウを操作して、1000万リル支払います。

さっきみたいな武器が他にもあってアストラエアさんには肩当てと籠手もありますからね……!

見るの怖いので、後で心の余裕がある時にじっくり見させてもらいます……


「リーフだったな」

「はい!」

「お前さんにゃ俺の武器の簡略的な手入れを教える。時間はあるか」

「……是非!」

「じゃあ嬢ちゃん、彼の時間は貰うぞ」

「はい!ありがとうございました!よろしくお願いします!」


武器を装備するためのベルトなどの一式も頂けたので、それらを装備してもらいます。

……人形への装備として固定されたみたいですね。

謎ですが有り難いです。わざわざアイテムボックスから取り出す手間が省けます。


「ありがとうございます、ミツキ様」

「これで邪魔な草を刈り取れますぞ」

「存分に頼りにしてくれ!」


三人の言葉に頷きます。

三人が強くなるのは大歓迎です!わたしも頑張らねば……


ひとまず島に戻りましょう。三人の戦いは、その時が来たら確かめます。

なんならアストラエアさんはダンジョンもお供してもらう予定ですしね。



ホームへ戻ってラクリマを再召喚して祭壇へ向かうと、ヴァスタトル様の祭壇に小さな袋が置かれていました。


《タルトのお礼だよ》


わ、ツェアシュテーレンの花の種です!

ありがとうございます、ヴァスタトル様!


それぞれの祭壇へ祈りを捧げて、畑の様子を見ます。

あ、芽が出てます。


「成長はゆっくりみたいね」

「スピカさん」


ふわりと空からスピカさんが降りてきました。

白い羽が、月明かりに照らされて美しいです。


「また種を貰いましたので、植えた花が咲いたら埋めましょう!」

「そうね。花が咲くか確認しないといけないもの」


ですよね!

育ち方を確認して、植えるとしましょう。


スピカさんは働き詰めでしたので、島に配置した星座達を一旦全て還します。


ふむむ、力を確認するのに喚び出してない星座を喚びたいので、世界樹の元に行ったらサジタリウスさんを喚んで確認しましょう。




世界樹は今日も変わらず、健やかそうです。

今日は……スムージーを渡してみましょう。

今まで食べ物だけ渡していましたしね!




プレアデスの《枝》

世界樹から浮島プレアデスへと伸びる枝

《枝》:へえ?これは……葉野菜とフルーツの組み合わせで作られた飲み物か。口当たりはまろやかで、野菜感が強くないし甘めだから子供も飲めそうだね!




的確なコメントが返ってきました。

スムージーの売り出し文句みたいな!

でもまあ野菜ジュースとか美味しいですもんね。


『ミツキ、世界樹と話してていい?』

「いいよ」

『ありがと!』


ラクリマがふわりと舞い上がります。


サジタリウスさんを喚び出して、星座の一覧を眺めます。


「こんばんは、ミツキ」

「こんばんはです!早速ですがサジタリウスさんにご相談がありまして」

「何でしょう?」

「喚び出した事のない星座の力を確認したいのです。あと船も……なのでこの辺りの星座を喚び出したいんですけど、人目につくと困るので島で喚び出そうと思うんです」


わたしがウィンドウを指差すと、サジタリウスさんは考え込む様子を見せます。


「……そうですね、拓けた場所が良いでしょう。あちらの崖の方向の」

「わかりました!ラクリマ、あっちの広い場所に行ってくるね!」

『はーい!』


ラクリマに声をかけて、島の端にきました。

背後には森が、目の前には地面と崖です。


「さて、ほ座(ベラ)りゅうこつ座(カノープス)とも座(ナオス)達を喚び出すのであれば、船が必要です。彼らはそれぞれに宿る概念に近いので」

「……エリダヌス座(アケルナル)は、船を支えられますか?」

「アケルナルなら可能でしょう」


アケルナルを喚び出します。わたしの周囲をぐるりと囲うようにアケルナルが出現しました。


「アケルナル、空中で船を支えて欲しいんだ」


わたしの言葉に、アケルナルはわたしの目線より高めに移動し、川幅を広げます。


そしてアイテムボックスから、建国祭で交換した船を探します。

……あ、ありました。ボトルシップみたいなイラストになってます。


取り出せますかね…?

取り出してみると、ボトルシップが手の上に現れました。

それを展開しようとMPを込めると、



‑注意!水面に展開しなければ、船底が破損する恐れがあります‑

‑展開しますか‑



おお、展開する場所に純粋な川や海が無いのもわかるのですね。

今回はアケルナルが居るので大丈夫ですが!


「アケルナル、よろしくね!」


はいを押すと、ボトルシップが消えてアケルナルの上に船が出現しました。

それをアケルナルは、難なく支えます。


「わあ!」


近くで見ると大きい船です!

これが、キャラベル船と言うものなんですね!

10〜15人乗りにカスタマイズされた船と言うことなので、教科書で見る昔の船よりはコンパクトです!

スクショを撮ります!



「一旦、船の性能を確認した方が良いでしょう。その後にベラ達の性能を見ましょう」

「はい!……船の操作とかした事ないのですが」

「…ひとまず舵に触れてみましょうか」


ふわりと重力操作でわたしとサジタリウスさんを浮かび上がらせます。

サジタリウスさんが少し目を丸くしました。


「どうかしましたか?」

「いえ、跳ぶつもりでいましたから」


そして甲板に着地します。

おお、割と広いですね!


ひとまず一段高いところにある舵へと近付きます。

おお、見た事あるやつです!


舵に触れると、ウィンドウが出現しました。



‑所有者登録を行います‑

‑個人、クラン単位での登録も可能です‑

‑クランを所有者とする場合は、クランマスターのみ登録可能です‑


ふむ、クランでも可なのであれば、ステラアークの船なので、クランマスター権限でクランを所有者とします!


保管庫に入れておけば、皆がつかえますね!

忘れず保管庫に戻さないとです。


‑所有者は 《ステラアーク》となりました‑

‑船の名称を変更しますか‑

‑船名はいつでも変更可能です‑



ひょっ!名前!

……これは後で皆で相談しましょう!

いいえを押すと、船のメニューが出てきました。


ふむふむ……船の状態がわかるようです。損傷率0%と書かれてます。

船を動かすにはMPが必要みたいです。……どれくらい使うのか、ですね。

あとは、船室や帆のデザイン等のカスタマイズメニューですね。


この舵がある真下に船室があるようなので、降りて扉を開けて覗くと、中の広さに驚きました。

ま、またもや見た目と中身が違うタイプの!!


あと何も無いので、また家具の配置を考えないとです!オプションで増やせるようなので……


そして再び舵の元へ戻って来ました。

……ウィンドウの他のオプションには、大砲やらガトリング砲やら魔導砲やらがありました。魔導砲とは……!?


少し物騒ですね!?でもそういう時代があったんですもんね!!


よし、ではほ座達を喚び出してみましょうか。


「〈ほ座(ベラ)〉、〈りゅうこつ座(カノープス)〉、〈とも座(ナオス)〉」


甲板に魔法陣が浮かび、消えました。

……ふむ、喚び出せたはずです。



‑ほ座、りゅうこつ座、とも座 の召喚を確認しました‑

‑定められた概念により、【星明りの航行(スターリット・セイル)】が自動発動します‑



「!?」


アナウンスが流れて、船が一瞬光り輝きました。

す、スターリットセイルとは!?


ウィンドウの船の状態欄に、【星明りの航行(スターリット・セイル)】発動中と書かれています。


ふおおおお詳細が見えません!!


「さ、サジタリウスさん!【星明りの航行(スターリット・セイル)】というものが発動中ですが、詳細が見られません!」

「落ち着いて下さいミツキ、教えますから」


サジタリウスさんが苦笑しながら教えてくれました。


「まずほ座(ベラ)ですが、帆は帆船であれば風を受けてその推進力を利用して航行を行う重要なものですね。ベラは船の推進力を支え、とも座(ナオス)と共に船の航行を安定させています。荒れ狂う海も、安全に航行出来るでしょう」

「そ、それは凄いです!」

「ええ、彼らの力は素晴らしいものです。そしてりゅうこつ座(カノープス)ですが、本来船で竜骨と呼ばれるものは、船を支える背骨だと言われています。竜骨が折れれば、船は壊れるのです」

「…聞いたことあります。とても大切な場所だと」

「はい、その為カノープスは船への加護を与えています。カノープスの力が及ぶ限り竜骨は壊れず、船が壊れる事はないでしょうね」


……つまり船に乗る時に彼らを召喚すれば、【星明りの航行(スターリット・セイル)】が発動し船は壊れずに安全に航行できる、と言うこと……!


「勿論貴女が倒れれば普通の船になりますからね」

「ふぐぅ」

「ナオスは水中の船尾から船底を覆う結界を張れますから、水中のモンスターによる攻撃や、魚雷に対応出来るでしょう」

「ぎょっ!」


と、とんでもない能力です……!

でもわたしが戦闘不能になったら普通の船になりますから、船の上では支援に徹するべきですかね…


「勿論力を維持するのにMPを消費しますので……少々燃費が悪いかもしれませんね」

「カノープス達のMPも用意しつつ、船を動かすためのMPも注ぎ込まないといけないという事、ですね」


これは皆でMPを交代しつつ注ぎ込む作業が必要かもですね。これも要相談です。


よし、船とカノープス達の事はわかりました。

一旦船から降りましょう。


地面へとサジタリウスさんと共に降り立って、アケルナルにギリギリまで地面に船を近付けて貰います。

そして船底に触れると、ウィンドウが出現してアイテムボックスに戻すかどうかが選べました。


戻すを押すと、淡く光ってボトルシップになりました。ボトルシップをキャッチして、保管庫へと入れます。


ちなみにアイテムボックスと保管庫は左右にスクロールすれば選ぶことが出来ます。便利!




考えていた設定がやっと日の目を浴びました……!

特徴的な星座はピーキーな性能にしようとした結果です( ˘ω˘)

長くなるので分けます!


これからもミツキの物語をよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[一言] 300話おめでとうございます。 星と航海は密接な関係ですし、これこそ本領発揮になりそうですね、楽しみです。 そして魔導砲……MP充填120%とかやっちゃったりするんでしょうかw ワクワクしま…
[一言] 次回話も楽しみにしています‼
[良い点] 新しい「アルゴー船団」の旅立ちが近づいてきました。オプションに「波動砲」があれば文字通り星の海も行けるのかな(笑) [気になる点] 魔道砲……演出に魔方陣を使うのかな?「ロストシップ」みた…
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