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ルクレシア防衛イベント①

感想も目を通させて頂いております。

励みになりますが、作者のメンタルは激弱なのでお手柔らかにお願い致します。

ちょっと短めですがお楽しみください。




「ミツキさん、MPハイポーションをここに置いておくわ。ポーションをたくさん作らなければならないけど、私達が倒れてはいけないから休憩を挟みながら作りましょうね」

「はい、頑張ります!」

「私は向こうで作ってるから何かあれば声をかけて」

「はい!」



ルクレシアの防衛率:100%

モンスターの討伐率:3%


もうすでにモンスターとの戦いは始まっているみたいです。

モンスターと戦う冒険者たちのために、たくさんポーションを作りましょう。


わたしはローブを外して、動きやすいように腕まくりします。

集中集中!頑張りますよわたし!


わたしはポーション作成に取り掛かりました。

効率的に、無駄なく丁寧に作ります。



チラリと手元を動かしながらリゼットさんの方を見ると、見慣れない素材がたくさんあります。


そして私が1本ポーションを作ってる間にリゼットさんは5本くらい作ってらっしゃいます……!!!

手元の動きが見えません。シュババババって感じです。



わたしもいずれリゼットさんのように優れた薬師になれるよう、尽力します!

わたしはまだ、初心者なので1個ずつ確実に作り上げるだけです。

ちょっとだけ、羨ましいですけどね。


「よし、やるぞ!」


わたしが作ったポーションはシルキーさんたちが運んで下さいますし、瓶の準備もして下さいます。

ありがとうございます!




MPが無くなるまでポーションを作りました。

およそ2時間で作れたポーションは80本です。


おお、作れる数が増えている気がします。成長してますね!


イベントの進捗はどうでしょうか。




ルクレシアの防衛率:100%

モンスターの討伐率:28%



こういうイベントは初めてなので、討伐が速いのか遅いのかわかりませんが…………

戦場はどんな感じなんでしょうか。


MPハイポーションでMPを回復します。

そういえば性能はどんな感じなのでしょう。




MPハイポーション

MPを50%(+10%)回復する



はわ!半分回復するのもすごいのにリゼットさんの謎の+で回復量すごいです!!


ジュースみたいに飲んでしまいましたがおいくらなんでしょうこれ。

あとでイベントが終わったらリゼットさんのお店のポーション類を眺めてみましょう。


よし、また作りますよ!回復した分ポーション作ったらひとまず1回ログアウトさせて頂かないとですね。


あ、今度はMPポーションを作りましょう。

魔力キノコの袋をテーブルの近くに置いておいて、と。


魔力キノコをみじん切りにするとなんだか料理してるみたいな気分になってきました。混ぜているだけですけどね。


今日のお昼は何かなぁ……

お父さんが作ってくれるはずなので、楽しみにしましょう。

手早く食べれるものだったら最高ですね!

お父さんも最近ジグゾーパズル始めたって言ってましたし、きっとご飯は簡単なもののはずです。



まだ見ぬお昼のために、やる気が出たわたしはひたすらにMPポーションを作り始めました。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



一方その頃戦場では



たくさんの冒険者たちがモンスターを討伐している。

魔法やアーツが戦場を飛び交い、野太い声も響いている。


「デモンスラッシュッ!!」


カレンの持つ大剣が黒き光を纏い振り下ろすと、モンスターに向かって黒い刃が飛んでいく。


「チッ数は多いがほとんど雑魚、たまに高レベルのやつが混じっていやがる」


雑魚はNPC冒険者たちやプレイヤーたちが掃討しているが、たまにやってくる高レベルのモンスターにレベルの低い冒険者たちが苦戦していた。




「ッ!レッドグリズリーだ!水魔法もちやアーツ持ちが対応しろ!」



レッドグリズリー Lv.15

アクティブ 激高状態

【雄叫び】【鋭撃】【爪撃】【炎耐性】

【狂化】【水脆弱】




明らかに序盤の街であるルクレシアにいるモンスターではない。

出現するのはルクレシアから遠く離れた森の中だ。


雄叫びを上げたレッドグリズリーは、その腕のひと振りで何人かの冒険者をまとめて吹き飛ばした。


「ぐぁあッ!」

「チッ今のでHP半分も持って行かれた!」

「回復しろッ!」



NPCもプレイヤーも関係ない、負けたら終わりの戦いが繰り広げられていた。





しかし他の場所では



「チッ歯応えねぇなァ」


両手に装備したナックルでモンスターを文字通りワンパンで消し飛ばしている男がいた。

全身返り血にまみれながら、その目は新たな獲物を探していた。


「もっと殴りがいのある奴はいねェのか!!!」


そう言って男は次のモンスターへと飛びかかり、容赦なくその腕を振りぬき、トドメとばかりに蹴り飛ばした。



「なんだアイツ、やべー奴だな」

「離れたところのモンスター狩ろうぜ」


他の冒険者からも奇異な目でみられるその男は、嗤いながらモンスターを屠っていった。




「くひひ、ボクの爆発くんの出番ですねぇ」


戦場で白衣を翻しながらモンスターの群れにアイテムを投げる少女がいた。

身軽な動きでモンスターを翻弄する彼女から放たれるアイテムは、容赦なくモンスターたちを爆発音とともに消し飛ばして行く。


「………ちょっと爆発が足りないですわ。もう少し改良の余地アリ、ってとこですな」


眼鏡を光らせ白衣を翻して少女は戦場をかけぬける。

戦場は彼女の実験場なのであった。






現在のイベント進捗


ルクレシアの防衛率:100%

モンスターの討伐率:35%




狂戦士って書きやすくていいですね( ˘ω˘)

ボクっ娘錬金術師ちゃんもお気に入りなのです。

これからもこの作品をお楽しみください!

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― 新着の感想 ―
[一言] 今思ったけど、初級で10%回復って、ポーション酔があってもクソゲーな気がしてきた。
[一言] 爆破の錬金術師ってところか…お嬢様口調の白衣さん
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