建国祭 1日目 ①
ご覧いただきありがとうございます!
ミツキの物語をお楽しみ下さい!
おはようございます!
すっきりとした目覚めです。
ユアストは夜中の12時からアップデートとメンテナンスを行っています。
それは9時まで行われますので、Your Storyもまだ届きませんね。
じゃあランニングとか、掃除とか終わらせましょう!
掃除を終わらせて適当に予習していた時、通知の音が部屋に響きました。
アップデートとメンテナンスが終わったみたいです!
Your Storyの通知も来ました!
先に読んじゃいましょう。
Your Story -ミツキ-
48ページ目
世界樹は安心安全な場所では、急激に成長します。
空の上なら尚更ですね。日々世話しましょう。
薬師の師匠へプレゼントを渡しました。
とても喜んでいましたね。
港町マーレへ初めて訪れました。
海風を浴びた特産物や海産物が豊富な街です。
美味しいものが見つかるかもしれません。
イル・マーレ神殿は海神マレの膝元です。
マレはいつでも民を見守っています。
友と戦闘を行いました。
人数が増えれば戦術も広がりますね。
レダンの砂漠は乾燥していますので、水分摂取は適度に行いましょう。
星の魔女の魔法は壮大で美しいです。ぜひ使いこなせるように、熟しましょう。
天空竜と邂逅しました。
天空竜は料理の味を気に入ったようです。とても上機嫌なので、乱気流が発生しました。
あなたの日々の物語に祝福あらんことを。
お疲れ様でした。
いや濃い一日でした…
世界樹から始まるにしては中々ハードでしたね。
天空竜の乱気流はどうしたのか……
皆とレベル上げもしましたし、建国祭に臨めそうです。
称号については、皆と共有しましょうか。
さて、メンテナンスとアップデートは、と。
細かな不具合を修正したようです。
アップデートは、……!
HPバーとMPバーの下に強化効果が表示されるようになりました!
た、助かります……!
戦闘中に10分とか時刻確認するの手間でした!
アイコンに表示されるの確認するだけなら、消えたら継ぎ足せば良いんですもんね!!
それに新しい住人依頼と、建国祭開始のためのアップデートですね!
わくわくしてきました。
建国祭の開始は12時からですし、今から夕食の仕込みでもしておきましょう。
お昼はサッと食べて、夕食ちゃんと食べましょうかね。
キッチンへと向かうと、母が既に準備してました。
「お昼?夕食?」
「ふふ、夕食よ」
「手伝う事ある?」
「ええ。じゃあ……」
母と夕食に向けて仕込みをしました。
父は買い物へ行っているようです。
まあ仕込みと言ってもカレーみたいです。
カレーは万能ですし!
夕食の時間には美味しく、明日には更に美味しくなるはずです!
作っていたら時間が結構過ぎてました!11時になります!
帰ってきた父とも会話しながらレタスハムマヨ食パンを食べて、部屋に戻りました。
さ、ログインします!
ログインしました!
唐揚げ一つ頬張り、身嗜みを整えます。
ディアデムも、喚び出しておきましょう。
よし、プレアデスへ向かいましょう!
「こんにちは、お師匠様」
「あいよ。向かうのかい」
「はい!パレード楽しみです」
「楽しんでおいで」
「お師匠様は行かないのですか?」
「晩餐会には参加するさ」
ば、晩餐会……高貴な響き……
お師匠様ほどの人です。ご招待されるのですね……
「では、行ってきます!」
「パレードちゃんと見ておくんだよ。いい所見せたくて張り切ってるんだからね、王族達」
「リゼットさんも拗ねるって言ってましたね……」
「ははっそうだね」
では早く行っていい場所でパレード見なければです!
プレアデスに向かいます。
お師匠様に会釈して外に出ます。
うむ、良い天気です!
クランメニューを開いて、ホームへ飛びました。
ホームへ飛ぶと、ほぼ勢揃いしてました。
「遅くなりました……!」
「時間決めてませんでしたし、お気になさらずですぞ!」
「私とリーフなんて、むしろアプデ終わった瞬間にログインしたわ」
「少しでもレベル上げたかったっす」
「レベルが上がれば遠くまで行けるようになるもの。レダン帝国もまだ行ってないわ」
わたしもまだレダン帝国の帝都に行ってませんね!
建国祭終わったら行きたいです。
「パレードの為に、見やすい場所を探したいですね」
「確か噴水広場からまっすぐ王城まで伸びる道でパレードが行われるんでしたね。やっぱり王城近くが良さそうですよな」
「王城の前で演説とかしそうね」
「じゃあその辺りに向かいましょう」
皆王都は行ったことあるみたいですし、それぞれ王都へ向かいました。
王都へ到着したら、花の香りが広がりました。
「わあ……!」
噴水広場も、建物も、街中が飾り付けられています!
花の香りも濃くなく、ふんわり程度なので気持ち良いです!
この光景をスクショします。
わくわくしてきました!
「ミツキ」
「レンさん」
スクショ撮っていると、レンさんが近寄ってきました。
人にぶつからないように器用に避けながら歩きます。
「大体の気配は分かる。行くぞ」
「はい!」
建国祭が始まるからか、いつもよりNPCもプレイヤーも多いです。
その中でわたしを見つけられるのはすごいですレンさん。
レンさんのおかげで皆と次々に合流できました。
迷う事なく足を進めるレンさんは本当にすごいです。
サブジョブの能力ですかね?
「レン氏がいて助かりましたわ!」
「ありがとうねレンくん」
「いえ」
ぞろぞろと坂道を登ります。
NPCの小さな女の子が、家の前を飾り付けてます。
可愛らしいですね。
花で溢れている王都ミゼリア、とても美しいです。
王城の門前にたどり着くと、スペースが空いてNPCがそこそこ集まってました。
ここで王様からの言葉がありそうです。
人混みに流されないように少し人垣から離れて建物の壁際へと向かいました。
全然見やすいです。
「こんなに住人いたのねぇ」
「いつもの倍はいると思うよ」
「目出度い建国祭ですもんね。楽しみですなー!」
「祝賀パレードなんて、現実でも中々見れないものね」
確かにそうですね!
テレビで見るのは出来そうですが、この目で見られるのは少ないです。
雑談しながら待っていると、城の前がざわざわしてきました。
人も集まってますね。
ちらほら合間にプレイヤーが見えます。
装備でわかりますよね。
その様子を眺めていると、城の門が開きました。
同時に、花も降ってきました……!
門からは、ローザ様の手を引く王様と、メーア様の手を引くリヒト様が出てきました。
近くにはイオさんと数人の騎士がいます。
皆さん普段の装いでは無く、豪華なマントやアクセサリー、ティアラなどが眩しいです。
……王様が王冠かぶるイメージはありませんね。
「…へぇ、あれがこの国の王族か」
「確かにモブじゃなさそう」
「美しいね」
「かっこいい……」
付近にいたプレイヤーから小さくですが会話が聞こえてきました。
……まぁ冒険者ランクSのモブがいたら驚きです。
「……皆、よく集まってくれた」
王様の言葉にざわめきがピタリと止みました。
住人達は王様の言葉に耳を傾け、プレイヤーはとりあえず大人しくしてるって感じです。
「此度も共にこの日を迎える事が出来た事を、とても嬉しく思う。……偉大なる先人達の力により、クリスティア王国は建国された。そして今日に至るまで幾度も戦火に見舞われた。だが変わらず、我らの国はここに在る。これからも共に、クリスティアの地で生きて行く為に、力を貸して欲しい」
王様は集まった住人達を見つめ、力強く言葉を発します。
「クリスティア国王として、ここに建国祭の開催を宣言する!」
うおおおおおおおお!国王様、万歳!
クリスティア王国、万歳!
住民達から歓声があがりました。
王様は、とても民に慕われているのを感じます。
そして王様とローザ様が馬車へと向かいました。
王様とローザ様が共に座り、その後ろにメーア様とリヒト様が座りました。
国王様ー!
王妃様ー!
王女様ー!
王子様ー!
皆さん次々と馬車へ向けて声を上げます。
名前を呼ばないのは不敬罪とかありますかね?わたしも外では呼ばないようにしましょう。
「……あの方が国王と、王族の皆さんなのね」
「そうだね」
「王族全て顔が良い」
「わかるわ」
ミカゲさんとジアちゃんが王様達をガン見してました。
いつもよりキラキラ割り増しです。
その様子をジッと見つめていたら、住民へ手を振っていた王様と目が合いました。
「!」
口角を上げて、視線を逸らさず隣のローザ様に耳打ちする王様。
そしてこちらに気付いたローザ様が、優雅に手を振りました。
その視線を追ったのか、メーア様とリヒト様もさりげなくこちらを見ました。
わたしは控えめに、顔の近くで手を振ります。
メーア様が満面の笑みです。
可愛らしいですね……
リヒト様はすごい凛々しい笑顔です。
眩しいです……
きゃー!こちらをみたわよ!
アンタじゃないわよ!わたしよ!
王妃様ー!!
王様ー!!
おうじょさまー!おうじさまー!
わ、周りが騒がしくなりました。
あ、アイドルのふぁんさ……
「とんでもねえファンサですわ……」
「王族ってキラキラしてるんすね」
「でも、とてもお話しやすい方々ですよ」
「その発言がVIP」
冒険者から話を聞くのを楽しみにしてる王族の方々です。
お話すると喜ばれますよ。
馬車を見送って、皆と目を合わせます。
「では、それぞれ手分けして、イベントコイン集めるとしますか!」
「おー!」
ひとまずギルドに向かうなり、王都を散策しつつ住民依頼も受けれるように探索しましょう!
イベントですわあああ!!イベントでどんな事が起こるかミツキと共にお楽しみ下さい!
これからもこの作品をよろしくお願いします!




