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いざパワーレベリング ③

ご覧いただきありがとうございます!


「そぉい!」

「ッ!」

「【流星(メテオ)】!」


砂から顔を出すヘビ……サンドスネークをレンさんが勢い良く掴みあげて、空中へと放り投げます。

それをミカゲさんとわたしが魔法で狙っていきます。


なんかモグラ叩きのモグラを物理的に穴から引きずり出してる絵面みたいになってます。

ミカゲさんが笑いを耐えながら大鎌を振り回してます。


この辺りはサンドスネークの縄張りみたいです。

砂に潜りながら獲物を攻撃する習性を持っていると、レンさんは言いました。


…サンドスネーク、結構大きいんですが、レンさんは砂から顔出したサンドスネークを瞬時に掴みあげて空中に放り投げます。


その反射神経すごいです。

おかげで狙いやすいんですけどね。

たまにそのまま握りつぶしている様子を見かけるんですがレンさんの握力高そうですね???


「レンさんの攻撃力、バフ合わせたら200は超えてそうですね……」

「そういうミツキ氏もバフ重ね合わせれば魔攻200超えそうですなー」

「そんなこと……ありますね」


あれ、計算すると今わたしの魔攻は164です。

ここに太陽のブレスレットの太陽の下での戦闘時ステータス1.2倍を鑑みると、魔攻196になります。


あ、これわたしが覚えている【身体強化(魔)】【ブースト】【ハイブースト】使ったら魔攻………あ、これ250くらいになります。


【身体強化(魔)】は魔攻と魔防が【+5】

【ブースト】は1番数値の高いステータスが【+20】

【ハイブースト】は1番数値の高いステータス【+40】


って攻略を見ました。しかも重複できるのです。

熟練度が上がると継続時間が伸びるらしいです。

初期は10分でしたからね……今は15分くらいはあるような?


【ハイブースト】がやばいですよね。

ただこの魔攻で放つ天体魔法でも2割3割しか削れなかったんですよね。フォレストセンチピード……

あ、夜でしたから魔攻は220くらいでした。


……いやそれでもです!?

フォレストセンチピードの魔防高かったのでしょうか!


「……ミツキ氏?」

「身体強化系のバフを自分にかけると、太陽のブレスレットのおかげもあって魔攻が250くらいになります……」

「うわえぐ……」


ミカゲさんが少し引いたような表情を見せます。

太陽のブレスレットが破格ですよね。


(ウィンドボム!)


【流星】は威力高すぎました。

サンドスネークが空中で爆発して何も残りませんでした。


風魔法と土魔法の熟練度上げしましょう。

【無詠唱】の練習に良いですね。


「ガアアアアッ!」


突如レンさんに向かって2m程ありそうなライオンが飛びかかりました。

しかしレンさんは半身逸らして飛びかかりを避けると、ライオンの横腹を思い切り殴りつけました。


「ガッ!?」


砂を巻き上げながら20mくらいライオンが飛んで行きました。

レンさんが眉間にシワを寄せます。


「……力込め過ぎた」

「レン氏手加減苦手そうですな」

「……」


沈黙は肯定ですね。

飛んで行ったライオンは瀕死ですね……



デザートライオン Lv.53

アクティブ 瀕死

【咆哮】【捕食】【土魔法】

【風魔法】【統率】【爪撃】

【耐久】【弱肉強食】



恐らく強いモンスターだと思うのですが、レンさんの攻撃力の方が強かったみたいですね……


「【スナイプ】」


ジアちゃんの声が聞こえた瞬間、デザートライオンの眉間を木で出来た矢が貫きました。

それは僅かばかり残っていたデザートライオンのHPを容赦なく削りました。


「おっと硬い!ミツキ氏ー!」

「はーい!」


何か硬い物を弾いたような音が聞こえ、ミカゲさんに呼ばれて振り向くと、ミカゲさんに襲いかかろうとする3mくらいの蠍がいました。


「大きいですね!?」

「ちょっと硬すぎてボクの大鎌だと無理ですわぁぁ!?」

(【流星(メテオ)】)


あの図体なら流星が良いと思い使いました。

流星が直撃した蠍は、砂に潜りました。


HPは4割削れましたが……HPが多そうです。

図体も大きいですし!


(【重力操作】)


わたしはふわりと浮かび上がります。

このまま砂にいるのは危険だと思いました。

この蠍が何でわたし達の場所を把握してるかわかりませんが、出てきた瞬間を狙わなければ……


目に魔力を込めて、蠍の魔力を追います。

この砂の中を、移動して……あ、ジアちゃん達の方向へ向かっています。


いつものわたしなら慌てていましたが、今ジアちゃんにはサジタリウスさんがいます。


サジタリウスさんは笑顔を浮かべて、ずっと視線を動かしています。


……あれは蠍の移動を目で追ってますね。

確実に見えてますね…


魔力で作り上げた矢を番えました。

なんだか……すごい魔力が込められてます……


「ギィィイ!…!?」

「その外殻ごと穿ちましょう。私は蠍を必ず殺す」


哀れ、サジタリウスさんの気配がわからなかったのか……

サジタリウスさん蠍への特攻持ってるみたいなので、蠍からみたら天敵だと思われます。


放たれた矢は轟音を響かせ、蠍の外殻とともに魔核も貫きました。


「…まあ今の私は、瀕死にしか出来ませんがね。さ、トドメをどうぞ」


苦笑しながら弓を下ろします。

あくまでわたしのサポートをしてくださる星座達は、瀕死には出来ますが、倒し切ることはしません。


熟練度がMaxになったら、何か変わりますかね?

お師匠様みたいに島に星座を配置した時、わたしがログアウトしている間ずっと瀕死にしておくわけには行きませんしね。


まあ世界樹が植えてありますので余程のモンスターじゃなければ島に入れないと思いますが。


「【吸血】」


母が蠍に手を触れると、蠍は消えました。

あ、鑑定するの忘れました。


「いやぁ急所に当てた!って体力の減り方でしたな」

「サジタリウスさんは星座の位置的に蠍絶対殺す信念をお持ちみたいなので……」

「優男みたいな風貌なのに信念が蠍に対して物騒」


星空で矢を番えながら蠍を追いますからね……殺意マシマシです。

なのでサジタリウスさんがいる限り蠍は敵では無いかもです。


「蠍の対処はお任せを」

「頼りにしてます」


わたしの言葉にサジタリウスさんはとてもいい笑顔を浮かべました。


さて、背後から硬いものをバキバキに殴り壊しているような音も聞こえますし、レベリングしましょう。



(ファイアーボム!)


こちらに近寄る……サボテンみたいなモンスターに向けて、試しに炎魔法を向けました。

サボテンなら……燃えますかね。



デザートカクタス Lv.52

アクティブ 乾燥

【針】【保水】【木魔法】

【土魔法】【風耐性】



デフォルトで乾燥してますね……

乾燥してますし、何やら【保水】というパッシブスキルみたいなものもありますし、水魔法は避けます。

わざわざ水あげることはしなくて良いです。


……乾燥してますし良く燃えます。

よく見ると延焼状態とやらになってました。


あ、燃え尽きました。砂漠は日差しも、乾燥もあって炎魔法の威力が高いんでしたね。



-契約召喚:ラクリマのレベルが上がりました-


あ、ラクリマのレベルが上がりました。

ラクリマはサジタリウスと共にジアちゃん達の護衛をしてくれてます。


ラクリマのレベルは52になりました。

強くなりましたねぇ……


さて、レベルは高いのにすごく倒しやすい近寄るサボテンを燃やしていきましょう。


「なんでもかんでもデザートとかフォレストとか付ければいいと思ってんですかーーーー!!!」


何やら遠くでミカゲさんが叫んでます。

まあ、名前考えるの大変ですしね……


何と戦っているのかミカゲさんの方を見ると……

………あれは、あのフォルムは、センチピード……!?


砂漠にもいるんですか!?

なんか砂吐いてますし!


距離があって名前しか見えませんが、デザートセンチピードって見えますね……


なるほど、砂漠に適応したセンチピード……

鳥肌立ちました。

デザートカクタスを燃やしたら、援護しに向かいましょう……


(ファイアーボム!)


中々【無詠唱】の発動も良いです。

中々良く燃えますね……


(ファイアーウォール!)


わさわさと近寄るデザートカクタスをファイアーウォールで囲います。

っと、ジアちゃんが囲ったデザートカクタスに炎の矢を連射します。


炎の壁に阻まれて右往左往しているので良い的ですね。

さ、ミカゲさんが相手をしている……センチピードを……うおお鳥肌が……


明るい所でみるデザートセンチピード……解像度が上がってしまいました。

容赦なく攻撃しましょう。


(【宇宙線(コズミック・レイズ)】!)


デザートセンチピードの体表で爆発しました。






デザートセンチピード Lv.55

アクティブ 崩壊状態

【毒牙】【麻痺牙】【気配遮断】

【隠密】【土魔法】【捕食】

【締め付け】【挑発】




……木魔法が土魔法になったくらいですかね。

それに宇宙線のデバフでしょうか。

崩壊状態とか物騒な……


あ、なんか体表がボロボロ崩れていってます。

なるほど、崩壊……


「【エアリアル・スラッシュ】!」

「【兜割り】!」


ミカゲさんが空中に飛び上がって大鎌を振り下ろすと、空気の刃が飛びました。


それは容易にデザートセンチピードの体表を切り裂きました。

レベル差のあるリーフくんの斧の一撃も傷を付けました。


「うお、傷付けられた」

「今デバフ効いてるんで斬撃有効ですぞー!」

「うっす!」


二人はお互いに注意を引きながらデザートセンチピードを攻撃します。

中々息のあった連携です。


あ、尾の一撃をリーフくんが受けて吹き飛ばされました。

………大丈夫そう、ですね。ポーションを呷って立ち上がりました。


MPを回復して宇宙線を放とうとした時、デザートセンチピードが尾を振り回しますが、それを右手のガントレットで弾いて左手を握りしめ瞬時にカウンターを決めたレンさんの一撃でデザートセンチピードは崩れ落ちました。


それを一瞥してレンさんはまた別のモンスターに向かって走ります。

一撃すごいですねぇ……レンさんの近くで尾を振り回したデザートセンチピードが悪いです。


「ワンパン……」

「さすがっすレンさん」


素直に感心しますよね。

さ、次のモンスターを探します。


この広い砂漠でこれだけ暴れていると、次々とモンスターが出てきます。


デザートカクタスもこちらへと砂に乗って移動してきますし、ちまちまと倒しましょう!








-デザートカクタスを倒しました-

種族レベルが上がりました。

任意の場所へステータスを割り振って下さい。

SPを2獲得しました。

メインジョブレベルが上がりました。

デザートカクタスの針、花を手に入れました。



近寄る様々なレベルのモンスター倒しました!

順調にレベル上がりました……!

アストラルハイウィザードがレベル25になりましたし、お師匠様から新しい魔法も教えてもらえます……!






ミツキ Lv.54

ヒューマン

メインジョブ:アストラルハイウィザード Lv.25/サブ:薬師 Lv.12


ステータス

攻撃 56

防御 82 (+54)

魔攻 164 +2 (+40)

魔防 80 +1 (+54)

敏捷 51 (+15)

幸運 76 +2






ステータスはこれで良いでしょう。

皆はどのくらいレベルが上がったのでしょうか。


わたしは皆の元へと向かうのでした。



よし、イベントに向けて準備しますよ!


これからもこの作品をよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[一言] 手抜き大事♪森なら『フォレスト○○』海なら『シー○○』とね(笑) それともピカソさんみたいな寿限無寿限無ばりの珍名をお望みですか(笑)
[一言] 更新有難う御座います。 製作スタッフ「ネタ切れなんよ……」
[一言] なるほど、アンタレスのほうを向いてるって逸話か。 そりゃ特効もありそうだわw
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