いざレベル上げ! ①
ご評価、ブクマ登録ありがとうございます!
これからもミツキの物語をよろしくお願いします!
週末です!
昨日は麗華さんの道場で雑務を手伝いました。
まあちょっとしたアルバイトのようなものです。
なので今日はゲームにログインします!
レダンに足を踏み入れるのです!
お風呂とご飯を済ませて急いで部屋まで戻ってきました。
よし!ログインします!
ログインしました。
いつも通りディアデムを喚びました。
そしてデンジャーティガーのバーガーを食べながら今日の予定を立てます。
マルムからレダン帝国に入ってレベル上げをする
以上です!
明後日にはイベント始まりますし、もう少しレベルを上げておきたいですね。
あとアストラルハイウィザードがレベル25になったら、お師匠様に新しい天体魔法を教えてもらえるのです。
レベル上げましょう!
もぐもぐと口を動かしながらクランチャットを眺めます。
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『ステラアーク』
ハイドレンジア:素材保管庫にハイポーションの素材を入れたのでハイポーションを5つ貰ったわ
ハイドレンジア:まってこれハイポーションじゃなあ
ハイドレンジア:誤字失礼しました
ハイドレンジア:色同じなのにハイポーションじゃないじゃない!?
ミカゲ:おやもしやミツキ氏の星のポーションシリーズを引き当てましたかなハイドレンジア氏
ミカゲ:使う素材は同じらしいので持って行っていいと思われますぞー
ハイドレンジア:星のポーションシリーズ……?驚いたわ……教えてくれてありがとうミカゲさん
ミカゲ:ボクも驚きましたからね!
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おっと星のポーション系も入れていたら何か起こってました。
まあ確かに色は同じですからね………あとで星のポーションシリーズについて告知しておきますか。
数は多くないので、皆に渡るように作りたい所です。
あ、皆から空瓶貰いましょう。
それにポーション作れば、皆のポーション類の手持ちが潤う、わたしは薬師レベルが上がります。
……え、Win-Winでは!!!
何故今まで気付かなかったのか………!!!
早速言いましょう!!
でもミカゲさんからの瓶は欲しいです!!
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『ステラアーク』
ミツキ:ポーションの空瓶あれば欲しいです
ミツキ:それでポーション作って皆さんにお渡しします
ミツキ:図々しいですがミカゲさんとの瓶のやり取りは継続で……!
ミカゲ:……!気付かれましたかそのWin-Winに……!
ミカゲ:余っているので渡しますぞー!ボクもレベル上げるのに瓶は作りたい所なので!
ミツキ:!
ミツキ:ありがとうございます!煮沸消毒と【清潔】かけますので!
レン:素材と一緒に保管庫に入れておく
リーフ:俺も入れておきます
ハイドレンジア:使い終わったあとに捨てなくて良かったわ
ハイドレンジア:私も入れておくわね
ソラ:入れておくわね〜
サクヤ:素材集めておくね
ミツキ:皆様ありがとうございます!!
ミツキ:星のポーションシリーズは好きに持って行って下さい!あ、でも皆様に行き渡るようにしたいので今は程々でお願いします!
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なんて心の広いんでしょうミカゲさんは……!
これは色んなポーション類をたくさん作れるようにならないとです。
また後でレシピ本を開きましょう!
なんだかやる気出て来ました!
よし、出発しますか!
ラクリマはマルムの街から国境を越えた所で喚びましょう。
変に視線集めても困りますしね。
「こんばんは、お師匠様」
「おや、ミツキか」
「はい!この後少しマルムを越えてレダンへ向かってみます!」
「……そうかい。虫に気を付けなね」
「虫、ですか」
「国境越えると雨林が広がっている。雨林には虫型のモンスターも多いし、木々を自由に動き回るモンスターがいる。気配を探りながら進むんだね」
「……わかりました」
「しわしわな顔してるね」
余程しわしわな顔をしたのでしょう。
お師匠様に笑われました。
虫……雨林……いや、ここはどうにか行かねばです。
燃やします。燃やすのです。雨林でも燃やすのです。
苦手は克服しなければ………
も、もしかしたらラクリマみたいな見た目のモンスターかもしれませんしね!
「十分に注意して行ってきな」
「はい!行ってきます!」
お師匠様に挨拶して、家を出ました。
深呼吸して、懐中時計を握りしめてマルムへと向かいました。
石造りの街は、国境の街ともあって賑わっています。
恐らくここからレダン帝国の首都、確か帝都レガリアは地図からみても結構距離があります。
雨林と密林、砂漠を越えないとなので、準備はきちんとしないといけません。
そのため恐らく準備のためか、この時間でも店は賑やかそうです。
マルムの入り口には地図の看板があるので、ちょっとみてみます。
観光看板みたいですね。
ふむふむ、ギルドは街の中心部に、その他にも………なんだかほぼお店ですね!
門から真っ直ぐに道が出来てます。その両側に建物がズラっと並んでいます。向こうに見える門が、恐らく国境へと続く門ですね。
わたしも準備して向かいましょう。
真っ直ぐ道を進みながらお店で何が売られているのか確認ですね。
…ふむ、保存食や水を売っているお店は何軒か並んでいます。
砂漠で水場はオアシスがあると攻略で見ましたが、水は皆さんたくさん買われていきますね。
わたしにはみずがめ座という特殊な存在がいるので、わたしのMPが無くならなければいつでも喚び出す事はできます。
……ですがサダルスウドを人目に付くところで喚び出すのは避けたい所です。
魔力の続く限り水が湧き出る水瓶なんて、喉から出るほど欲しいでしょう。
……砂漠なら、尚更かもです。
争いの火種になりそうなので、わたしも一樽買っておいた方がいいかもしれません。
まあ今日砂漠までは行けないと思いますが、念の為です!
「一樽頂けますか」
「あいよ!一樽50,000リルさ」
「はい」
一樽50,000リルですか……高いか安いかは、物価を見てないのでわかりませんがとりあえず支払います。
今まで見てきた水を扱う店と同じ値段でしたから。
リルを支払って、樽をアイテムボックスへしまいます。
ちなみに普通に鑑定結果は水でした。
「ありがとうございます」
「気を付けてな」
会釈して街を進みます。
干し肉や乾パン、野菜を眺めます。
アイテムボックスがあれば保存の事は考えなくて済みますがこの世界の住民は、アイテムボックス持ちはそう多くないのだとか。
なんだか色々考えさせられます。
住民の生活を知るには、いい機会ですね。
砂漠の暮らしなども見たい所です。
野菜やお肉はアイテムボックスの中にそこそこ入ってますし、果物もデイジーさんから頂いた果物がまだまだあります。
…デイジーさん、お元気ですかね。
はやく祭壇も作らねば……
あ、サイファさんに信頼できる神殿の知り合いがいるか確認して頂いてました。
それも確認しなければ!
明日、ルクレシアのギルドへ向かいます!
そして街を進むと赤い看板の大きな建物がありました。
冒険者ギルドですね。
本当に街の真ん中にありました。
場所は覚えましたので通り過ぎます。
プレイヤーも住民も活発ですね。
この通りの裏手は居住区っぽいですし、ほぼ商いで生計を立ててるんですかねぇ………
中々興味深いです。
お店のラインナップもある程度把握しました。
目の前には大きな壁と門です。
「ここから先はレダン帝国となります。レダン帝国の管轄となりますので、我らは何があっても対処しきれませんのでご了承下さい。では、ギルドカードを」
「はい」
「確認致しました。どうぞお気を付けて」
横の小さな扉から、門を出ます。
初めて正規ルートで他国に向かいます!
わたしはドキドキしながら扉を抜けました。
長くなりそうなのでちょっと分けます!
もう少し精査して辻褄が合うように書きます。
皆様いつもご指摘もありがとうございます!
これからもこの作品をよろしくお願いします!




