ラクリマと星座達とポーション作り
ご覧いただきありがとうございます!
まさかまさかの500万PVです。半年前はこんなに読まれるとは思っていませんでした。
これからもまだまだミツキの物語は続きますので、今後共よろしくお願いします!
わたしは気付きました。
懐中時計を使わなくても、クランメニューからホームに行くをタッチするとホームに行けるかもしれないという事実に………!
まあ森を歩くの好きなので、その時はその時と言うことで……
そして森を抜けると、木々に囲まれたホームが見えます。
おお、いい雰囲気です。スクショしました。
それに気配を感じないので、皆は何処かへ出かけていますね。
ホームの真横でテーブルを出します。
先程クランメニューを開いたときに、気付いたこともあります。
素材保管庫の中身がメニューから閲覧可能でした。
……取り出せないんですけどね!
そこでミカゲさんが瓶をたくさん入れておいてくれたのを確認したので、保管庫に向かいます。
メッセージ欄に瓶を貰うこと、会った時にリルを支払う事を伝えると、すぐに了解ですわ!と返事が返ってきました。
瓶300本もあります。
こんなに作れるんですねぇ……
ミカゲさんへ30,000リル支払う、とメモを残してそっくり貰います。
ミカゲさんが錬金術師で大変助かります。
ポンチョの装備を外して、腕まくりをします。
よし、ラクリマを喚び出しましょう。
クリスタルに魔力を込めると、ラクリマが出て来ました。
「おはようラクリマ」
『おはよウ!ミツキ!』
「はい、とりあえず葉をあげるね」
『ありがト!』
ラクリマはウキウキと世界樹の葉を食べます。
ポーションを作っている間、ラクリマはその辺りで星座達と遊んでいてもらおうと思うのです。
「〈みずがめ座〉〈こぐま座〉〈こじし座〉〈こぎつね座〉〈こうま座〉〈くじゃく座〉」
喚んだ事無い子も含めて、ラクリマと一緒に過ごしてくれそうな星座を喚びました。
サダルスウドにはまたポーション作りのお供をお願いします。
ポラリスとプラエキプアは以前喚びましたが、他の星座は初めて喚びましたね。
『わたシ、ラクリマ!』
(ぼくはポラリス!このこはプラエキプアで、こうまはキタルファだよ)
(わたくしめはアンセルとお呼びください!)
「…ワタシはピーコック」
「彼はサダルスウド。よろしくね、みんな。森から出なければどこに行っても大丈夫だよ」
初めて見る星座達に対して、ラクリマが元気よく挨拶しました。
星座達も同じく挨拶します。
なるほど、こぎつね座はアンセル、と。
こうま座はキタルファですね。小さな白馬です。
くじゃく座がすごいなんというか、高貴な気配がします!
「よろしくね、サダルスウド」
サダルスウドは笑顔で頷きました。
薬師セットを広げて、瓶を並べました。
よし、作りますよ!なんなら【17:星】も使いましょう!
星の祝祭も使いましょうかね!
「【17:星】」
カードが手のひらの上で浮かんで消えました。
そして星の祝祭も使います。
よし、周りに星が浮かびました。
ではポーション類作りましょう!
‐サブジョブレベルが上がりました‐
薬師のレベルが10になりましたのでジョブスキル【活性化】を入手しました。
お、レベル上がりました。
経験値が溜まってたのでしょう。50個程でレベル上がりました。
【活性化】……ポーションを活性化させる……?それとも素材……?
ちょっと詳しく見てみます。
【活性化】
素材を最高の状態に活性化させる。
……ほう?
素材が生き生きとするみたいです!
【植物学者】で最高な状態の物を採集していますが、もし素材が足りなくてオークションで買ったときとかの素材は、中には品質が低いものもあります。
もしやそれを良い状態にしてくれるのかもしれません!
それだと大変助かります!
チラリと森の様子を窺うと、ラクリマと星座達が森の中で遊んでいます。
ラクリマが糸で葉を操作してポラリスが氷の礫を飛ばしてます……!同じようにキタルファが小さな雷撃で弾いています。
アンセルは葉を自身の周りに浮かせています。それをアンセルに当てないように、プラエキプアが風の矢を飛ばしてます。
それらを何やら見守り、指導しているピーコック。
ちょっと待ってください。それわたし知りませんね……!
ポラリスもしかして【氷魔法】持ってます??何故!?
キタルファもそれ【雷魔法】……!
プラエキプアは【風魔法】、アンセルは……か、【風魔法】ですかそれ!?葉を浮かせるなんて器用ですね…!
ピーコックは羽を広げて見守っています。
見てて和やかな戦闘訓練ですね。
「…わたしたちも頑張ろうね、サダルスウド」
わたしの言葉にサダルスウドは勢い良く頷きました。
では、次の種類のポーションを作りましょう!
‐サブジョブレベルが上がりました‐
アナウンスを聞きながら、ポーションの選別をします。
作ったポーション類の3割は星のポーションシリーズになりました。
そのおかげなのか、薬師のレベルアップのアナウンスは作っている最中にも鳴ってましたので、今ので12になりました。
少しアイテムボックスへと仕舞いつつ、残りはギルドの素材保管庫に入れておきます。
よし、と後ろを振り返ると、訓練疲れなのか皆1か所に集まって、ポラリスやプラエキプアの毛皮に埋もれながら眠っています。
ラクリマも、アンセルにそっと寄り添っていました。
か、かわ………!
その場から動かずにスクショを撮ります。
サダルスウドも、微笑んで眺めていました。
んんかわいい……アイテムボックスからカットした桃にフォークをさして、サダルスウドにあげます。
にぱあと笑って、ぺこりと頭を下げてフォークを受け取りました。
わたしも桃を食べていた所、ピコンッと軽快な音が響きました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サクヤ:スクショ
サクヤ:中々可愛らしい光景だったよ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
慌てて振り向いて父の姿を探しますが、その姿はありません。
い、いつの間に………!
わたしがサダルスウドと桃を食べながらラクリマ達を見つめているスクショなので、本当に今さっき撮ったものだと思うのですが!
……父の隠密スキル高すぎですね。
気付けないとは、不覚……!
……そろそろお師匠様に渡しに行きますかね。
近寄るとラクリマが目を開けました。
「楽しかった?」
『うン!皆、個性的!』
「そうだね」
ラクリマを撫でつつ、そっとポラリスやアンセル、プラエキプアとキタルファを撫でます。
無意識なのか、手に擦り寄ってきます。
ウッまた心臓の痛みが………ギュンッて感じでした。
サダルスウドも隣にちょこんと座っていたので、サダルスウドもわしゃわしゃと撫でます。
『まタ、遊びタい!』
「うん、皆と出かけたりしようね!」
『行く!絶対ダよ?』
「勿論。レベル上げもあるからね」
(…そのときはぼくらもよんでねぇ)
(わたくしめも働きますよ!)
「…ワタシも、手を貸してやらなくもない」
「!…皆、頼りにしてるよ!」
至近距離で会話してましたし、皆目覚めていました。
なんて頼りになりすぎる星座達でしょう。
わたしも負けずに強くならないとです。
皆を還してお師匠様の島へ飛びます。
お師匠様にプレゼントを渡して、ログアウトしましょう。
「お師匠様、戻りました」
「おかえり」
お師匠様は眼鏡をかけて、何かの巻物を眺めていました。
おお、読めません!
ソファに座ります。
するとお師匠様は眼鏡を外して眉間を揉みました。
眼鏡もかけていると、慣れてないうちは疲れますしね……慣れててもたまに疲れますけども。
「お師匠様にプレゼントがありまして」
「おや、アタシに?」
「今までお世話になりましたし、これからもお世話になりますからね」
包んでもらったプレゼントをお師匠様に手渡します。
お師匠様は瞬くと、ふと柔らかく笑いました。
「…ありがとうね」
「これからもお世話になります!」
「はいはい。ちゃんとお世話してあげるよ」
お師匠様は目の前で包装を開けます。
おお、目の前で開けられるとドキドキします。
「……おや、膝掛け……いや、ストールだね?」
「はい!大判なので、膝掛けでもいけると思います」
「いい柄と色じゃないか。気に入ったよ」
「良かったです!」
お師匠様の家は季節問わず快適な温度です。
いやまあ季節の概念あるかわかりませんが、空の上はいつも温度は一定かもです。
何はともあれ、気に入ってもらえて良かったです。
「ヴァイスはいつも菓子折りでね…お前さんは男性とは違った目線で物をくれるから嬉しいよ」
「美味しそうなもの見つけたらそれも買ってきますね!」
「そういう意味じゃないが……まあそんな気にしないでおくれ」
本当に手触りがいいストールなので、今度自分用にも買いましょうかね。
「では、そろそろ失礼しますね」
「ああ。おやすみ」
「おやすみなさい」
部屋に戻ってログアウトです!
リビングに降りると、父はテレビを見ていました。
「お父さん、いつの間にスクショ撮ったの??」
「僕もアイテムボックスの中身整理しようと思ってホームに寄った時だね。とても良い雰囲気だったからつい」
「いや全然良いけど、気付かなかったからさ……」
「最近気配を消す事の練習をしててね」
「…何になるつもりなのお父さん」
「いや普通の剣士なんだけどね??」
気配を消す剣士……?
ま、まあ父の事なのできっと普通じゃないんでしょうね。
「…じゃあおやすみ」
「おやすみ、満月」
部屋に戻って明日の準備をします。
明日は麗華さんの道場で手伝いをする予定です。
ゲームはお休みですね。
明後日は休みの前なので、ちょっと長めにやれます!
レベル上げしましょう!レダンへ向かって新しいモンスターと戦うのもいいかもしれませんね。
マルムを抜けてレダンに向かいましょう。
ベランダで深呼吸します。
月明かりが眩しいです。
では、おやすみなさい。
おはようございます!
着替えて通知を開きます。
Your Story ‐ミツキ‐
46ページ目
クロイツの街は工芸品がたくさんあります。
きっと気に入るものが見つかるでしょう。
ポーションは戦闘に必要な重要アイテムだと思います。
貴方のポーションは仲間の助けとなるでしょう。
星はいつでも貴方と共に。
お疲れ様でした。
お店で買った物もありますし、あれはちまちま作ろうと思います。
依頼もギルドランクが上がると、報酬も上がると攻略で見ました。なので依頼も熟していかないとです。
ポーションが皆の助けになるなら嬉しい事です。
これからも作らないと、リゼットさんにも顔向けできませんし!
では、学生として本分を全うしましょうか!
もふもふ……最高………٩(ᐛ)و
これからもこの作品をよろしくお願いします!
くじゃくのオネエ様………現在作者の中で審議中
違和感強そうなので一人称変えておきます( ˘ω˘)




