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日常 その2

お待たせしました!

たくさんの人に読んでいただいているようで恐縮です。

ご評価もブクマ登録もありがとうございます!

これからもミツキの物語をお楽しみください。




おはようございます。

今日も今日とて学校です。


休み時間の隙間にSNSでユアストについて検索してます。

自らの成果をSNSに綴る方もいれば共に戦う仲間の募集をしている方もいますね。


ユアストは顔が写らなければスクリーンショットをSNSに投稿することができるそうです。


………スクリーンショットが撮れるんですね!!?!

そんなの公式サイトで見つけられませんでした!!


急いで調べましょう。

ふむふむ、種族レベルが10になるとスクリーンショットやオークション、フリーマーケット等の機能が解禁されるのだとか。


はやく、レベルアップしましょう!

家族にユアストの星空をみせてあげたいですね。



なにやら動物とのスクリーンショットを投稿している方もいます。

テイマーなどの職種なのでしょうか。すごい大型の動物に押しつぶされていますが、かろうじて出ている手は親指を立ててますね……幸せそうで良きです。


こういうのもいいですねぇ。

SNSを眺めてたら予鈴が鳴りました。


はやく帰りたいです………






放課後になりました!

帰りましょう!

帰り道に本屋に寄ってお気に入りの写真家さんの写真集を買って帰ります!!




お目当てのものを買ってウッキウキで帰宅しました。

この人の写真はその土地の特徴を組み合わせたお写真なので見るのが楽しみなのです。



お風呂とご飯を済ませて、ゲームを先にやりましょう。

たまにはお店のご飯も食べてみたいですねぇ……

オススメのごはん屋さんとかあったらティナさんに聞いてみましょう!




ログインしました。

時刻は20時です。たまにはお外でご飯食べましょうかね。


お部屋を出て、カウンターにいらっしゃったティナさんに声をかけます。


「ティナさん、こんばんは」

「はーい!あらミツキさん、ちょうどよかった!」

「何かありましたか?」

「ウチの旦那がスノーディアのシチューを作ったんだけど、思っていたより量が多くてね。もしよければ食べてくれない??」

「わ!いただきたいです!」


それなら今日はお宿でいただきましょう!



「食堂に向かいなね!料金は少しだけサービスしちゃう」


ウィンクしながら食堂へと案内して下さったティナさん。

食堂に足を踏み入れると、美味しそうな香りと活気がわたしを迎えてくれました。


人がたくさんいます……!!!

どこに座ろうか見渡していると、とある女性と目が合いました。

あの特徴的な猫耳は……!


「おや、ミツキさんだにゃあ。座るところないならこっちおいで〜」

「ミーアさん!お邪魔します…!」


招いてくださったのは図書館で出会った司書のミーアさんです。


「ミーアさんお仕事終わりですか?」

「そうだにゃ、夕飯ってところにゃ。ミツキさんも?」

「はい、ティナさんが誘ってくださって」

「ティナの旦那さんの料理は美味しいにゃ、たくさん食べるにゃあ」


ミーアさんは飲み物片手にステーキを食べられています。

ステーキも美味しそうですね………


「はい、お待ちどおさま!」


先程カウンターにいたティナさんがシチューを持ってきて下さいました。


「ご飯とパンどっちがいい?」

「ご、ご飯もあるんですか!」

「あるよー!」

「ご飯お願いします!」

「あいよ!」


ちょっとして小さな器にご飯を持ってきて下さいました。



スノーディアのシチュー

スノーディアの肉を柔らかく煮込んで作られたシチュー。

旨味がスープに溶け込んでおり、栄養満点。

満腹度 +80



「いただきます!」


口に運んだ瞬間に広がるシチューのクリーミーさの中でも引き立つ旨味がわたしの味覚にダイレクトにアタックしてきました。


「うわ美味しい………」


お肉が柔らかいしお野菜もほくほくで美味しい!

これはスプーンが止まりません!!!


「ティナ〜アタシにもほしいにゃあ」

「あいよ!ミーアの分はすこし冷やしてからのがいいかい?」

「お願いするにゃ。猫舌だからにゃあ」


そんな会話が横で繰り広げられていても気付かないほどにシチューを味わって食べておりますミツキです。

いや美味しすぎるですこれ寸胴で欲しいです。


「スノーディアの肉は美味しいにゃあ」


少し冷まされたシチューをスプーンで食べるミーアさんのお顔は綻んでいます。


「ティナの旦那は料理人でにゃあ。自分でモンスター狩りに行くほどの腕を持ってるから多分狩ってきたんだにゃ」


頬杖つきながら厨房へと目を向けるミーアさんに倣って厨房へと目を向けますが人は見えませんね。


「雪国にしかいないのにどこまで行ってきたのやら」


なるほど、スノーディアというモンスターは雪国特有種なのですね。まぁスノーと付くくらいですしね。


ミーアさんの会話とシチューに舌鼓を打ちつつ、素敵な食事の時間をいただきました。


「ごちそうさまでした」

「美味しかったにゃあ」


ミーアさんと別れてティナさんにお声掛けしに行きます。


「ティナさん、すっごく美味しかったです。お代は……」

「良かった良かった!今回は300リルもらうね!」

「はい!」


300リルお支払して、わたしは部屋へと戻ります。


今は21時くらいになります。

1時間くらいかけてポーション作りましょう。


「お腹いっぱいでやる気出てきた!」



薬師セットを机に広げて、ひたすらに【精製】すり潰し【精製】瓶に入れる工程を繰り返します。


シチューのおかげかいい感じで集中力が続いたので、ポーションは40本完成しました!



-サブジョブレベルがあがりました-

サブジョブレベルが5になったためパッシブスキル【品質向上】を手に入れました。


薬師のレベルも上がりました!

それに新しいパッシブスキルを手に入れました。



【品質向上】

生産系ジョブのレベルが5になると取得。

作成したアイテムの品質が向上する。(熟練度による)



生産系には嬉しいスキルですね!


それにしてもやっとLv.5ですね。先は長いです。


依頼のポーションはあと25本です。

これなら明日作り終わりそうです。




わたしは心地よい疲労感に包まれながら、ベッドに横になって、ログアウトしました。





ヘッドセットを棚に置いてストレッチをします。


「現実でもご飯食べてゲームでもご飯食べて心が太りそう」


何言ってんだこいつと思われるでしょうけど、なんとなく太りそうっていう感じです!!!

まぁゲームなんですけどね!!!





明日の準備完了です、


少しだけベランダに出てハンモックに寝転がります。

我が家は周りに家が建ってませんので人目は気にせずベランダで天体観測できます。

幼い頃から使い慣れた星座早見盤を見ながら星を繋ぎます。

見える角度が少し変わるだけで星の見え方も変わります。それをみるのが楽しいのです。



まだ肌寒い季節なので部屋に戻ります。


それでは、また明日ですね。


「おやすみなさい」







起きました。

わたしは寝起きがいい方です。



とりあえずユアストの通知を開きます。





Your Story -ミツキ-



5ページ目




子羊の宿り木でティナの夫で料理人であるリグのスノーディアを使ったシチューをいただきました。

とても美味しかったようですね。


仕事終わりのミーアと出会いました。

新たな出会いに乾杯、ですね。


その後ポーションを作り続けました。

レベルが上がって新しいスキルも覚えましたね。

よいアイテムができますように。



お疲れ様でした。







ティナさんの旦那さんはリグさんというお名前なんですね。

お宿でお会い出来たら感謝の気持ちをお伝えしなければ!


ポーションもあと少し、コツコツやりましょう!



よし、今日も1日頑張りましょう!

そのために電車で写真集でも眺めましょうかね!




あと1話日常が続きます。

これからもこの作品をよろしくお願いいたします!

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― 新着の感想 ―
[一言] スノーディアが美味しいのであればスノーディアのタンシチューなんてのがあったら更に美味しそうだね
[良い点] 文章が読みやすい [気になる点] 顔を写さなければスクショをSNS投稿ok の数行後に 「~お顔は幸せそうです。」 との記述があります。 多分他人の顔って表現だと こちらで認識しましたが…
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