クラン結成!
ご覧いただきありがとうございます!
150話目です!ここまで書けて嬉しいです!
装置……装置……
あ、壁際に謎の水晶が置いてあります。
……怪しいですね。
近寄るとウィンドウが出現しました。
《クランの登録はこちら↓》
………装置と言うか水晶と言うか。
まあここで組めるなら作りましょう。
名前も必死に考えましたからね!
水晶の前に立ちます。
するとウィンドウに続きが表示されました。
《クランの登録はこちら↓》
こちらではギルドランクDになったプレイヤーが、クランを結成する事が出来ます。
一定の期間の間にクランメンバーが5名に満たない場合には解散となりますのでご注意下さい。
クラン結成に50,000リル必要となります。
《クラン結成方法を選んでください》
その場で結成
その場で結成後にメンバーを招待する
………ふむ?確かミカゲさんは招待してくださいと言っていましたね。
ひとまずメンバーを招待する方をポチります。
すると、クラン名、クランマスター、メンバー名を入力するウィンドウが出てきました。
わたしは決めていたものを入力していきます。
クラン名:ステラアーク
クランマスター:ミツキ
クランメンバー:レン〈招待中〉
ミカゲ〈招待中〉
リュー〈招待中〉
ソラ〈招待中〉
サクヤ〈招待中〉
よし!出来ました!
ふふふ、クラン名はステラアークにしました。ステラという響きが好きなのです。アークは方舟の意味のアークです。
直訳すると星の方舟です!
プレイヤーはステラ(星)、クランは方舟のイメージです。
そして島の名前は、プレアデスにします。
星々の集まる島の名前が、プレアデス……
中々良いのでは!とおもいました!
……不評だったら変えます。
わたしは結成するを押しました。
‐クラン 《ステラアーク》を結成しました‐
ギルドカードを更新しますので、水晶へと翳してください。
ほむ、言われた通りにギルドカードを水晶に翳します。
すると自動でリルが手持ちから引かれ、ギルドカードにクラン名が表示されました。
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ミツキ Lv.45
ヒューマン
ギルドランクD
クラン《ステラアーク》所属:クランマスター
ランクアップまで
採集依頼 20
討伐依頼 20
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ふおおお!
なんとなくテンション上がります!
……依頼の数はぶち上がりましたが、とても嬉しいですね!
‐ プレイヤー名 レン が クラン《ステラアーク》へ 加入しました‐
わ!お早い!ちょっとむずむずしますが!
入ってくれて良かったです。
よし、では島の名前も設定しに、島へ向かいます!
そこでゆっくりとクランホームについて調べましょう!
わたしは急いでギルドから出ます。
はやく島へ行きたいです!
「魔女ちゃんがクラン組んだわよ!」
「うおおおおめでとう魔女ちゃん!」
「魔女ちゃんのクラン、どんな奴が招待されてるのか……」
「クラン名も気になるけどね」
「と言うことは魔女ちゃんギルドランクがDになったのか」
「目出度い!今日は美味い飯食おうぜ!」
「勝手にお祝いだーーー!」
一部のプレイヤーは勝手に盛り上がるのだった。
本人には、知らぬが仏である。
島へ到着です!
頬を撫でる風が心地よいですね!
ここはとても静かで、落ち着きますね。
静かな森を抜けて石碑の場所に到着しました。
石碑に触れると、ウィンドウが出現します。
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名も無き浮島
所有者:ミツキ
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そのままですね……
島の所に触れると、名前の入力画面が出てきます。
(プレアデス、と)
有名な星団です。他の皆さんも、聞いたことありますかね?
和名はすばるです。
地球から444光年離れたおうし座の散開星団ですね。
決定を押します!
‐ 浮島の名前が プレアデス となりました‐
よし!これで良いですね!
ウィンドウにも島名:プレアデスと書かれています。
……ギルドランクを上げてクランを組み、島の名前も付けました。
今日の予定は一通りこなしましたね!
キャンプマットをアイテムボックスから取り出して、敷きます。
マットに腰掛けて、クラン専用のウィンドウとやらを見てみます。
えっと確か、メニューのクランと書かれる場所をポチると出てくるのでしたね。
押すと、クランメニューと書かれるウィンドウが出てきました。
お、ありました。
クランホームという表示の場所を押すと、色々出てきました。
ふむ、クランホームを借りる、クランホームを建てる、の2つですね。
もちろん建てます!ここには建物ありませんからね!
「……………ぐぬぬ」
決めるのが、細かそうです。
それによって要求される木材やモンスターの素材数が変わるようです。
そして建てるのに300万リル飛びます。
…高いですね!!
そして基本の部屋数は5つです。…一人分足りませんのでこれは増やします。
調合室や鍛冶場、キッチンなどはオプションですね。
追加でリルを払えば増やせます。ただし器具は自身で用意しないとです。
いろいろスクショします。
あとでチャットに貼り付けましょう。
これは皆さんと相談ですね。
森の景観を損なわない見た目であれば、拘りは無いですからね。……森の中なのでログハウス風も良さそうです。
自分の部屋と調合室は欲しいですね……
作ったポーションを置いておけたらいいですよね。
クランメンバーにはそこから持って行って貰うのも良いです。
‐プレイヤー名 ミカゲ が クラン《ステラアーク》へ 加入しました‐
ピコンッと軽快な音が響きます。
メッセージですね?
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『ステラアーク』
ミカゲ:ミツキ氏、お疲れ様でした!
ミカゲ:(`・ω・´)b
ミツキ:ありがとうございます!
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ステラアークのチャット欄を使ったようです。
突然の顔文字にちょっとにやっとしました。
このチャット、顔文字も打てるんですね……
チャット欄を閉じて、マットに横になります。
雲の上なので、星が近いです。
まあ感覚的な物かもしれませんが、一つ一つの星の瞬きが違います。
現実と見える星は同じです。
天の川に煌めく大三角。
ヘルクレス座の上のりゅう座と、へびつかい座もバッチリ見えますね!
クランチャットにスクショを貼り付けながら、星空を見上げます。
今後は素材を集めてクランホームを建てることを目標としましょう。
そしてクリスティアの各地を冒険しましょうかね!
まだルクレシアとミゼリアにしか行ってませんし。
レダンの砂漠も行きたいのです!
やりたい事も行きたい場所もたくさんあります。
ユアスト、時間が足りないです……!
‐プレイヤー名 リュー が クラン《ステラアーク》へ 加入しました‐
あ、兄が参加しました。
仕事の準備が終わったんですねぇ。
ピコンッ
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『ステラアーク』
ミツキ:スクショ
ミツキ:スクショ
ミツキ:スクショ
リュー:ホーム建てんの?
リュー:めっちゃ高いじゃん
リュー:リル稼ぎって皆どうしてるんだ?
ミツキ:依頼やアイテム作り?
リュー:依頼もそんなに貰えねえよな…
ミカゲ:ボクは作ったアイテムをオークションで値段上げて売り捌いてますなぁ
ミカゲ:他にはダンジョンで入手したアイテムをギルドで売る、もしくはオークションに出す、とかそんな感じですな
ミツキ:なるほど、そんな感じなんですね
ミカゲ:レン氏はこれで荒稼ぎしてますぞ確か
リュー:ダンジョンか……行ってみるか
ミツキ:気を付けてね
ミカゲ:お気を付けて!
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なるほどダンジョン……
シルヴァンさんから持ち出せるアイテムがある、と言う事を伺いましたからね、少し気になります。
気になりますがどこにあるかわかりませんね??
そもそもダンジョンとは一度クリアしても残るんですかね?
イメージはクリアしたら消えてしまうものでしたが。
わたしも行ってみたいですね。
クリスティアの誰でも入れるダンジョン?とやらを調べてみましょうか。
明日は花ちゃん達のお手伝いがありますからね!
まあ何処かのタイミングでダンジョンには行くとしましょう。
初めて入ったダンジョンは裏ダンジョンみたいなソル様の隠れ家でしたからね………
今日は早めにログアウトしますかね。
ラクリマの卵を取り出してMPを注ぎます。5%程になるでしょうか……
「【星光】」
そして無くなる前に回復します。
ある意味一日一回使えるの、とても便利です!助かります!
よし、73%になりました!
もう少しでラクリマに会えますね。
……回復して注ごうかとも考えましたが、ゆっくりにします。
ラクリマにも休む時間は必要です。
よし、ではお師匠様の所へ戻りましょう。
リアルで花ちゃんと連絡取らないと!
わたしは懐中時計を握りしめます。
……うんともすんともいいません。
!MPすっからかんでした!MPポーションで回復します。
お師匠様の家に戻るの忘れて使い切ってしまいました。
……ログアウトする前にこの余ったMPはラクリマに注ぎましょう。
「もどりました!」
「おかえり。……なんだか嬉しそうじゃないか」
「渡り人でクランを作って、浮島に名前をつけてきました!」
「へぇ。どんな名前にしたんだい?」
「クランはステラアーク、浮島はプレアデスです!」
「ふふ、いい名前じゃないか」
そうでしょう!お師匠様ならわかってくれると思いました!
「縁は大切にしな。名にも力が宿るからね」
「はい!」
「いい名だと思うよ」
「へへ、ありがとうございます。……明日はちょっと出かけます」
「わかったよ」
「今日は失礼します!おやすみなさいです!」
「おやすみ」
残ったMPをラクリマの卵へ注ぎます。
74%まで充填出来ました。
アイテムボックスにしまって、ベッドに横になります。
では、ログアウトです!
「もうすぐ夏だなぁ……」
夏の大三角を眺めながら呟きます。
夜の風もちょっと生暖かくなってきました。
そろそろ蝉が鳴く時期です。
蝉が鳴き始めると夏!って感じがしますねぇ……
よし、明日に備えて寝ましょう。
おやすみなさい。
名前考えるの大変ですね( ˘ω˘)
これからもこの作品をよろしくお願いします!




