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ルクレシアの図書館へ

続きになります!

ご評価ありがとうございます!



あと4匹のウルフは難なく狩り終えました。

これで依頼は達成ですね!

ルクレシアの街に戻りましょう。



ちらほらモンスターの動きに慣れないようなプレイヤーの姿も見えます。

もはや懐かしいですね………まだゲーム始めて3日目なんですけどね。


フラワープラントと戦ったからか、少し戦闘に余裕を持ててる気がします。


あ、街についたらスキルの吟味もしましょうかね。

ポーション以外に回復手段が乏しいので、【MP自動回復】があるなら【HP自動回復】もあると思うので、それも取りたいなと思います。





まっすぐギルドへ向かいました。

ギルドでサイファさんに依頼を達成報告をします。



-討伐依頼を達成しましたー

ウルフ15体の討伐

報酬として4000リル手に入れました



よし、あと3回討伐依頼をこなさないとです。

それに手持ちのリルが10000リルくらいまで増えました!

欲しいものはたくさんあるので、もう少し貯めないとですね。


「サイファさん、少し聞きたいことがあるのですが」

「はい、なんでしょうか?」

「カレンさんがいつ頃お戻りになるかおわかりになりますか??」

「カレンは確か特別な依頼を受けておりますので、ルクレシアに戻るのは予定では5日後になりますね」

「あ、そうなのですね」



カレンさんに防具屋さんやキャンプセットが売っているお店をお伺いしようと思いましたが、カレンさんは遠出しているようですね。

カレンさんはランクCの冒険者さんですからね、お忙しいのでしょう。

お戻りになるまでお金貯めてレベルアップしましょう!


「教えて頂いてありがとうございます。ルクレシアの図書館ってどちらにあるか教えてもらえますか?」

「図書館は石碑広場を西に向かって頂きまして、突き当りを右に曲がり道なりに進みます。すると、扉に本のエンブレムがかけられた建物がありますので、そちらが図書館になります」

「石碑広場を西に、突き当りを右に曲がって道なりに進んで本のエンブレムのある建物……ですね!ありがとうございます!」



サイファさんにお礼を告げて、ギルドを出ます。

もうそろそろお昼の時間なのでログアウトしましょうかね……

そろそろベッドも恋しいですし、子羊の宿り木でログアウトしましょう。少しはMPの回復も速いかもしれません!





「ティナさんこんにちは!」

「あらミツキさん!昨日は戻らなかったから心配したよ」

「すみません……戦闘が長引いて街に戻れなくてですね」

「なるほど!お疲れ様だね!はい、部屋の鍵さ。ゆっくり休みなね!」

「はい、ありがとうございます!」



1日振りのベッドです。わたしは身体を潜り込ませて、ログアウトしました。







ログインしました!

買い物をしてお昼を食べて、少し身体を動かしてきたので今は14時頃です。


もぐもぐとコッコの串焼き(塩)(タレ)を食べながら午後の予定をたてます。

石碑広場に向かうついでにグレナダさんの屋台を覗いて、図書館でいろいろな本を読む予定です。



よし、では行きましょう!


ティナさんに鍵を預けて、石碑広場へ向かいます。

この時間は通りもとても賑やかです。



石碑広場に着きました。

そこそこ人がいらっしゃいます……!

わたしはお目当ての屋台に近づきました。


「こんにちは、グレナダさん」

「お、嬢ちゃん元気してたか!」

「はい!今日も買わせて頂きますね!……今日は何を焼いてらっしゃるのですか?」

「これはジャイアントピグとワイルドボアを焼いてるんだ。パンに挟んで食べると美味いんだぜ!」


はわわ………薄めのステーキみたいなお肉が目の前で焼かれています。

わたしは脂身が少し苦手なのですが、このお肉たちはなにやら脂身が少なくきゅっと身が引き締まってる感じがします………!


「パンに挟んでるやつは1個400リルで、焼いて味付けたやつだけなら1枚200リルさ!」

「パンに挟んでるやつを1つずつ買います!!!!」



悩まずパンに挟んだお肉を1つずつ買いました。




ジャイアントピグバーガー

ジャイアントピグの肉を挟んだバーガー。

レタスとチーズが挟まれていいアクセント。

満腹度 +50


ワイルドボアバーガー

ワイルドボアの肉を挟んだバーガー。

ピリ辛なソースが食欲をそそる。

満腹度 +50




とりあえず名前の響きから豚と………えっと、猪だったでしょうか。

とても美味しそうです!


これは後で景色の良いところで食べましょう!!



グレナダさんに挨拶して、わたしは図書館へ向かいます。

途中ドリンクを扱うお店もあったので、リンゴジュースを2本購入しました。


ほんと食が美味しいですねこのゲーム……!!!





(えっと、突き当りを右に道なりに進んで、本のエンブレムの建物……)


サイファさんに教わった通りに道を進むと、本のエンブレムを扉に掲げた建物にたどり着きました!



扉を開けて中に入ると、目の前にはたくさんの本棚!


「わぁ……!」


とても広いです!!!


「お、初めてさんだにゃあ。こっちくるにゃあ」


本の多さと広さに圧倒されていたら、カウンターにいた方に声をかけられました。

慌ててかけよると、まんま猫の頭……猫の獣人さんがいました。


「獣人を見るのは初めてかにゃあ?」

「あ、失礼にすみません!初めてです!」


あまりにも不躾に耳を眺めていたわたしを、頬杖しながらニヤリとみつめてきました。


「アタシはこの図書館の司書のミーアだにゃあ。初めてさんには図書館の利用方法を教えるにゃあ」

「はい、ミツキと言います。よろしくお願いします」

「はいにゃあ。この図書館の本は持ち出しは禁止にゃ。書き写すなら事前に申告するにゃ、ペンと紙を用意するにゃ。あ、ちゃんと代金貰うからにゃあ。図書館1回の利用につき500リル貰うにゃあ」

「はい、わかりました」

「じゃあ図書館を利用するためのカード発行するにゃあ。ギルドカードは持ってるにゃ?」

「はい」


ギルドカードをミーアさんに渡すと、何かの機械にかざします。

すると、ギルドカードと同じくらいの大きさのカードが出てきました。


「図書館を利用するときにはこのカードをカウンターの水晶にかざすにゃ。今日は図書館を利用するにゃ?」

「はい!」


言われた通りにカウンターにある水晶にカードをかざすと、500リルが自動で支払われました。



「図書館内での飲食は禁止だにゃあ。わからないことは図書館内にいる司書に話しかけるといいにゃあ」

「はい、ありがとうございます!」




とりあえずローティ様からお伺いした通りに図書館に来ましたが、何をしたらいいのかわかりませんね。


ひとまず冒険に役立ちそうな本や料理の本を見てみましょうかね。あと薬師に関する本もですね。




本棚の表示をみて魔法に関する本が置かれた本棚へたどり着きました。

なにやら難しいタイトルの本もあります。学術的ですね……初心者向けの本はないのでしょうか。


「あ、『4魔法に関する初歩的な本』…率直的なタイトルですね。読んでみましょう」




あのあと色んな本棚をみて薬師に関する本と料理に関する本を手に取り、窓際にあるソファに腰掛けます。







4魔法に関する初歩的な本を読み終えました。

要約すると、この世界で初歩的な4魔法は、各属性を司る精霊による恩恵、だそうです。

この世界に満ちる魔力、通称マナと自らの魔力(MP)を利用して発動することで初めて魔法となります。


炎の精霊 サラマンダー

水の精霊 ウンディーネ

風の精霊 シルフ

土の精霊 ノーム


かれらが世界に存在することで、人々は各属性の魔法を使えるという仕組みのようです。

かれらの目に留まれば、加護も貰えるんだとか。

魔法を正しく使えば使うほど、かれらの目に留まりやすくなるため、1つの属性を極める魔法使いが多い傾向にある、と。

悪いことに使う人には見向きもしないんだとか。むしろ罰も与えられるそうです。


中々に神様みたいな存在ですね……。

わたしは満遍なくゆっくり育てていくことにしましょう。




料理の本もさっと目を通しました。

様々な国の様々な料理がレシピとして載っていました。

これレシピ本でしたかぁ………

わたしの食欲を刺激して終わりました。




薬師の本には、わたしの知りたいことが書かれていました。

国から認められた特別な薬師は、宝石の名前を賜っているらしいです。

これは薬師に限ったことではないですが、錬金術師や鍛冶師といった生産技術職の人たちで宝石の名前を賜っている人達は、国お抱えの特別な職人とのこと。


リゼットさんは翠玉(エメラルド)薬師。

つまりリゼットさんは国に認められている薬師さん、ということです………!!!

なんてすごい人に出会えたのでしょう……

カレンさんに感謝です。


リゼットさんに恥じない薬師になります、頑張りましょう!




ひとまず気になっていた事は知れました。

本を戻して図書館から出ましょうかね。

何を図書館ですればいいか思いつきませんし……


「よし、本を戻そう」

「……読み終わった本であれば、返却ボックスへ入れればいい」

「ひょっ」


本を抱えて立ち上がったところ、急に話しかけられて飛び上がりました。


振り向くと、本を抱えてこちらをみつめる長身の男性がいました。

モノクルをかけた、理知的で鋭い刃のような雰囲気を放つ方です。


「あ、ありがとうございます」

「………………」


お礼を告げると、ジッとわたしを見つめていらっしゃいます。なんか動ける雰囲気ではありませんし、少し怖いです。



「な、なにかありますでしょうか」

「………メインジョブレベルが10になったら、転職せずここへ来ることだ」

「へっ」

「私はここの司書のヴァイス。受付カウンターで私の名を告げるといい」


そう言って若い男性、ヴァイスさんは本棚の奥へと消えていかれました。



び、びっくりしました。

ひとまず言われた通りに返却ボックスに本を入れました。



メインジョブレベルが10になったら、転職せずにヴァイスさんのところへ行く、とのことでしたね。

ユアストはメインジョブレベルが10になったら、上位ジョブへと転職することができます。


ローティ様のおっしゃってた事と関わりがあるのでしょうか………



……ここまできたらヴァイスさんの言うとおりにしましょう。なるようになれ、です。



「ありがとうございました!」

「またのご利用をお待ちしてるにゃあ」


ミーアさんにお声をかけて、図書館を出ます。

空が少しオレンジ色になってきています。



「今日はここまでにしようかな」


この休み中ほぼゲームしてましたからね。

明日から週の始まりですし、学生なので昼間は学校があります。


宿屋でポーション作ってMP減らしてから今日はログアウトしましょう。




子羊の宿り木に戻り、お部屋でポーションを20本程度作ってログアウトしました。



………なんか忘れているような気もしますが。

今日もお疲れ様でした、わたし!!



獣人っていいですねぇ。

ここからはページを挟んでレベル上げに入ります。

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― 新着の感想 ―
聴く相手が居なかったけど、図書館でも調べられたのでわ?魔石
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