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ミカゲさんに相談 ①

ご覧いただきありがとうございます!


【宇宙線】のイメージは、光速で宇宙から落ちてきますので視認できず唱え終わった瞬間に敵に当たると思ってください。術者に見えないのもアカンので当たった瞬間に可視化されます。そして勘がいい方もいましたが、ぶっちゃけ放射線なので、ランダムなデバフを与えます。


……ヤバい魔法ですねこれ!


おはようございます!

週の真ん中です。


起き上がって、通知を開きます。



Your Story ‐ミツキ‐




39ページ目




師の家で、人形師と縁を紡ぎました。

藍銅の輝きを持つ人形は、とても素晴らしく繊細です。



採集依頼を手早く達成しました。

順調に依頼をこなしていますね。

渡り人に絡まれましたが、新たな出会いもありました。



英雄を喚び出しました。

強大な力を持つ勇士です。彼の戦いは見応えがあります。



ギルドでアイテムの詳細について知りました。

オクルスの民の彼からの信頼度があがりました。



新しい魔法を覚えました。

光線で敵を倒し、星光で仲間を補助しましょう。



お疲れ様でした。






ちょ、ちょっと待ってください。

突っ込みたいところがそこそこあります。


藍銅の輝きを持つ人形………いや、まさかまさかです。

……人形買うときに確認しましょう。


オクルスの民とは何でしょう!?

シルヴァンさんですよね!?


……図書館に行きましょうか。

図書館で調べましょう。



……わからない言葉が多いですね。

ユアスト、単語も多いので覚えるの大変です。

授業の内容がどこか行きそうです。



今日の予定はミカゲさんに連絡して、瓶の相談をします。

採集依頼もあと2つですし、ボードを眺めましょうかね。


ゲームにログインしたらミカゲさんにメッセージを送りましょう。



さて、どうにか1日頑張りましょう!









終わりました!!

さっさと帰ってきました!!


授業も授業で覚えないといけないことたくさんです。

小テストの勉強もしないと……

せめて赤点は回避しましょう。


ご飯とお風呂を済ませて、部屋に戻ります。

早めのログアウトを心掛けましょうかね。寝る前に少しだけ勉強してから寝ましょう。



では、ログインします!







ログインしました!

ディアデムを喚び出し、こしあんパンをかじります。


行儀は良くないですが、食べながら片手でウィンドウを操作します。


(ミカゲさんへ、瓶の事で相談したいのですがご都合いかがですか、と)


ひとまずこれで大丈夫でしょう。

そもそも瓶もどうやって作るんでしょうかね。


その辺りのつくり方も気になります。

今度、ミカゲさんには錬金術師としての作業を見せていただきたい所です。


よし、ごちそうさまでした。

身嗜みを整えていると、ピコンっと軽快な音が響きました。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ミツキ氏へ


ボク今手が空いてるので、ミツキ氏さえ良ければお会いしたいですわ!

ミツキ氏の浮島で待ち合わせでもどうでしょ?



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



おや、お早い返信です。

わたしのメイン予定は瓶ですし、今から向かいましょう!


今から浮島へ向かいます!と返信して、部屋を出ます。



リビングを覗き込み、お師匠様しかいない事を確認します。


「お師匠様、こんばんは」

「あいよ」

「今日はミカゲさんと瓶の話をしてきます」

「薬師として重要さね。気を付けて行ってきな」

「はい!」


お師匠様は宝石を光に当てながら磨きます。

また高そうな大きなダイヤモンドです。


それを横目に扉から出ます。


庭では、美しい孔雀と風鳥が星の光を浴びていました。

星の光に照らされる羽が、とても美しいです。


思わずスクショしました。

すごい幻想的です。


わたしも今度お喚びしたい所ですね。

ぺこりと頭を下げて、懐中時計を握りしめて名も無き浮島を選びます。

んああ、名前も考えないといけません。

そんな事を考えながら、わたしは飛びました。






「……雲の上だから、星が近いな」


浮島に到着し、空を見上げます。雨雲も現れませんし、立地として最高ですね。


視界全てが星空、というのは贅沢です!

よし、ひとまず所有者登録した石碑の場所に向かいますか!



森の中を進み、石碑の場所に辿り着くとミカゲさんが実験器具のようなものを並べて作業していました。


「ミツキ氏こんばんわですぞー」

「こんばんは。…錬金術師ってこう、魔法陣の上で錬成!ってイメージありました」

「それはアニメとかですなぁ。まあ間違ってないですよ、瓶は錬成しますからねぇ」

「ふむふむ、勉強になります」


錬金術師の作業を見るのは初めてです。

好奇心が刺激されますね!


「これは爆発薬つくるのに使ってます。こっちに魔力草、こっちに爆発草、ここで合流させてます」


ビーカーの一つ一つを指差して説明してくれました。

本当に実験ですね!!なんだか蒸留器具みたいです。


「こうして出来上がった物を試験管に入れると完成なのですよ」

「おお!……いつも試験管ごと投げてましたが大丈夫でしたか?」

「衝撃で爆発するので大丈夫ですぞー」


ほ、そうでしたか。

ポーション瓶は洗って【清潔】して使いまわしても大丈夫でしたからね。


未だにオールポーションの使い方はわからないです。

飲めばパーティーメンバーも回復するんですかね……?


「さて、ポーション瓶の相場は1個100リルですぞ。一応毎日作成してたので、200個は手元にあります」

「買わせていただきます」

「即答ですな!」


ミカゲさんがウィンドウを操作します。

おお、これはプレイヤー同士のやりとりですね。


わたしの目の前にもウィンドウが表示されます。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


‐プレイヤー ミカゲ より 直接取引 の申請がされました‐


ポーション瓶 200個 : 20,000リル


取引しますか?

はい

いいえ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「直接取引なんて機能があるんですね」

「オークションだと出品する、買う、の手段しか無いですが、プレイヤーと直接やりとりするならこのように対面での直接取引って方法もあるんですわ」

「なるほど……」


はいを選ぶと、自動でリルが引き落とされました。


‐ポーション瓶200個手に入れました‐



「毎度ありですわ!今後共ご贔屓に!」

「ありがとうございます!」


200個もあればたくさん作れますね!

星のポーションシリーズをたくさん作りたいのです!


「……ちなみに瓶のつくり方とか見れますか?」

「お、いいですぞー」


ミカゲさんは1枚の布を取り出して、地面に広げました。

ふむ?


「武器の修復に使う布とは違いますね」

「あれは【錬金修復】が込められた布ですからね。これは錬金術師専用の合成布なんですよ」


そしてアイテムボックスから、肥料の袋?を取り出しました。


「ミツキ氏は瓶って何から作られるか知ってます?」

「全然知らないですね……」

「ボクも知りませんでしたが、用意するのは実際に瓶で使う素材なんですよね。珪砂とソーダ灰と石灰です」


ミカゲさんは布の上にそれぞれ軽量カップで同じ量の素材をぶちまけます。


「……ぶちまけましたね!」

「ぶちまけるんですよぉ!そして【錬成】!」


布に魔力を通すと、素材がギュッとなって瓶が出来上がりました!

素材が!ギュッとなりました!


「ほああすごいですね!」

「素材をぶちまける手間はかかりますけど、作ってる!って感じがしますな!」

「確かにわたしも素材を混ぜてるとき、作ってる!って思います!」

「ですよね!」


なんとなくわかりますね!

魔法で簡単に作るのもいいですが、作業も醍醐味です。

どちらも出来るのは良いですよね。


わたしもポーション作りましょう!


「ミカゲさんはこの後もここでアイテム作ります?」

「ミツキ氏がここにいてもいいって言ってくれるなら今日はここでアイテム作りですな!」

「どうぞ!わたしもポーション作ります!」

「ありがとうございますわ!」




離れた所でテーブルと薬師セットを出します。

サダルスウドを喚び出して、神秘も使いましょう。


「〈みずがめ座(サダルスウド)〉」


魔法陣から出現したサダルスウドはこちらをみて笑顔を浮かべました。


「今日もよろしくね」


こくりと頷き、足元に水瓶を置きました。


「【17:(ザ・スター)】」


手のひらの上でカードが浮かんで消えました。

光はわたしに吸い込まれました。



‐ 熟練度により、【星の祝祭(スター・フェスタ)】が解放されました‐



な、なんですって!?

【17:(ザ・スター)】の能力は幸運+20と、パッシブスキルの【可能性】が付与されるというものでした。


なにやら楽しそうな響きです。

ちょっとみてみます。



星の祝祭(スター・フェスタ)


【可能性】【希望】をパーティーメンバーに付与し、MP回復速度が上昇する

〈星の視線〉を受けし者への効果は更に上昇する




「……ひえええミカゲさんんんん!」

「ひょっ!な、なんですかミツキ氏!?」

「…じ、実は…」



【17:(ザ・スター)】の能力を簡単に説明し、試しに星のハイポーションを見せます。


「………本当に汎用性が高いですな……なんですかそのスキルは」

「……ミカゲさんも道連れです!新しいアイテム、作りましょう!」

「うお!?」


ミカゲさんにパーティー申請します。

ミカゲさんは驚いた様子でしたが、ニヤリと笑ってパーティーに加わりました。


「……いいんです?ボクにヤバそうなアイテム作らせて」

「そのヤバそうなアイテム、買わせて頂ければ?」

「……ふふふふふ、やる気出てきましたわ!」

「あ、サダルスウドの水も使ってくださいね。最高級品質の水ですよ」

「なんと。すごいですなぁ少年!」


ミカゲさんはサダルスウドへ向けて拍手しました。

サダルスウドは照れたように微笑みました。


「え、かわ」

「かわいらしいですよね」

「推します…」


ミカゲさんは拝み始めました。

それはサダルスウド引いてますよ、ミカゲさん。


「よし、【星の祝祭(スター・フェスタ)】!」



星の祝祭(スター・フェスタ)】を選んでみました。

すると、わたしの周りの空間に、オーナメントのような星が浮かびました。


「わぁ…」

「なるほどフェスティバル」

「……作りましょう!」



中々幻想的ですね!

ミカゲさんがこちらに指を向けました。

あ、スクショ撮りましたね!?

わたしも星に囲まれたミカゲさんを、スクショするのでした。




ルビの見栄え的に10文字でいい感じの言葉におさめようと悪戦苦闘しておりました( ˘ω˘)

花ちゃんとのプレイも次の次はさみますー!


これからもこの作品をよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[気になる点] そういえば今回使った星や愚者、魔術師等にも太陽のソル様や月のルーナ様みたいな司る象徴者が居るのでしょうか?
[良い点] せめて赤点は回避しましょう →なんて学生らしい低い志なんだwww [一言] 現代でもグラフィックのいいゲームは○○写真部とかでSNSや掲示板でスクショを貼ることもありますけど、ここまで星空…
[一言] やっぱつよいなあ ルビの上の文字は実は10文字超えても機能することがありますよ
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