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日々の依頼 その2 ①

ご覧いただきありがとうございます!


主人公はゲームに不慣れなので変な行動する事が多いです。見守って頂けると嬉しいです( ˘ω˘)

唐突なフレ申請も戦車乗るのも好奇心!ゲーム不慣れなので!と言う事にしてくださると助かります!


おはようございます!

今日も良い天気です!


制服に着替えて、通知を開きます。




Your Story ‐ミツキ‐




38ページ目




討伐依頼を2つ受注しました。

角ウサギは警戒心が高い生き物です。

大角ウサギは獰猛で素早い動きが特徴です。



貴方の喚び出す戦車は、とても苛烈です。

喚び出したら、好きにさせると良いでしょう。



順調に依頼をこなしてください。

お疲れ様でした。





戦車は、苛烈……

それはあの寡黙な戦士さんが、車を運転するときに性格が豹変するみたいなタイプのように、好きにさせたらヒャッハー!ってなるタイプ、ってことですか!?


それともスフィンクスさんたちが、ヒャッハー!ってタイプでしょうか……!


すごく気になってきました。

今度喚び出した時に、好きにさせてみましょう。


今日は依頼とヘラクレスさんです。

そのために、1日乗り切りましょう!









帰宅しました!

パパっとお風呂を済ませて、兄と夕食を食べます。

兄は今金策に走るのが忙しいようで、食べ終わったらまたすぐに部屋に戻りました。


やはりお金は大切ですね。

わたしも貯めておきましょう。


よし、わたしもログインします!






ログインしました!

コッコのつくね(ネギ塩)を食べながら、予定を立てます。


討伐依頼と採集依頼を受ける。

ヘラクレスさんをお喚びする。


以上!本日の予定です!

アイテムボックスにはそこそこアイテムが増えてきてしまいましたね。

……ギルドに買取カウンターとかありましたね。

依頼で納品出来そうなものを見つつ、売るのも視野に入れましょうか。


よし、ごちそうさまでした!

いつも通りディアデムを喚び出して、部屋を出ます。



「こ」


んばんはの言葉は飲み込んで回れ右します。

お客様が、いました。


「…あら」

「こっち来な、ミツキ」


おずおずと柱から、身を出します。

お師匠様の反対側のソファに、黒いゴシックドレスを着た美少女が座っていました。


「し、失礼します」

「……初めまして」

「は、初めまして。渡り人のミツキと申します」

「……わたくしはスフィアよ」

「スフィア様ですね」


お師匠様の家に来られる方です。

恐らく只者ではないはずです。

……少女のお姿通りの年齢なのかも、怪しいところです。


「例のエトワールの、そしてリゼットの弟子ね」

「例の……?」

「こちらの話よ。……わたくしはこれで失礼するわ」

「あいよ。前向きに検討しておくさ」

「よろしくね」


音もなくソファから降り立ち、扉へ向かうスフィア様。

不思議な雰囲気の方ですね……


「……ミツキと言ったわね」

「は、はい!」

「……人形が欲しいなら、わたくしのお店にいらっしゃい」


場所はエトワールから聞きなさい。

そう言うと、小さく笑みを浮かべて扉から出て行きました。



「人形……」

「腕の良い人形師さ。前に戦闘人形(バトル・ドール)の話はしただろう」

「はい。…人形師が、作られてるのですね」

「そうさ。スフィアの作る人形は他と違う。もし買うなら紹介状を書くさ」


……紹介状が必要なお店、なのですね。

とんでもない人形師の気配を感じます。

お師匠様のお知り合いは、皆様只者じゃない気配を感じます………



「そら、予定があるなら行ってくるといい。引き止めてすまなかったね」

「い、いえ。貴重なご縁ですし、とても嬉しいです」

「そうかい。それは良かった」

「では、いってきます」

「いってらっしゃい」


お師匠様に挨拶して、外に出ます。

……新しい方に会うのは緊張します。


では、予定通りギルドへ向かいましょう。






(ふむむ)


ギルドは人が多いです。

それでもどうにか依頼ボードの見える位置にたどり着き、依頼を眺めます。

サッと決めて持っていきましょう。


採集依頼は、と。

ふむむ、魔力草はどのランクでも求めてますね。

要求量が多くなっていますが。

魔力草×50です。………あります。


あとは月光草×10ですね。

要求量少ないですねぇ……まあ出せるので受注します。

ダンデライオンも30出せます。

早めにランク上げたいので、出せるものの依頼を優先します。


討伐依頼は倒さないといけないので時間かかりますけどね。

採集依頼も新しい素材であれば、見つけるのに時間を食うかもしれません。

それは平日の夜ではなく休みの日の昼間から挑みたいものです。


夜ふかしは、授業に響きます……!


後は討伐依頼ですね。

1枚だけ選びましょう。


ふむ、単体の討伐依頼は既に受注されていますね。

なら群れの討伐依頼を受けましょう。


ゴブリン集落の掃討

コボルト集落の掃討

オーク集落の掃討

人食い虎の群れの掃討



!人食い虎の群れの掃討…!

集落の掃討しか無いのか……と眺めていたら重なってました。


人食い虎……響きが怖いですが、これを受けましょう。


依頼を持ってカウンターの列に並びます。

今日も並んでますねぇ……


「……ねえ君魔法使い?ちょっと手が足りないから、手伝ってもらえたりしない?」

「…わたしですか?」


目の前に一人のプレイヤーが顔を覗かせました。

ちょっと近いですね……ポンチョのフードを被って少し離れます。


ちらりと頭の上のアイコンをみて、レベルを確認します。

……レベル23ですか。


「わたしはわたしの予定がありますので」

「俺達の用事が終われば手伝うよー?」

「……もう少しレベルが近い方に声をかけたほうが良いかと」

「え、君俺達とレベル近そうだと思って声をかけたんだけど?」


貴方の目は節穴ですか??

………あ、隠蔽してるのでレベル見えないのでしたか。

貶して申し訳ないです。


「わたしのレベルは40あります。用があるのでお断りします」

「なっ…弱そうなのに!?」

「失礼な人ですね」


失礼ですね????

レベル相応の強さは持っていると信じています。


「……ハァ。五月蝿いですね」

「なっ」

「相手にされていない事はおわかりでしょう?コールされる前に退散したほうがいいんじゃないですか?」


わたしの後ろに並んでいた少年が、ため息をつきながら目の前のプレイヤーにそう言いました。

コール……あ、GMコールと言うやつですね。


言いがかりとか絡んでくるプレイヤーがいたらコールしろとミカゲさんが言っていました。


「…チッ声かけてやったのによぉ!」


目の前のプレイヤーは捨て台詞のように言葉を吐き捨てて、ギルドから出て行きました。


「…誰も声かけてなんて言ってないのに」

「……」

「先程はありがとうございました」

「いえ、目障りでしたので」


ズバッという少年ですね。

アイコンをちらりとみると名前は、ソウ、と言うようです。

わたしよりも少し高めの身長です。レンさんと似たような服装をしてますね。


「何かあった時やイベントでお会いしたらお礼しますね」

「別にお気になさらず」

「わたしはミツキと言います。貴方は?」

「…………ソウです」


すごい嫌そうに名前を教えてくれました。

これ以上は無視されそうですし、今度お会いしたら話しかけるとしましょう………

わたしは突然フレンド申請したら怪しまれるという記事をみて、押せ押せなお礼やフレンド申請は時間を空けるべきだと学んだのです………


「本当にありがとうございました」

「……いえ。……女性が1人だと絡まれやすいと聞きます。気を付けた方が良いと思いますよ」

「……はい、ありがとうございます」


……気遣い、ありがとうございます!

これが花ちゃんの言ってた…ツンデレでしょうか!


気付いたら人が捌けていたので、カウンターにいるリルファさんにカードと依頼書を渡します。受付では、何人ものギルド職員の方々が手際よく処理していて素晴らしいお仕事ぶりです。


「お疲れ様です、ミツキ様」

「リルファさん!これもよろしくお願いします」


依頼書に書かれた素材を一緒に出します。


「おや良い品質ですね。お預かりしますね」


手際よく取り分けて、鑑定カウンターへ依頼書と共にスライドさせます。

……視線に気付いたシルヴァンさんが、こちらに向けてOKマークを作りました。


目元に布を巻いてるので目が合ってるのかは自信が無いですね……



「魔力草×50、ダンデライオン×30、月光草×10を確認しました。こちらが報酬です」



‐採集依頼を達成しました‐


魔力草×50 納品する:5,000リル

ダンデライオン×30 納品する:4,000リル

月光草×10 納品する:10,000リル


19,000リル入手しました。



はわ!月光草がすごい高値です!

これは今度たくさん探すとしましょう!



「人食い虎の群れの掃討……依頼カウンター担当リルファが受注いたしました。気を付けていってらっしゃいませ」

「ありがとうございます!」


ギルドカードを受け取って、ギルドの扉へ向かいます。

うう、絡まれたからか、ちょっと見られている気がします。


ポンチョのフードを深く引っ張って、そそくさとギルドを後にしました。






「……魔女ちゃん、レベル高かったわね」

「俺より高かったわ」

「1度魔女ちゃんと話してみたいよなぁ……」

「いつもは番犬とあの錬金術師が一緒だもんね」

「あのクソ野郎が話しかけた後に話しかけられないよ……」

「あの可愛らしい魔女ちゃんが敵をボコボコにするのみたいよおおおお」

「うるせえ変態!お前がいると警戒されるから来るなよ!来るなよ!?」

「……今はひっそりと見守るとしよう」



女性1人のプレイヤーは目を引きやすい。

ミツキは、ルクレシアで一部のプレイヤーからひっそりと観察されているのであった。


そして唐突に絡まれる主人公……それが主人公の運命……


まあ作者もオンラインゲームはそんなやった事ないので常識外れな所があるかもです。

それでもちまちま書いていこうと思いますのでよろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
このゲームは上級職になるにはオリチャー走って師匠を見つけるか、王都に行くかが必要なので、初期街でレベルが高い人って街に根付いたか戻ってきたかですからね。分からん初心者も多いのでしょうが、興味はあるけど…
親衛隊が必要だな(見守り隊
[良い点] 初期の杖を装備してたからかな? とおもったけどまだ取り出してないか。 ならやっぱりちんまいオーラがゲフンゲフン。 [一言] 実際、オンゲだとセット装備でもないかぎり見た目関係ないとおもいま…
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