ポーション作成!
続きました!
よろしくお願いします!
森を出てルクレシアの街へと歩きます。
出てくるスライムを魔法で倒しながら、草原を進みます。
「風が心地良いなあ」
正直ここまで五感が刺激されるとは思っていなかったので、とても楽しいです!
戦闘もゲームの醍醐味ではありますが、わたしはちまちま作業するのも好きなのです。
料理や薬師としてポーション作るのも楽しみです!
最高の料理を用意して、誰にも邪魔されずに天体観測するのを当分の目標にしますかね。
ルクレシアに帰ってきました。
門番さんにギルドカードを見せて、街の中へと入ります。
時刻は11時過ぎくらいです。
まずはギルドに報告してしまいましょう!
「依頼終わりました!よろしくお願いします!」
「お疲れ様ですミツキ様。ギルドカードをお預かりしますね」
依頼カウンターにいらしたサイファさんに、ギルドカードと魔力草を渡します。
「………ありがとうございます、確認しました。依頼完了ですね。魔力草もとても育ちが良く品質が良いので高い評価となります」
-依頼完了しました-
採取依頼達成報酬として500リル手に入れました。
討伐依頼達成報酬として1000リル手に入れました。
ボーナスポイントとしてSP2を手に入れました。
お、高い評価を頂きました!【植物学者】さまさまですね。ボーナスポイントも手に入れました。
【夜目】を取っちゃいましょう。
たくさん魔力草を集めていたので、追加で魔力草採取の依頼書を持ってきて魔力草を渡しました。
1度高い評価を頂いたのでボーナスポイントは頂けませんでしたね。
リルを稼ぐには討伐依頼のが効率は良さそうですね……
所持金は6000リルまで復活しました。
もう少し貯めて、キャンプセットや料理セットを入手したいですねぇ。
そろそろお昼の時間なので一旦ログアウトします。
一時的なログアウトなので、ギルドを出てちょっと避けたところでログアウトしちゃいます。
ログインしました。
今日のお昼はカルボナーラにしました。
麺を茹でて市販のソースかけて温玉のせました!
美味しかったです。
さて、今日はリゼットさんのところにお邪魔したいと思います。
お店がやってる時間に、と言われましたがお邪魔にならないかちょっと心配です。
「こんにちは〜」
「はい、いらっしゃい。あらミツキさん」
「はい、お邪魔しても良いですか?」
「ふふ、大丈夫よ」
ひとまずお伺いを立ててリゼットさんのお店にお邪魔しました。
ついでにMPポーションを買います。
魔法の熟練度上げで魔法オンリーバトルをしたいなと思っていたので。
「薬師について教えて頂けますか?」
「ええ。こちらにどうぞ」
-職業クエストを開始します-
!びっくりしました。
薬師に関するクエストですかね?
リゼットさんに誘われてカウンターにお邪魔させて頂きます。
リゼットさんが用意して下さった丸椅子に腰掛けます。
「まず薬師について簡単に説明させてもらうわね」
リゼットさんによると、薬師とはポーションなどの回復系、耐性やステータスを上げる強化系の薬を作る職業なのだとか。
似たような系統として錬金術師もいるが、錬金術師は敵に攻撃するものの作成を得意としているので似て非なるものらしいですね。
「錬金術師はみんな爆発物作り始めるのよねぇ…」
「そ、そうなんですか…」
リゼットさんが呆れたようなお声でそう言ってため息をつきました。
過去に錬金術師さんと何かあったんでしょうか。
「さて、簡単にポーションの作り方を教えるわね」
リゼットさんはそう言って小さな鍋や計量カップ、混ぜる棒?みたいな1式を持ってきました。
「これは初心者向けの薬師セットよ。子どもたちのお古で悪いけど、これを差し上げるわ」
「よ、よろしいのですか!?」
「いいわよ。このまま眠らせるよりも使ってもらった方がいいもの」
「あ、ありがとうございます」
リゼットさんは魔力草を準備して、お隣に腰掛けました。
「ポーション作りは簡単よ。魔力草を鍋に入れて、ここにお水を入れるわ」
リゼットさんは水瓶から水を持ってきました。
「この水をまず【精製】のスキルを使って不純物を取り除くわ」
リゼットさんは【精製】とつぶやきました。特に目でわかる変化はありませんね。
水に不純物が混ざっていると、効果や品質に問題が出るんだそうです。
「精製した水を入れて、魔力草をこの棒ですり潰すように混ぜるの」
そう言ってゴリゴリと魔力草をすり潰し始めました。
「ある程度すり潰して混ぜると、こんな色になるわ」
リゼットさんが鍋をみせてくれました。
青汁みたいな見た目をしています。少しドロドロです。
「これだと魔力草をすり潰した水のままだから、またここで【精製】スキルを使うわ。そうするとすり潰した葉などを取り除いて、ポーションになるわ」
リゼットさんが【精製】を使うと、鍋の中には緑色の透き通った液体ができていました。
魔力草+水でポーションになる、覚えました。
ポーション作りは割と力作業ですね。
「瓶と魔力草は用意したから、試しに作ってみてほしいわ」
「ありがとうございます、やってみますね」
リゼットさんが用意して下さった瓶は10本。
よし、やってみます!
魔力草1束を鍋に入れて、水瓶から水を汲んで、
「【精製】」
水
不純物を取り除かれた綺麗な水
あ、綺麗な水になっています。
それを鍋に入れて、すり潰して混ぜます。
しばらく混ぜると、青汁みたいになってきました。
「【精製】!」
青汁だったものが透き通った液体になりました!
それをカップにいれて、瓶に注ぎます。
ポーション
HPを20%回復する
作れました!初ポーションです!
「リゼットさん!作れました!」
「ええ、よくできているわ」
「このまま作りますね!」
へへ、リゼットさん褒めてくれました。
この調子であと9本作りますよ!
ポーション作りをしている最中、リゼットさんはポーションを買いに来たお客さんの対応をしていました。
「リゼットさん!ポーション5つ!」
「はい、どうぞ」
「ありがとう!」
リゼットさんのお店に来るのは、緑色の名前の冒険者さん達のようです。
ここは渡り人ではなくて、NPC御用達のお店だったんですね。
カレンさんからのご紹介でしたし、NPCの紹介で来れるお店なんでしょうか。
リゼットさんとの縁を繋いでくれたカレンさんに感謝しつつ、わたしは黙々とポーションを作りました。
-サブジョブレベルがあがりました-
薬師のレベルも上がりました!
薬師に関連する作業を行うとレベルが上がるんですね。
このように集中して行う作業は得意なので、たくさん作りますよ!
10本作り終わると、リゼットさんが紅茶を入れて下さりました。
自分のMPも半分くらいまで減っています。
「そのポーションは差し上げるわ。ポーション作りについては大丈夫そうかしら?」
「はい、教えてくださりありがとうございます!」
「いいのよ、薬師が増えるのは大歓迎だわ」
「リゼットさんはわたしの薬師のお師匠様です!ありがとうございます」
「あら、師匠だなんて。照れちゃうわね」
口元に手を当てて微笑むリゼットさん。
押しかけ弟子みたいなものですが、勝手にお師匠様と呼ばせて頂きましょう。
「じゃあお弟子さんであるミツキさんには宿題を出しましょうかね」
悪戯な笑顔を浮かべてリゼットさんは奥のお部屋から瓶を30本ほど持ってきました。
「ミツキさんは渡り人さんですものね。次にこのお店にくるタイミングまでに、ポーション30本、作ってもらおうかしら。そうしたら私がそれを買い取るわ」
「はい、かしこまりました!」
瓶を受け取ってアイテムボックスへと入れます。
「リゼットさんのお店に並べるには効果が低くないですか?」
「ミツキさんが作ったものは他の街でお店を開いてる子どもたちのところで販売させてもらうわ」
「お子さんも薬師なんですね!」
「ええ。他の街で薬師として働いているわ。魔物の活動が少し活発化しているみたいで、ポーションの需要が高いみたいなのよ」
「早めに作って持ってきますね!」
「ええ、よろしくね」
リゼットさんにお礼を告げて、お店の外へ出ます。
-職業クエストを完了しました-
称号、翠玉薬師の弟子を獲得しました。
-特別依頼が発生しました-
ポーションの納品
ポーション30本をリゼットの店に納品する。
ふぁ????????
はやくフルダイブ型のVRMMOゲームがやれる時代が来るといいですねぇ。
ゲームやりたいなと思いながら書いております( ˘ω˘)




