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転生少女と聖魔剣の物語  作者: じゅんとく
第四章 光の聖魔剣
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義妹の入隊

 ナレフに抱き着いたのは、華奢な身体の小柄で幼そうな少女だった。


「お、おい……レメミィ、なんでここに?」


 ナレフは慌てながら叫び声の様な言い方で、抱き着いた少女に向かって言う。


 周囲がざわついている中、盟主部屋から出て来たアルファリオとマイリアが、何やら広間が騒々しい事に気付いた。


「どうしたのかね?」


 彼は、側に居るルフィラに向かって声を掛ける。


「ナレフさんの妹さんが宿舎に来たのです」


「ほお、それはそれは……遊びに来たのなら歓迎しなければね」


 そう言って、彼はナレフの側にいる少女に挨拶をしに向かう。


「ようこそ光花へ、副盟主のアルファリオと申します」


 彼はレメミィと言うなの少女に向かって挨拶をする。


「あ、どうも……初めまして」


 彼女は、フードを取り、素顔を晒して出して挨拶をする。フード下から現れた顔は……黒髪で

 、まだあどけなさが残る幼顔だった。大きな円な黒い瞳に、白い柔肌を感じさせる顔をして居た。


 その容姿を見たレトラが「可愛い」と、思わず呟き、その声を聞いたシャリナとルファが不機嫌そうに彼を睨み付ける。


「本日は、どの様な御用件で宿舎にいらしたのですか?」


「こちらの光花の噂は、魔術学校にいる時から聞いてました!」


「そうでしたか、それはそれは……」


「それで……盟主様と、お話をしたいのですが……本日はどちらに居ますか?」


「あいにく、盟主はしばらく所用により宿舎には、しばらく戻られません」


「そうでしたか……それは残念です」


「宜しければ、代わりにご用件をお伺いしますが……」


 彼の言葉にレメミィが少し戸惑った様子をしながら、ソワソワしながら、何か口籠る。


「どうしたんだ?」


 ナレフが義妹に向かって言う。


「この子ね、光花に入隊を希望して来たのよ」


 レネラが皆の前に出て言う。


「ええー!お前、何で?」


 大声でナレフは叫んだ。


「お兄ちゃんと、一緒に居たかったのよ……」


 彼女は俯き、頬を赤く染めながら囁く様な声で言う。


 周囲にいるメンバー達全員も、驚いた表情をしながら彼女を見た。


「お前……まだ14歳だろ、それに……魔術学校は卒業したのかよ?」


「先日卒業したわ、あと……ギルド集会所に参加登録も済ませたのよ」


「だ……だけど……」


 彼は副盟主の顔を見る。


「良いでは無いか、初心者が入ったら全員でサポートすれば良いさ」


「でも……義妹はまだ14歳です!」


「気にする事は無いわ」


 シャメリがナレフに向かって声を掛ける。


「盟主だって、先月まで14歳だったわ。今は年齢がひとつ上がったけど……それに、彼女は貴方を慕って来たのよ。突き放す理由は無いと思うわ」


 その言葉に、彼は異論を言う理由が見つからず口を閉ざす。


「ところで、ねえ……レメミィさん、魔術学校では、どんな魔術を勉強していたのかしら?」


「はい、主に白魔術の分野を学びました」


「へえ、そうなの。て……言うことは回復系とか出来そうね」


「はい、治癒魔法なら得意です」


「そうなんだ!ねえ、彼女入隊させてくれないかしら?」


 それを聞いたアルファリオは、少し考え込んだ。


「どうなの……この場合?盟主不在で入隊させても良いの?」


 彼はマイリアに向かって言う。


「まあ、盟主だったら間違いなく入隊させると思いますね。詳しい説明は彼女が戻られた時に話せば良いかと思います」


 成程……と、彼は頷き、レメミィの入隊を認める事にする。


「おめでとう!」と、周囲から拍手が響き渡る。


「あの……希望がありすけど……」


 シャメリが副盟主に向かって声を掛ける。


「何かね?」


「彼女の寝室ですけど……私が共同で使わせてもらっても良いでしょうか?」


「貴女は、現在水晶の称号だから、上の階だけど……何故なの?」


 レネラが不思議そうな表情で話す。


「光花は男性が多いからね……夜中に悪いムシが近付かない様に、私が付き添って一緒に部屋を使わせて貰うの。それに……今の部屋は広すぎるから……」


 シャメリはナレフを見ながら言う。


 それを聞いたレネラも納得した表情で了承した。


 話が一段落すると、改めてレメミィはナレフに向かって微笑みながら見つめる。


「これから、ずっと一緒だね」


「あ、ああ……そうだね」


 彼はシャメリに向かって軽く一礼する。


「すまないね、妹の面倒お願いします」


「構わないわ。それに……治癒魔法できる人が増えてくれると、こちらも色々と助かるのよね」


 彼女は嫌そうな目でエムランを見つめる。


 予想外の入隊を目の当たりにしながら、少しメンバーが増えた事にアルファリオは、マイリアを見る。


「これで良かったのかな?」


「構わないでは無いですか。盟主自身メンバーを増やしたがって居ましたから……まあ、変な人が来るよりは、まだ……良かったと思いますよ」


 マイリアは平然としながらの口調で答えた。


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