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転生少女と聖魔剣の物語  作者: じゅんとく
第三章 光花
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宿舎見学(1)

煉瓦造りの大きな建物、周辺にある市場の店と比較してもかなり大きく、立派な佇まいだった。

数段ある大理石の階段を上がって、建物の扉を開けると、入口に2人の女性が建っていた。


「ようこそ光花の宿舎へ、お名前を……」

「私はリーミアと言います。こちらは光花のメンバーの方達です」

「分かりました。貴女が盟主リーミア様ですね。宜しければ、確認の為ギルド集会所……もしくは不動産関連に寄る。本人直筆の書類はお持ちでしょうか?」

「あ、はい……」


リーミアは昨夜手続きに使った書類を出す。それを女性達は、自分達が手渡された書類と一致するか確認した。


「確認できました。では……改めまして、ようこそ盟主様。私はこちらの宿舎の管理を努めますレネラと申します」

「初めまして、私は秘書のマイリアと言います。よろしくお願いします」

「はい、宜しくお願いします」


リーミアは2人の女性を見た。マイリアと言う女性は黒髪を束ねていて、少し黄色味の入った白い肌をしていて、美しい顔立ちだった。一方のレネラは金色の髪に白い肌、少し背丈が高く、綺麗な顔立ちの女性だった。2人共白と黒のメイド服に身を包んでいた。

レネラが皆を見た。


「光花の方達はここに居る方で全員ですか?」

「はい、そうです」

「全部で8名なのですね」

それを聞いたリーミアは「ん……?」と、気になって振り返ると、ラティとレーメも数に入っていた。

「神官の方2人は対象外です。ですので……6名になります」

「そうでしたか……分かりました。では……施設内を案内しますので、皆様どうぞこちらへ……」


レネラは、皆を建物内へと案内させる。

入って直ぐに目の前にロビーが広がっていた。


「こちらは、広間となります。飲食や雑談など自由にお使いください。用意したある椅子は来客者が来た時の為に60席用意してあります。くつろげる様にソファーもありますので自由に使ってください」


説明が終わると、レネラはロビーの奥へと案内する。


「こちらは食堂です。毎日シェフが皆様の為に美味しい料理を提供してくれます。空腹時に利用するのも構いませんが……深夜は、シェフが居ませんので利用は出来ませんので、その辺はご理解ください」

「うほ、美味しそう!」


入って直ぐに美味しそうな匂いがして、エムランは、食台に置いてあるチキンを一つ摘んで食べる。


「ちょっと、まだ説明の途中よ、意地汚いわよ!」


シャリナが怒りながら言う。


「良いだろ、俺達の宿舎なんだから……」


彼は、食べ物を口にしながら言う。

レネラは、皆を連れて廊下へと出て行く。廊下に出て向かい側の部屋のドアを開ける。数名が座れるソファーと、中央にはテーブルが置いてあった。


「こちらは面会の間です。来客者や何か大事な話がある時にご利用ください」


更にレネラは廊下を歩いて手前の扉を開ける。


「こちらは浴場です。右が男性用、左が女性用です」


エムラは男性用を覗いてから女性用を覗く。


「ちょっと、男性用の浴場少し狭くない?光花のメンバーッて盟主を入れて女性2人だけしか居ないのに、女性の方が広すぎるよ!」

「ご不満でしたら、直ぐに近くに銭湯があるので、どうぞ勝手にご利用ください。あ……勿論支払いは自費でお願いします」


レネラに簡単に足破れると、周囲はエムランが口答え出来ない事に対して、ククク……と、笑いを堪えていた。

レムラは浴場の向かいの部屋を開ける。


「こちらは医務室です。医療スタッフはいませんので、怪我した時は、回復系の魔術師にお願いしてもらいます」


それを聞いたエムランがシャリナを見た。


「お前の専属事務所になりそうだな」

「貴方以外なら誰でも治療してやるわよ」

「酷えな……」


それを聞いたリーミアが彼らに声を掛ける。


「回復系の魔法なら、私も扱えるわよ」

「あ……いや、その……盟主に治療なんて……そんな……」

「何か不満かしら?」


ジッとリーミアはエムランを見る。


「彼は、盟主様に治療されると、弾き飛ばされるんじゃないかと、恐れている様です」

「シャリナ!テメェー」

「あら、私何か変な事言ったかしら?」

「分かりました。エムラン後で、貴方……特訓ね。みっちりしごいてやるからね。フフフ」


リーミアは柔かな顔で言う。メンバー達は彼女の柔かな表情が恐ろしいものだと気付いていた。

彼等の雑談が終わるとレムラは1階の一番奥の廊下を抜けると、目の前に広場が見えた。


「こちらは練習場となります。皆様がお時間ある時にご利用ください」

「エムランの最後の晴れ舞台には、ちょうど良い場所だね」


レトラが練習場を見て何気無くいう。


「何で、俺の最後の場所になるんだよ!」

「盟主様に、前見たいに華やかに空高く飛ばされるからでしょ?」


シャリナが何気無く言うと、それを聞いたレーメとラティ、レトラが笑いを堪える。会話の内容が解らないケイレムとナレフは不思議な表情をしていた。


「何かあったのですか?」


ケイレムはレーメに話し掛ける。


「ん……いや、実は以前ね……」

「お、おい!こ……こら、神官さん、アンタ他人に余計な事言うんじゃねえよ!」

「分かった、分かった、何も言いません」


彼は手を上げながら答える。


メンバー達の雑談しながらの宿舎案内は、1階が終わり2階へと案内は続く。

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