結成!グループ「光花」(2)
サリサは彼女が書いた名前が少し気になって声を掛ける。
「光花って何んですか?」
「え…と、光り輝く花って意味で考えましたけど…変ですか?」
それを聞いたサリサは微笑みながら「いえ、美しい名前です。チョット意味が解らなかったので…失礼しました」と、軽く一礼しながら答える。
レナはアーレスを見て話し掛ける。
「そちらの方は、こちらのギルド参加者ではありませんね。こちらのグループに入るには、集会所移動の手続きが必要になりますが…」
「いえ、僕は、付き添い人ですから、手続きは不要です」
「そうでしたか…、そちらの女性の方は?」
「あ、私は彼女の護衛役です。ちなみに称号は…」
サリサは、自分の胸のペンダントを見せた。それを見たレナは少し驚いた表情をする。
「虹色のペンダントをした方、初めて見ました!」
「宜しくね、あ…彼も私も、魔獣討伐には参加はせずに、見護り役だけの付き添いなので、その辺は心配しなくても大丈夫ですよ」
「え?はい…でも、それで彼女は大丈夫ですか?なんか…能力が封じられた様な話を聞きましたが」
「能力が封じられても、それでも本来の能力は高いですよ。むしろ…リーミア様には、大人しくさせる様に言わせます。放っておいたら、チーム戦を無視して勝手に暴れますからね、彼女は…」
「は、はあ…?」
サリサとレナが話ている時、リーミアは、別の場所に居て話を聞いていなかた。
一通りの準備が整うと、リーミアが立ち上げたグループ名が記載された羊皮紙が渡される。その羊皮紙は、彼女が使い方が解らないから…と言う理由で、アーレスにも同じ物を受け取り、魔獣生息地が確認されている地図も彼が受け取った。
「取り敢えず、近場の魔獣を倒しに行こう」
魔獣生息地の地図にリーミアが名付けたグループ「光花」と、グループ結成時に配布された番号を入記させる。すると討伐参加者の名前が、グループの羊皮紙に浮かび上がって来た。
「わあ…すごい、これ参加者の方なんですね」
「小さい魔獣だかたら、10人位で倒せるよ。あまり皆を待たせるのもいけないから、出来るだけ早く現地に向かおう」
「分かりました」
出掛ける前、リーミアはレナが掲示板に新生グループの張り紙をした。
「こうすれば、集会所に来た方が、貴女のグループに興味を持ってくれるわよ」
「たくさん来ると良いですね」
サリサが言っている時、1人の男性剣士が、たまたま集会所に来て張り紙を見た。そして…レアに声を掛けると…男性は急いでリーミア達のいる方へと駆け寄って来た。
「あ、あの…リーミアさんでありますか?」
「はい、そうですが…」
「宜しければ、僕をグループに入れて下さい!最近チームを脱退してしまって、新しいチームを探してました」
「あ、はい…どうぞ」
「ありがとうございます。僕はケイレムと言います。称号は白です。武器は剣で前衛で戦います。宜しくお願いします」
「分かりました。宜しくね」
「さっそく1名入隊だな」
アーレスはサリサに向って言う。
「では…魔獣討伐に行きましょう」
そう言いながら彼等が出て行く時にレナがアーレスに向かって話し掛ける。
「貴方は一体誰なの?随分とギルドに詳しい様ですけど…」
その言葉にアーレスは、自分が隠し持っていたペンダントをレナに見せる「僕は、こう言う者だよ」それを見たレナがハッと息を呑んだ。
「あ、貴方!」
その時、彼は人差し指を立てて、シーッと言う。
「皆んなには内緒だよ。それでは…」
彼はレナに向かって軽く手を振りながら集会所を後にした。




