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転生少女と聖魔剣の物語  作者: じゅんとく
第二章 光の洗礼
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湿地帯(3)

戦闘が終わった湿地帯から魔物の武具等の回収し始めようと、湿地帯を歩き始める。

その直後…


ズン…ズン…


湿地帯に地響きを感じた。

振り向くと見張り台があった、その奥から、身の丈の大きい爬虫類型の魔物の姿が現れた。

人の身の丈よりも数倍大きい魔物が彼等を睨みつける。

魔物は大きな棍棒を手にしていて、それを大きく振り下ろした。


ズバンッ!


棍棒は湿地帯の水飛沫を大きく跳ね上げて、周囲に飛び散る。

規格外の魔物に周囲は一時混乱した。


「クソ、まさか主が現れるとは…!」

「まあ、それだけ彼女の戦闘が激しかったんだよ」


カルファがフォルサに向かって言う。

一同は、魔物から逃げ出した。この時、ティオロは自慢の逃げ足で、一番遠くまで走っていた。

リーミアは魔物を見て、フォルサ、カルファ、アメリに向かって話す。


「おいおい、正気か?いくら嬢ちゃんでも、ちょっとそれは…」

「お願い、やらせて…」

「勝てる自信はあるのか?」


カルファがリーミアに尋ねると、彼女は黙って頷く。


「全く、こんな化け物を、相手にすることになるとは…」

「仕方ない、やってみろ!だがな…負けは許されないぞ」

「分かったわ。ありがとう」


リーミアはフォルサに礼を言うと、短剣を抜き出して、湿地帯に残っている魔物達を切りに向かう。


「さあて…魔物ちゃん、俺達が相手だよ」


カルファが槍を構え、フォルサが斧を強く握る。


「ねえ…大丈夫なの?」


アメリが少し心配な声で言う。


「やって見なきゃわからない!」


と、言っている間にも、魔物は棍棒を振り下ろす。


ドバァ!


激しい猛攻に勢いに周囲は混乱する。


「こんな攻撃、かわすの無理だよ、逃げよう!」


ティオロが戻って来て、慌てた口調で言う。


「お前さんの彼女を信じろ、アイツが必ず倒してくれる!」

「だけど、リーミアは1人で逃げちゃったじゃない⁈」

「いや、彼女は逃げたんじゃない。お前…彼女の作戦聞いて無かったのかよ?」

「え…作戦って何?」


彼だけ、離れた位置にいたせいで、リーミアの作戦の内容を聞いて無かった。


「あとで話す!」


と、フォルサが言う。彼等は、桁違いの強さの魔物に、何とか応戦しようと頑張る。

少しでも当たれば、深手を負いそうな攻撃に、アメリは回復魔法を行うが、流石に相手の攻撃が強いせいで、疲労が見え始めて来た。


「こんな相手、私達だけでは無理よ」


流石に息切れし始めて、アメリはよろける。


「まだ、嬢ちゃんは戻って来ないのか?」


カルファが流石に無理だと諦め掛ける。


その時だった。


ピュンッ!


魔物の顔近くに矢が飛んで来た。魔物は後方から矢が飛んで来たのを見付けると、後ろを売り返り、木の枝に立っているリーミアを睨み付ける。

一同はやっと戻って来たと安堵した。

彼女は短剣を抜き出す。

鞘から抜き出た剣は、長剣の形をしていて、刃は眩い光に包まれて輝いてた。


「剣が光っている…」

「あんな効果もあるの?」


始めて見る魔法剣の意外な効果に、周囲は驚きに包まれる。


グオオーッ!


魔物は雄叫びを上げながら、リーミア目掛けて突進して来た。

相手の魔物に怯む事無く、彼女は木の枝から飛び出して、大きく剣を振り下ろした。


シュッ!


一閃。風切り音と共に、リーミアが沼地に降りると同時に、魔物は身動きを止めて沼に身体を沈めて二度と動かなくなった。


「ふう…」


流石のリーミアも、少し疲れた様子を見せた。


「全く、本当に倒してしまうとは…」


フォルサが呆れた口調で言う。

巨大な魔物を倒し、湿地帯に魔物の姿がほとんど無くなり、彼等は落ち着いた感じで集まる。


「お前さん、今回も功労者だな」

「そうですか?」


リーミアは少し照れながら言う。


彼等が集まって話している時…


ゾクッとリーミアは、不気味な殺気を感じた。


「皆、危ない。避けて!」


そう言った瞬間だった。


ザンッ!


激しい斬撃が空を走った。


空を切り裂く斬撃は、巨体な魔物の亡骸を真っ二つに切り裂く。


「何だ?」


フォルサが顔を上げると、裂かれた巨体な魔物の胴の上に、不気味な漆黒の鎧に身を包んだ剣士の姿があった。


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