神龍降臨
1日3話とは、頑張るなW
無事に入学式が終わり、午後の授業はクラスごとの学校の案内から始まる。初等部からずっといる人は場所を知っているが、高等部からの人は分からないためだ。Sクラスの担任は明日紹介すると言われ、今は他の教師が案内をしてくれる。
案内中は私語OKなので当然・・・
「ねーねー龍斗君」
「ん?なに?渚さん」
「あははー、渚でいいよー同い年なんだし! 輝夜もそのほうがいいよねー?」
「え?あ、わ、私は・・・」
顔がボンって赤くなり渚の後ろに隠れる輝夜
なんなんだ?嫌われることしたかなー?全く覚えがないんだが、というかさっき会ったばっかだしな
「?あー、わかった、じゃあ渚と輝夜、どうしたんだ?」
「あははー、私は輝夜のこい・・・・・ごほんっ!龍斗君と友好を深めたいと思っただけだよー。」
「あ、そゆことかー、・・・ん?ということは遂に人生初の友達ができるのか?うえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇEEEEEい」
「お前らうっさい!静かに歩け!」
「「「はいすみません。」」」
という風になったりする。
で、学校案内が終わると下校の時間だ。俺たち3人は寮が一緒なため (男女分かれていない)
一緒に登下校しようと誘われ一緒にかえることになった。
なんもイベントが起きずに翌日、俺たちは教室でSHRを待っていた。俺ら以外に生徒はいない。それはSクラスが3人だけだからだ。
「なんかこんなに広い教室なのに3人だけって寂しいねー」
「そうか?」
「んー、少し私も思ってたかな、Sクラスってそんなに凄いんだね。」
「そうだぞ!お前らは凄いからsクラスなんだ。まあ渚はぎりぎりだったがな!」
はい、無駄にテンション高い教師ですね嫌ですね。
「おうおまえらぁ!俺がこのsの担任のガッパスだ!よろしくな!がはははははははは!!」
うざ・・・
「よし、今日のやることは龍契約だ!その名の通りお前等が召喚した龍と契約するだけだ!去年は火の属性龍と契約したやつがいる!お前らも属性龍と契約できるといいな!がははははははh!
では闘技場に行くぞ!闘技場で儀式をするからな!」
~~闘技場~~
闘技場に着くとそこでは召喚の儀式が行われていた。Dクラスの少年が翼竜を召喚してショボーン(´・ω・`)としていたりするが、今年は優秀なのか、属性龍を召喚した人がAクラスに2人いた。なんかこちらを見て勝ち誇った顔をしている。 イラッ
そうこうしているうちにsクラスの番だ。sクラスは注目されているらしく、テレビ局が来ていたりする。他のクラスも俺らの見物だ。見世物じゃねーぞと言ってやりたい。
「では、sクラス、神城龍斗さん、お願いします。」
「はい」
返事をして用意されている魔法陣に近寄る。
これにMPを流すと召喚される龍の大きさに合わせて大きさをかえ、召喚するのだ。
「どうぞ」
okが出たのでMPを流すよ!
いけ!
するとなんということでしょう!みるみるうちに魔法陣が闘技場全体に広がり、白銀色に輝くではありませんか!・・・え?白銀色?白銀色の属性ないよ?魔法陣は召喚される龍の属性によって光る色が変わるので白銀色は絶対にないのであるため明らかな異常事態である。
それで召喚された龍は・・・で、デカい!そして白銀色に輝く体躯にこれまた綺麗な翼、黄金の眼を備えた龍だった。
『我を召喚せし人の子よ。力がほしいか?』
なんか、属性龍でもしゃべんないのにしゃべったぞ?
「ち、力?」
『そうだ、絶対なる、圧倒的な最強の力だ』
「力は欲しい、魔王でさえも殺せる力が!」
『ならば受け取れ、完全契約をしようぞ。完全契約とは、我の人格が失われる代わりに契約者には我の力を際限なく使え、我自身、神龍形態になることができる。いわば、神龍になるということだな。』
「なっ!神龍!?」
『うむ、そうだ』
はあああああああ!?
周りから驚きの声があがっている。
まあ、本来はせいぜい龍の力を借りる程度だったので当然だが。
『よし、契約だ。』
ピカーーーー!
突然龍斗と神龍の周りが光る。
『これで契約成立だ。幸運を祈る。がんばれよ、新たな神龍よ。』
なんか無理やり感が・・・