間幕 輝夜2
デート開始数分。
行くところがない。
ホテル出てからどこにも動いていない。
「神社仏閣でも回ろっか!」
輝夜の一声で決まった。
「この近くだと………浅草寺?」
「浅草寺はでっかい門だよね?」
あたってはいるんだが……
そんなこんなで輝夜さんの言う浅草寺のでっかい門、雷門の前に来た。
「おっきーねぇ」
「そりゃ雷門だもんね。」
「いいでしょ別に!」
輝夜がへそを曲げる。
「輝夜。これぐらい知っとかなきゃ。」
「えぇ、あぁ、うん!」
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移動中………
「龍斗くんは学園にいた頃と今だったらどっちが楽しい?」
と輝夜が聞いてきた。
返答に困るなぁ…………
学園も楽しかったし今も楽しいし…………
「どっちもかな?」
「どっちかだったら?」
また迷うなおい………
今は人助けとかできて嬉しい。学園にいた頃は騒いでいるのを見ているのが楽しかった。
「内緒だよ。」
これが最良の答えだった。
「教えてよぉー」
輝夜が頬を膨らませている。
なんか可愛い。
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汽車に揺れて神田明神に来た。
なにやら屋台が並んでいる………
「お祭りかな?」
「そのようだねぇ…」
「また浴衣に着替えてからこよっか。」
「え、まじ?」
浴衣はレンタル店で借りれた。
そうして神田明神へ行った………
わいわいがやがやypaaaaaa………
とにかく大賑わい。
一部印象が違うのもあるが……
「子供のころを思い出すなぁ~」
「子供の……ころ……」
子供の時は物心ついた時から勉強&武術。
お祭りとかは聞いたり見たことはあるが行ったことは無かった。
「輝夜ってどこ生まれ?」
「埼玉の大宮だよ」
大宮…………氷川神社か。
「お祭りは昔から行ってたんだね…」
「うん。龍斗君は?」
「えー、あー、うん。田舎でもあるし都会でもあるし………」
「???」
はい困りますね知ってた。
「えーと(゜_゜)」
「どこなのー?」
頭の日本地図起動。
最適なところ………
「わからない。親から聞かなきゃかな」
「わからないのね…………」
最適な答えがないので誤魔化す。
「私お腹空いたなぁ」
「何がいい?」
「焼きそばがいいなー」
何故に焼きそば……
「焼きそば好きなの?」
「ソースとか絡んでて美味しいし~後はいろいろ〜」
「自分も食べよかな」
近くの屋台で2つ購入。
開けた場所で食べる。
「「いただきます!」」
絶妙なソース加減、シャキシャキ感を失わないキャベツ。
美味しい。
「ん〜〜!」
「輝夜ほんと好きなんだね…」
「お祭りは特にね―」
すぐに食べ終わる。
「「ごちそうさまでした!」」
空が徐々に夜に変わっていく。
……ビュン!
空を超高速で横切る謎の影。
魔物か?
「龍斗君あれはまさか……」
「多分そうだな。試しに神属性魔法を使ってみるか!輝夜は周り守ってて!」
「物理衝撃防護結界稼働魔法展開!《対ダメージ結界展開!》」
輝夜の防護魔法起動してすぐに呪文詠唱。手を魔物に向けて…
「砲弾よ轟音と共に散開せよ!
散開魔導弾!神龍砲!」
周りの人には見えない、聞こえない、わからないが音にならない轟音と共に魔族は爆ぜた。
因みに神属性魔法は別に声に出さなくてもいいし、技名を言わなくてもいい。要はイメージさえしっかりしていればいいのだがこれは雰囲気だ雰囲気!
「ふぅ………」
「輝夜ありがと……」
修復、回復魔法で普通に戻った。
「わたあめいる?」
「ありがと…」
神属性魔法は通常魔法より当然すごい。
そのぶん、周りの物理ダメージがすごいかかる。
だけど……
わたあめはいついかなる時でも甘い。
ほろほろ溶けてく……たまらない!
「美味しい。ありがとね。」
「そろそろ花火じゃん?」
「ここらへんで花火をみようか。」
「そうだねー。そうしよう!」
ひゅー…………
ばぁぁあーん!
周囲から歓声があがる。
花火は…いいな。
どんどん打ち上がる花火に見とれていた。
そして大きな花火が一発上がると盛大な拍手が上がって幕を下ろした。
「すごかったねぇー」
「そうだね。」
「そろそろ戻ろっか。」
そうしてホテルに戻った。
今日はいろいろと楽しかった。
その頃、叙勲式の準備はちゃくちゃくと進んでいた。




