お祭り1
注意
今回の話はアニメ【ハイスクール・フリート】の要旨を大量に含んでいます。
それが気に入らない方は最初だけ読んで飛ばしてもらって構いません。本文と関係があるのは″ーー″があるところまでです
似たような話が2~3話続くと思います。
飛ばしても大丈夫なように書いていますので。(多分)
イギリスの戦後処理があり一週間後、龍斗たちは日本へ帰ることになった。
そして日本へ向け出港する日・・・
「それじゃエレーナ、そろそろ行くよ」
「・・・・うん、じゃあね。龍斗?・・・、あの、また・・・会えるよね?」
「あぁ、勿論!」
すると、エレーナの顔が、お別れ寂しいというような顔つきだったのが、目に見えて明るくなる。
「ちょっとー!私たちもいるんですけどー!いちゃつかない!」
「いちゃついてないよ?そもそもそのような関係ではないよ?」
と言われ、エレーナはしょぼんとした。
たいして輝夜はエレーナのことをそのように言われ、苦笑しながらもエレーナには失礼だが内心喜んでいた。
もっとも、龍斗は、自分がエレーナとは釣り合わないと思っているのもあっての言葉なのだが。
「それえじゃあまたなエレーナ。」
「あ、うん。またね。」
龍斗たちは大和に乗り込み、日本へ向けて出港した。
大和を旗艦とする艦隊が出向して見えなくなってもエレーナは暫くの間大和が進んでいったほうを、龍斗のほうを見続けていたという。
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航海中にリヴァイアサンの群れの襲撃を受け撃退、赤道付近の島に寄せて点検をしていた。
龍斗や艦長がいる大和の艦橋に大和の機関長が飛び込んできた。
「てーへんだー!てーへんだー!」
「どうした!機関長!」
「機関がどっか壊れていたか?」
艦長と副長が聞くが
「ちがーう!」
と答えた。なので副長は
「じゃあ誰か体調不良か?」
と聞くが
「それも違うでーい!」
「じゃあ何!」
と水雷長が聞く。
すると機関長は満面の笑みで
「大和はもう赤道過ぎてるじゃねーか!」
「赤道?・・・確かに越えているが・・・それがどうしたんだ?」
「そうだよ龍斗の旦那!赤道超えてる!!」
「赤道祭でーい!祭りでーい!!」
「「「赤道祭?????」」」
艦橋メンバーのみんなの声がハモった。