もう、痛いのは嫌です。
献身はもう終わり。
私が選んだのは、
私を殺した男との『共犯』でした。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
「国を守れない聖女など、早く始末されればいい」
そう吐き捨てられ、火炙りの刑に処されました。
死んだはずの私が目覚めたのは、全てが始まる前の朝。
王へ尽くしても、待っているのは理不尽な死と、救われない民の嘆きだけ。
もう、痛いのは嫌です。なので、今度は間違えません。
私は城を抜け出し、かつての処刑人のもとへ走りました。
二度と火に焼かれないために。そして今度こそ、本当にこの国を守るために。
※他サイトでも公開してます。
以前公開していた短編の全面改稿版です。
私が選んだのは、
私を殺した男との『共犯』でした。
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「国を守れない聖女など、早く始末されればいい」
そう吐き捨てられ、火炙りの刑に処されました。
死んだはずの私が目覚めたのは、全てが始まる前の朝。
王へ尽くしても、待っているのは理不尽な死と、救われない民の嘆きだけ。
もう、痛いのは嫌です。なので、今度は間違えません。
私は城を抜け出し、かつての処刑人のもとへ走りました。
二度と火に焼かれないために。そして今度こそ、本当にこの国を守るために。
※他サイトでも公開してます。
以前公開していた短編の全面改稿版です。