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第3話 環境操作
「とりあえず、十話子考案の辺境言語で対応するしかないな」
「十話子さんが、マイナーな本も読む雑食型で助かりましたわ
加護を外された際の対策として、カガリ達は全員の言語を覚えていた。
覚えやすいように十話子がアレンジしたものだったが、それでも即興として意思の疎通は間に合っていた。
加えて音や光、身振り手振りでの情報伝達方法も備えていたため、混乱は少なくすんだのだった。。
いつも圧倒的な破壊をもたらし、混乱をふりまいてきた邪神は、さすがにこれには驚いた。
しかし邪神にはまだ策が残っていたのだ。
邪神は、続いてカガリ達にかけていた環境適応の加護も外す。
大気成分の違いで、カガリ達は本来なら動きが鈍るはずだった。
しかし、そうはならない。
それもカガリが調べていたからだ。
山田が「異世界召喚なら環境適応もデフォ!」と叫んでいたが、無視してきちんと調べた結果だ。
カガリは、元の世界の大気を再現し、あらかじめこの荒野一体に満たしていた。




