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ファイブ 異世界の王女様が世界を救うために一生懸命すぎるんだが  作者: 仲仁へび
第1部 異世界の王女様が世界を救うために一生懸命すぎるんだが

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第11話 実戦



 目線「十話子」 場所「町の中」


 異世界に召喚されて、それなりに慣れてきた頃。


 十話子達は、練習でモンスターと戦う事になった。


「今日は城の外に出ていただきます。初めての事で不安でしょうから、困った事があれば遠慮なくいってくださいね。ではこれから細かい注意事項を……」


 団長の説明で、城の外の事を把握する。


 異世界といっても特に現実世界と変わったところはないように思えた。


 気をつけるべき事は、貴族に出会ったら礼儀として礼をすること。


 道に生えている紫色の花は、異世界の人間には毒なので、嗅いだり、触れたりしない事。


 十話子たちは物騒だと思ったが、この世界では当たり前に生えている草らしい。


 十話子は、前に異世界から人がやってきた人が食べた事があるのだと察した。


「きっと山田みたいな奴に違いないし~」

「右にまったく同じくだし~」

「失礼な!」


 十話子は、不思議に思った。召喚された者なら誰かが面倒を見てくれているはずなのに、と。


 道の雑草を食べるほど、経済的に困窮することがあったと考えるのが自然だが、納得はできなかった。


 十話子が不思議に思った事はまだある。


 よくある草で、それも雑草らしいのに、城の中では一つも見かけなかった。


 かなりこまめに管理していないと、それは難しいのではないかと思っていた。


 その疑問を口にしなかったのは、それで新たに城の者たちへの不審感を感じたから。







 賑やかな町の中を通っていく。


 町の者たちは、兵士に守られているのが子供だと知って不思議そうな顔をしていた。


 勇者の存在は、人々には隠されているらしい。


 そんな十話子達は、兵士たちに連れ添われて町の中を通り、外へ出た。


 大きな門の外は、どこまでも広がる草原があった。


 たまに腰の丈ほどの茂みがあって、そこからゼリーみたいな生物が出てきた。


「これはスライムだね。ラノベではよくある事だよ。メタルとか色が違う奴は、強かったり、経験値が豊富なんだ」

「えー、知らない」

「そうなのふーん」


 物知りなクラスメイト山田の知識披露の話は大体あっていたようだ。


 団長が感心したように言う。


「その通りです勇者様、ただしここでは赤い個体が希少になりますが」






 とりあえず、スライム数体と戦ってみることになった。


 それは、


 十話子達の初めての実践戦闘だった。


 兵士達に護衛されながら、だが。


 スライムは雑魚モンスターらしい。平原にいたのは、そんな個体ばかりだったこともあって、十話子達は難なくモンスターを撃破した。


「さすが勇者様ですね!」


 団長はとても感心したような様子だった。






 戦闘をこなした十話子は、スライムが水たまりで素早くなることを発見した。


 攻撃力はなかったが、素早くなったので少してこずった。


 そのため、水のない場所へおびきだすか、氷魔法のクラスメイトに魔法をつかってもらうように提案したが。


 また、いろいろな魔法を試した結果、炎魔法が一番効果的だと気づいた。


 それからは、炎の魔法を使えるため、十話子が少し忙しくなった。



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